大人達に捨てられてから、ソメイヨシノさんは少しずつやせ細っていきました。
近くのアスファルトの道路のせいで根に力もなく、日当たりもあまり良くない場所だったからもう満開の花を咲かせることは難しい。
栄養もろくに吸収できず生きる証明も残せないまま、ただただ寂しいと呟くだけの怠惰な日々を過ごすソメイヨシノさんの事を娘さんはあまり快く思ってませんでした。
「いつまでもそうやって心を無くしているつもりですか?」
「そうね。どうせこのまま腐っていくだけだし、夢見ながらぼっとしてる」
「まだあなたは病気にもなってないし、栄養が足りてないだけで寿命が尽きた訳じゃないでしょ」
「長生きするあなたたちには分からないでかもね…」
「はぐらかさないでください。そうやって逃げてるからあなたはいつまでたってもショートスモールなんですよ!」
「べつに私は花さえ咲かせられればそれでいい。花も咲かせられないお子様に言っても分からないでしょうけどね」
「はぐらかさないでください!」
「とろころで…可愛い下着ね。」
「あぁ、大事な時期だからお腹を冷やしちゃダメだっていったから…はき始めた」
ソメイヨシノさんは素早く娘さんの股間に手を突っ込んで、思いっきりそれを引っ張っりました。
足を滑らして転んだところを首根っこを押さえてさらに引っ張る。
「つぼみを作る準備を始めたって事は来年には花を咲かせるんだから、練習させてあげる」
痛がる娘さんを尻目に、右に左に、グラインドさせながら緩めたり振動を与えたりして、娘さんがぐったりするまで引っ張るのをやめませんでした。
ソメイヨシノさんはやめたと見せかけて、ホッとしたところを再開して、本当にぐったりするまで引っ張るのをやめませんでした。
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