雨乞岳(再挑戦)1991年5月14日

 

3月に残雪のため諦めて帰ってきた雨乞岳に再び挑戦。
今回は、甲津畑から杉峠を経て登るコースではなく、鈴鹿スカイラインの稲が 谷橋から入り、
沢ぞいの道を一気に登るコースをとりました。  

この日は、やや下り坂の天気と言う予報でしたが、なかなかの好天気で、気分 よく行動を開始
したのも束の間、一歩間違えば谷底という急登(木の根に必死にしがみついて の上りです。
小生高所恐怖症のけがあり、足の下が見えるところでは、生きた心地がしない のです。)に、
この先どうなるのやら、不安が頭をよぎりました。  

しかし、やがて、沢に沿った快適な登りになり、あたりの植物を眺めながら、 これで前回の憂さ
晴らしが出来ると内心ニンマリ。

最後に砂ザレの急登と、クマザサのブッシュをぬけ、右手に東雨乞岳、左手に 雨乞岳という鞍部
に出ました。ここまで約3時間。  

とりあえず、目的のピーク雨乞岳(1238m)を目指し、ここから15分後 に頂上へ到着。
展望はあまりききませんでしたが、それでも、東側は、鎌が岳の雄姿と鎌尾根 が素晴らしく、
大いに満足したのでした。

ここで、3人も子どもを連れたお父さん、女の子を連れたご夫婦の2パーティ ーに出会いました。
お父さんの方は、2泊3日の山歩きだと言うことでした。3人も子どもを連れ てすごい!の一言。  
この後、360度のパノラマが素晴らしい東雨乞岳で、昼食をゆっくりとり、 帰路についたので
すが、東雨乞岳からは、釈迦が岳、国見岳、御在所岳、鎌が岳など、鈴鹿の南 部の山々が一望でき、
つい、下山が遅れてしまったほどでした。

下山には、同じ道を鳥を見ながらゆっくり帰って3時間を要しました。  

もっと色々な花がみられると良かったと思うのですが、それでも初夏(まだ春 か?)の緑の中をふ
んだんにある沢の水にも触れながらの山行で、とても幸せな気分でした。

小さな沢に太陽の光がきらきらと跳ね返る様は、まるで、沢がきらきらと音を たてているようです。  

これでしばらくは仕事に熱中できる・・・かな??                           


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