どこかのお城の一室にいる。まるで牢屋のよう。
女の子であることを否定された日から私の心は少し不安定になっていた。
ずっと我慢していたから、誰もいないことをいいことに大声で叫んだ。
何度も叫んだ。
何も変わらなかったけど、ちょっと気持ちが良かった。
そして考える。
倒れた私に駆け寄ったときの、心配そうな表情とは裏腹の感情のない瞳の意味を
…嫌われた
おじさまの都合も考えずに、プルスカルに宛てた手紙だっていいわけにして真面目なおじさまの性格を見越して、たくさん手紙を送りすぎたんだ
しつこい子だって嫌われたんだ…
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