棒ヤスリ
 基本的な工具で誰でも知ってますが、見てのとおり鉄製のヤスリです。良い物を買って置いた方が良い道具の一つですね
 応用次第でモデリング等の本来用途以外に使えます。僕は紙ヤスリとか各種カッターで代用してるんであんまり使いません。
 ホームセンターとかに行くとダイヤモンドパウダーを電着させた物がありますが細めと粗めがあり、またパウダーの粒子が不揃いな物も散見するので買う場合は気をつけて下さい。


紙ヤスリ
 とても基本的な工具で説明するのも気が引けますが見てのとおり紙ヤスリです。サンドペーパーとも言いますね。作業に応じて必要な大きさに切り分けておくと便利です。裏に番号を書いておくと作業時に迷う事がないです
 目の粗い(番号の小さい)物から、目の細かい(番号の大きい)物まで種類は豊富にあるので、なれないウチはセットで買う方が良いでしょう。

 プラモ用には耐水ペーパーと呼ばれる種類の物が良いでしょう。これは名前通り水に耐性があるので、ぬらして使います。
 何故濡らすかというと、水で摩擦熱を押さえてパーツが溶けないようにするためや、削りカスの粉が飛ばないようにするため、目詰まりしないようにするため等です。特に耐水ペーパーによる摩擦熱対策はリューター等機械を使用しての研磨作業時には重要になります。

ピンバイス
 素材に穴を開けるための手動のドリルの本体です。ドリル刃を付け替えて使用します。
 ピンバイスにもやはり色々な種類がありますが、最初の一本は操作性が「タミヤ 精密ピンバイス」を選ぶ方が無難です。何処でも売ってるますし…。個人的に田宮製の工具は基本的に高いので嫌いなのですがこれに関しては物が良いので文句はありません。ピンバイスには1mm以上のドリル刃を使用出来る物と、1mm以下の極細ドリル刃を使用出来る2タイプありますので購入する際には注意が必要です。
 ピンバイスに使用するドリル刃については、田宮製にこだわらないのであれば、ホームセンターなどでセット物を購入した方が安価に量が揃えられます。

リューター(モーターツール)
 素材に穴を開けたり、削ったりするための電動のドリルです。ピンバイスがドリル以外に能がないのと違い、アタッチメント交換で様々な用途に使えるとても便利な工具です。
 これ一つあるとヤスリがけ、バフがけ、穴開け、切断、錆落としetc..とかなり重宝します。

 プラモで使用する工具の中では最も高価な道具のウチの一つですが、プラモ以外でも仕様用途が沢山あるので買って置いても損はないです。
 出来る限り回転数が無段階で変更出来る物で、少しコードが邪魔になりますが電圧が安定している有線タイプを選びましょう。電池式の安物はすぐに電圧が足りなくなって回転が止まったり、アタッチメント交換の幅が狭かったりします。どうせ買うならそれなりに良いのを買っておきましょう。

歯ブラシ
 使い古しの歯ブラシです。
 コンパウンドのカスやちょっとしたウェザリングなど仕様用途は多々あります。あくまで補助ですね。一本あれば便利です

プラ板(プラ板ヤスリ)
 厚めのプラ板に両面テープで紙ヤスリを貼り付けたものです。このように加工する事で紙ヤスリでもちゃんと平面を出す事が出来ます。
 別に棒ヤスリ(平型)でも良いじゃんって思われるかも知れませんが、棒ヤスリだと削りすぎる事が多く、パーツを傷つけてしまい、修復にもかなりの手間が必要になるためです。

 平面の物ならばどんな物でも良いです。でも使用する面や長さなどで何種類か作っておいて使い分けるため、加工が容易なプラ板を使用しています。

コンパウンド
 塗装にてかりを出すために使用する極細コンパウンドです。頑張ってコンパウンドを付けて磨くとかなり美しい光沢を得る事が出来ますが、僕はめんどくさい事が大嫌いなのであまり使用しません。

 コンパウンドはクリームに極小の何か虫みたいな小さな粉が入っていて乾くと非常に鬱陶しいです。

けがき針(自作)
 すじ彫り用のけがき針です。買うのがもったいなかったのと、買い物に出かけるのがメンド臭かったことから自作した物を使っています。
 写真下を見てもわかるとおり、使い古しのシャーペンにあまり先の尖ってないなまくらな針を刺して自作してます。他にもピンバイスに虫ピンの針を刺して代わりに使うなど身近なもので割と代用が効きます。もったいないから作りましょう。

テンプレート
 すじ彫りなどに使うけがき針ようの型みたいなものです。本来用途は消しゴムかける時にいらない部分を消さないようにする道具だったと思いますが、勝手にそんな風に応用させてもらってます。
 エッチングで作られた物であればパーツの曲面に対応出来るます