風越谷からヒロ沢 1991年8月17日

   
慎重過ぎるかと思いつつ、まずはヒロ沢まで様子を見にいく事にしました。
もちろん、釈迦が岳へ登るための下見です。

風越谷からはいることにして、家を出たのが8:40。登り口に着いたのが、 9:10。
着いてみてびっくりしたのは、風越谷と愛知川の出会いのやや下流の川原が、 「神崎川キャンプ場」
なるものになっていて、キャンパーでにぎわっているばかりか、林道に駐車す るのに、駐車料300円
が要求されたのであります。 自分は、山へ入るために来たのであって、キャ ンプをしに来たのでは
ないという小生の主張はついに聞き入れられませんでした。
料金を「払って」、「草ぼうぼう」の路肩に止め、9:30、登山道に入りま した。  

日曜日だというのに、山の中では誰にも出会わず、静かなものです。唯一2体 のお地蔵さんに出会いま
したが、我が子のことを思うと、こういう所でつい合掌してしまいます。 
さらにいくと、よく整理されたところに祠が一つ。これはどういうものなのか よく分かりません。  

コンクリートの堰堤を3つ越え川原へ出たところで、道がわからなくなり、ル ートファインデングの為
に小休止。しかしよく分からず2つ目の堰堤の川原まで引き返し、再びここへ 戻りました。 
さらによく調べると、どうやら崖の上に道らしきものが見えるので崖を這い登 ってみるとなんと、立派
な林道に出ました。ここで雨に降られたのですが、丁度林道工事の小屋が近く にあり、ここへ飛び込ん
で雨具を着て前進。 

林道を少し進むと、瀬戸峠への道標がありほっとしました。ここでもう11: 30。左側の山の中へ入
り急登です。心臓が破裂しそうになったところで、峠らしき所へ出ましたが、 何の道標もなく、小休止
の後、さらに前進、11:55。また、峠があり、ここに羽鳥峰を示す道標が 一つ有りました。
こちらが瀬戸峠なのかも知れません。

途中、あまり見たことの無い小さな花が2種類有りましたが、ゆっくり見てい る余裕がなく残念でした。  

しかしここからが問題で、『イシロ谷の源流を横断しながら行くと、下りは早 く一気に神崎川の平坦地
に着ける。』・・・『峠を神崎川へ下ると平坦地が両岸にあって、休み場やテ ント地に絶好の場所を提
供している。』(「鈴鹿の山と谷」より)というのを期待して進むのですが、 2ヶ所ほどの崩壊地を越
えて行くとほとんど水の無い谷に入り上へ上へと赤いテープが付けられている のです。神崎川の平坦地
??どこやそれ???という感じ。 
暫く登ってみたり引き返してみたりしましたが、どうも時間的にもガイド地図 等の記述と異なるため、
ここで諦めることにしました。 

雨も一向にやむ気配がありません。 あの谷を登ってみるべきだったかという 思いがなかなか消えないま
まに、風越谷の一番下の堰堤上の川原まで下りてきました。  

雨が上がったので昼食をと思うと再びどしゃぶり、雨具を脱いでいたのでいっ ぺんにドボドボになってし
まいました。「まあ、こんな日もあるさ。」と木の下で雨宿り。次に雨が止ん だ一瞬の隙にラーメンをか
きこんで下りました。  

山から出てみると、晴れ間が出て、川原ではキャンプの人達の歓声が聞こえま す。
車に到着したのは2:30でした。  
頭から、靴までびしょびしょの為、全部着替えてさっぱりしたところで、川原 へ下りて1時間ほど遊んで
帰りました。  
今度は、2万5千の地図を買ってよく読み直してから、もう一度行ってみよう と思います。
釈迦が岳はもうしばらくお預けですね。  
今日は、全然面白くない1日の報告でした。オソマツサマ。  


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