鎌ガ岳(かまがたけ)1991年7月7日

 

御在所岳は、ロープウェイもあり、湯の山温泉とともに鈴鹿の中でもよく知ら れた山ではないかと思います。

実は今回は、1日でこの御在所岳と、武平峠をはさんで反対側にそびえる鎌が 岳の両方を登ってしまおうと
いう欲張りな計画を立てていました。なお武平峠は鈴鹿スカイラインから簡単 にはいることができます。  
しかし、予定は未定といいますか、1日休みをとることが出来ず、土曜の午後 から天気を見ての出発となった
ため、「鎌が岳」のみを目指すことにしました。梅雨の合間の僅かな晴れ間を 狙って行ったというかたちです。  

2時すぎに武平峠下の駐車場を出発し、約10分後、御在所岳・湯の山温泉・ 鎌が岳・雨乞岳を示すしっかり
した道標を横目にみながら、急いで鎌が岳を目指しました。  

これまで歩いた中では、最も良く踏まれた歩き易い道を行くと、スカイライン を走るバイクの音を足元に、御
在所岳が大きく全容を見せてきます。 
進む先には、大きな岩が露出した鎌の頂がせまります。  
この日は、最後に小休止したところで、熱心に写真をとっておられた方とこの 後同行することになりました。
61才だとおっしゃってましたが、なかなかお元気で、いろいろと山行の思い 出を話して下さいました。 
三重県の鈴鹿市にお住まいで、月に1回くらいは山へ入っておられるとの事で した。もっぱら御在所だと・・・。

頂上へ到着したのは、3時40分。無数のとんぼが出迎えてくれましたが、こ んな所になぜ???。
まさに蠅がたかるごとく頂上付近に群がっています。 1時間余りの歩行です が、岩場、鎖場もありなかなかお
もしろい登りでした。  

頂上では、ほぼ360度が見渡せ、三重県側の景色も良く、なんといっても目 前に展開する鎌尾根の起伏には
心踊るものがありました。しかし、一人ではちょっと恐いなあ・・・というの が正直な感想です。

ここで、コーヒーを一杯すすって休んだ後、お互いに写真を撮り合って下山。  

下りもたくさんの話を聞かせていただき、下の駐車場へ着いたのは5:30頃 になりました。  

土曜日の午後、久しぶりの山行と、思わぬ同行者に恵まれ、楽しい半日を過ご すことが出来ました。                          


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