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うんちくパート
ハセガワ |
「チーズの話」 第9話
それから長い間、叔父様は帰ってこなかった。
おばさんも口をきいてくれないし、食事も2日に一度位しかもらえなくなった。
誰も来ない部屋。私は寂しさと空腹を紛らわすために、また一人遊びを始めてしまった。
誰も来ないことをいいことに、私は体中をまさぐって色々試した。
そして感覚の波に乗ることと、絶頂を覚えた。
それからはまるで虜になったようにそればかりした。
おそらく私は悪魔に取り憑かれてしまったのだろう。
絶頂を迎えるたびに、襲ってくる罪悪感。
それでも一人遊びをやめられなかった。私は自分の心の弱さを呪う。ある日、夜におばさんに身体を拭いてもらって、下着を替える時…
おばさんが「まるで犬ね」と言った。