|
(1) |
巻き付け法 |
: |
溶けた色ガラスを棒に巻き付けて作る方法 |
|
|
|
|
・・・・・今回の方法です。
上記のように堺や大阪では,古くからガラス玉等の製造技術があり,明治時代から本格的にガラス産業が始まりました。その際,「色ガラス棒」が必要となり多くの工場で作られるようになりましたが,今では昭和2年開業のS硝子製造所(和泉市)が日本で唯一の製造所となっています。
色ガラスは,珪砂(シリカ,SiO2)にソーダ灰(酸化ナトリウム,Na2O),石灰(酸化カルシウム,CaO)が主成分で,他に金やコバルトなどの顔料成分が溶かし込まれます<文献2>。 |
|
|
|
|
|
|
(2) |
鋳造法 |
: |
鋳型(多孔土盤)に粉末ガラスを充填し,二度焼成を行って作る方法 |
|
|
|
|
・・・・・20年ほど前から,以下の広い範囲の遺跡で「多孔土盤」というトンボ玉製作用鋳型が出土し(注),古墳時代初期の4世紀から奈良時代の8世紀まではこの方法でトンボ玉が作られていたようです。この多孔土盤を使った実際の方法については,以下のように考えられています<文献1>。
(a)多孔土盤中央に,燃えて灰として残るような植物性の茎や軸を立てる。
(b)微細に粉砕したガラス粉体を充填する。
(c)一段めの焼成:400〜500℃で40分間⇒(a)の茎/軸を焼失させる。
(d)二段目の焼成:800℃で10〜15分間⇒ガラスを溶かす。
(e)徐冷する。
(f)全体を研摩する。
|
|
|
|
|
(注)<多孔土盤出土例>
平城京・平城宮(奈良市),藤原京飛鳥池遺跡(明日香村),布留遺跡(天理市),上野宮遺跡・谷遺跡ショブ地区(桜井市),四条大田中遺跡(橿原市),讃良群条里遺跡(寝屋川市),豊島馬場遺跡(東京都),鶴ヶ丘一号墳(木更津市),福岡県の某遺跡など
|
|
|
 |
|
 |
|
| 藤原京 飛鳥池遺跡出土品<文献1> |
|
平城宮 宮の東大溝出土品<文献1> |
|
|
|
|
|
|
|
(3) |
引き伸ばし法 |
: |
太めのガラス管を一旦作り,それを引き伸ばして細くし,冷却後,必要寸法に合わせて切断・再加熱し,角張った角を丸めて作る方法 |
|
|
|
|
|