3835d1b9a5-1252913381.png うんちくパート

 ハセガワ
  「干ばつ時には貴重な食料源だった死体も、
  農業技術と村社会の発達とともに嗜好品に変わっていったの。
  つまり、あえて食べなくても良い状態でも人を
  食べるようになったわけね
   当然、貴重な労働源を無駄にする貧乏人はいないから、
  裕福な人間。貴族や王族だけがそれを行えた。
  そして対象に対して質を求められるようになった…
   当然よね。王族が腐った死体を食べる分けないもの。
  それはわかるわね?
   それに味を求められるようになって、
  こった料理法が開発されていったわ。
   中国の北宋代の料理書には両脚羊と言う人間料理の項目が
  一般的で有名よ。


「チーズの話」  第3話


 手紙を書く。
 お母さん達から返事はまだ一度も来ない。
 もしかしたらまた戦闘が始まったのだろうか、
 お姉ちゃんのようにみんな何処かに連れ去られてしまったのだろうか。
 不安はつきない。
 だから沢山手紙を書く。
 一杯字を覚えて、もし叔父様が許してくれるなら、勉強をたくさんして役人になりたい。
 そしたら、故郷に帰れるかもしれない。
 でも、時々思う。
 私の手紙は送られてはいないのかもしれない。送られる事なく、捨てられているのではないか?
 私は優しい叔父様の事を思い、不安を否定して自分を責めた。

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