十六号 |
覚悟はしていましたが、堀田さんに突きつけられたカードは赤……。何試合ぐらい出場停止になるのかが気がかりです。審判に暴言を吐いたわけではありませんし、一試合ぐらいで済めばいいのですが。 山形戦の主審は、堀田さんのことを「君ほどの選手」と言いました。たぶん、審判や他チームの選手やETUの人たちと、堀田さん自身とのあいだで、堀田健二という選手の評価には大きな差があるように感じます。ETUがこのまま引き分けたり、負けたりしたら、堀田さんが責任を感じてしまいそうで心配です。もちろん、ETUの勝利を信じたいですが。 ハシラの人物紹介では、山形のFWが菅野&丸岡とひとくくりにされていました。「こう言ってはなんだが田舎臭いのがいい」って……誉めてるんでしょうか? クロ○ナギさんがパーフェクト。あの番組の一番の不思議は、彼女の正解率の高さだと思います。 |
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十五号 |
表紙は笑顔の達海監督。昨年のモーニング十号の表紙アオリ分は「監督ってスゲーたのしい」でしたが、今回のアオリ文は「監督って面白い」でした。 単行本四巻で「歩く場所すべてが24時間戦場」とまで言われた達海監督が、相手を出し抜いたときや試合に勝ったときとは違う満面の笑みを、心を許した誰かの前で見せることはあるのでしょうか。 大阪ガンナーズ戦でサポーターの声を聞いていたように、黒田さんは地獄耳です。赤崎くんの問題発言もバッチリ聞かれていて、後でモメ事の種になりそうな気がします。 これは堀田さんにカードが出るのでしょうか? 赤? 黄色? シュートを外した後、瀬古さんがレフェリーに苦情っぽいことを言って、すぐに取り消していたのも、もしかしたら判定の伏線なのかもしれません。 先週から始まった「鬼灯の冷徹」ですが、ハシラで行われていた実験を、私もやってみることにしました。 地獄のジャイアント・キリング:日本語に訳すと地獄の大物食い。何だか字面が怖いです。 地獄のパッカ:マスコットに乱暴を働いた人たちにお仕置きをします。 地獄の持田:あの笑顔で四方八方から迫ってきます。 地獄の社長・島耕作:モテて出世します。 |
十二号 |
山形戦の後半は接触が多いようです。達海監督と松原コーチの。お腹に続いて監督が手を出したのは両瞼。目を突かないか、少し気がかりです。達海監督の行動は、ハーフタイムの時に「清々しい目覚まし」に誘ったのに松原コーチが付き合ってくれなかった腹いせなのかもしれません。 FWの丸岡さんと菅野さんには、CB二人が付いていますし、瀬古さんは堀田さんが、小森くんは村越さんが、それぞれマークしています。メンデスさんが攻撃に参加したときに、それを止められる選手がいないことが、ETUの不利な点だったのでしょうか。メンデスさんを二人で抑えようとすれば、当然、山形の選手が一人フリーになってしまう。小森さんにボールが渡ったからといって、いきなり山形がゴールを決めるとは思いませんが、小森システムの行方が気がかりです。進化するなら、ETU以外との試合でお願いします。 ゲキサカのインタビューを読んだときの印象だと、ツジトモ先生は週刊連載を休まないことに誇りを持っているように感じられたので、連載二百回を前に二回休みがあることが、驚きでもあり、残念でもあります。ジャイキリ特別企画に、描き下ろしなどはあるのでしょうか。 |
十一号 |
フェイントにはリズム感が大事。だからサンバの国ブラジルの人はサッカーが上手いのでしょうか。ですが東京ヴィクトリーのレオナルドさんは、サンバが上手く踊れないという弱点が明らかにされています。実は太鼓を叩くのが得意なのかもしれませんが、ボールの扱いだけではなくテンポやリズム感という音楽分野までも要求されるフットボーラーは大変だと思いました。 丸岡さんは弟キャラなのに、菅野さん相手にかなりキツイことを言っています。弟とは必ずしも兄や姉の言うことをきくものではありませんからね。 達海監督が、前半とは違って選手に細かく指示を与えていることに関係があるようですが、藤澤さんが感じ取ったETUの危惧、「あのこと」の見当がまるでつきません。緑川さんと椿くんの不在? それともケン様のスーパープレー? |
十号 |
達海は、松ちゃんのお腹をギュッとつまんだ。 ピッチに視線を定めたまま、達海の手は黒い布地ごしに松原の柔らかな肌を弄んでいた。 言葉を変えただけで、一つのシーンから受ける印象は違うものです。とりあえず達海監督は、松原コーチのお腹をつまむのを止めてあげてください。 その松原コーチの紹介に、なぜかハートや☆が使われています。松原コーチはETUの人だけではなく、モーニングの編集さんにもいじられ、いえ、愛されているのですね。 タッツミーの「嫌な奴っぷり」は、後半になっても衰えないようです。小森システムにどのように対処するのかと考えてはいましたが、既に計算済みだったとは思いませんでした。まさかこのまま、山井さんの予想が的中するのでしょうか……? |
九号 |
山井さんの予想は、ETUが後半、苦戦するフラグとしか思えません。その予想を覆して、「ほら藤澤ちゃん、俺の言った通りだったろー?」と試合終了後に胸を張ることになるのか、言い訳をしまくって藤澤さんに呆れられるのか、二人のやりとりに注目したいです。 山形には存在感のあるゲームメーカーがいない。けれども、チームが一部リーグで勝っていくためには、小森くんにゲームメーカーとして働いてもらわねばならない。たとえ彼が、佐倉監督をナメきっていても。 普段、物静かな人が声を荒げるのは、やはりインパクトがありますが、ホワイトボードを叩いた手を痛めるのが佐倉監督らしいです。彼の場合、突き指をしていないか、指の骨にヒビ入っていないか、そんなことが心配になるのですが。 達海監督が言っていた「キーマン」が小森くんならば、ETUは後半も、彼に仕事をさせないようにするでしょう。ただ、山形のシステムの変更と、それに至った佐倉監督の心境の変化、リスクを冒して攻める覚悟は、達海監督の予想を越えたことだと思うのです。佐倉監督は達海監督の眠気を吹き飛ばすことができるのか、後半の展開が気になります。 丸岡さんが「弟キャラの天然系」と紹介されていました。菅野さんの子分というか、弟キャラだとは思うのですが、天然系というよりも、都会の男に言葉巧みに騙されてしまう、田舎の純朴な青年に見えます。 |
十八巻 |
表紙は子どもサポーター。マーちゃんはテッタくんの後ろに隠れています。コータくんたちよりも年下ということも関係があるのかもしれませんが、基本的に大人しい性格なのだと思われます。 マーちゃんとヤマさんの親子をパッカ君がおもてなし。彼は雨の中でも元気だったという衝撃の事実が明かされました。十一巻でも雨に打たれていた彼は、従来のマスコットの常識には当てはまらない存在なのでしょう。 ガブリエルくんの日本語教室は、センセイたちが個性的で楽しそう。クールな「漢字」に興味を持った結果、謎のタトゥーを入れないように気をつけて欲しいものです。 |
八号 |
私は六号の感想で「有里ちゃんはハーフタイム中に監督の眠気を吹っ飛ばしてあげてください」と書きました。有里ちゃんはそれを実行しましたが、まさかあんな乱暴な方法を取るとは思っていませんでした。椿くんがあの光景を見れば、世良くんや清川くんのようにショックを受けていたことは間違いないでしょう。 夏木さんはホームでの大阪ガンナーズ戦の前にも、有里ちゃんが達海さんを一撃でノックアウトするシーンを見ていますし、オールスターでも一緒に行動していましたから、密かに有里ちゃんのことを怖がっていたとしても、やむを得ないような気がします。 小森って、誰やっけ……?と、過去のモーニングを読み返しました。佐倉監督が試合開始前にスッ転んだときに「ヘタレすぎる」と呟いた人でした。試合の前半はケン様とメンデスさん、丸岡さんと菅野さんのコンビとオーバーアクションの瀬古さん、キャプテンの大倉さんあたりが目立っていたように思います。彼が達海監督の言う「前半、影を潜めたキーマン」で、椿くんが言うところの「ミスはしていたけれどもなんか上手かった人」なのでしょうか。 |
七号 |
世良くんのゴールでETU先制! Get Goal Sera! と先週書いてあったのに、編集さんを疑って、少しだけオフサイドを心配していました。 相手を乗せて、いい気分にさせたところで、コロリとひっくり返す。本人が「嫌な奴っぷりでは俺は負ける気しねえんだよ」と言い切ったように、達海監督は本当にいじめっ子です。サッカーの監督に「いじめっ子成分」が必要なのだとすれば、佐倉監督にはそれが少ないように思いますし、達海監督と競えるぐらいの「いじめっ子成分」を持っているのは、磐田の倉茂監督ではないかと思います。 松葉杖で熊田さんたちを突付く緑川さん。達海さんが寝てる姿がテレビに映っていないか心配です。黒田さんには、大あくびしてる姿を見られていますし。 一対〇で前半終了。佐倉監督も修正してくるでしょうし、ケン様やメンデスさん、そして「ミスはしていたけれどもなんか上手かった人」のいる山形が、このままETUを勝たせてくれるとも思えません。ETU側では、ベンチ入りした殿山くんとガブリエルくんの活躍がまだですし、両チームの、とくに監督のハーフタイム中の姿が楽しみです。 |
六号 |
自分よりも年下の対戦相手を「様」付けで呼んでしまうところに松原コーチの人柄が感じられました。 五分と言いつつ、達海監督は前半終了まで寝てしまいそうですが、ベンチに座りこんでコーチたちに囲まれている姿に、カメラが向いていないか気がかりです。テレビに映る姿やネットに掲載された写真が、「あいつ(達海監督)何やってんだ」と議論を呼ぶ予感がします。広報も本当のことは言えないでしょうし、有里ちゃんはハーフタイム中に監督の眠気を吹っ飛ばしてあげてください。 ゲーム内容は、今のところ達海監督のほぼ予想通りに進んでいる様子。赤崎くんが狙われて、バテ気味だったのも、作戦のうちだったのでしょうか。 メンデスさんの重々しい口調が、RPGに登場するボスキャラっぽいです。ケン様はエンディングを見た後にイベントが起きる隠しボス(一定の条件を満たせば使用可)。東京の持田さんは、もちろんラスボスです。 |
四・五号 |
今週のプレゼントはB3サイズのメモパッド。キメ顔のアップで「そうじ、片付け一切無用!!」と言い放つ達海さんと「何バカなコト言ってんのよ、ちゃんと掃除して!」と叱りつける有里ちゃんの姿が容易に想像できるのは達海さんの日ごろの行いのせいでしょうか。 普段の不摂生に山形の暑さが追い討ちをかけたのか、達海監督は頭が働かない様子。山形戦は達海監督と佐倉監督の対決というよりも、事前に授けられている作戦プラス状況に応じた自身の判断(神戸戦後半では、清川くんと椿くんがポジションを変えていました)とで選手が行動できるチームと、個々の能力は高くはないものの、優れた監督のもとで意思が統率されてるチームの戦いなのかもしれません。 丸岡さんの、菅野さんへのジャイアント・キリングは果たして成功するのでしょうか。いつかはケン様を越えるぐらいの気持ちでいて欲しいものですが、やっぱりキングはかっこいいので、若い者の成長を見守りながら、越えられない壁として、まだまだ日本サッカー界に君臨していて欲しいです。 |
二・三号 |
黒田こけしや、単行本十七巻の愉快なグッズは、ETUの選手の精神面を強化するために開発されたんですよ! 嬉々として「椿大介ハンドバッグ」をデザインする達海監督の姿が目に浮かぶようです。五種類のカバンの中で、一番使いどころが難しそうなのは、ブリーフケースではないでしょうか。 攻めているETUに、なぜか失点の予感が……。佐野さんが「アグレッシブだけど時々ポカもやる」とコーチに評価されたせいでしょうか。日本フットボール界のカリスマにスポットが当たりながら、次回に続いたからでしょうか。 赤崎くんをバテさせるのは、佐倉監督の作戦だった模様。試合中も作戦盤を見ながら考えをめぐらせていますが、彼の立つテクニカルエリアに、ボールが飛んでこないか、それが心配です。 祝! 「地獄の沙汰とあれやこれ(仮)」連載スタート。鬼灯さんの鬼っぷり(地獄の鬼ですが)が好きです。 |
一号 |
達海さんが高校入団なら、有里ちゃんと出会っていたのは小学校低学年のころかなと思っていたのですが、その時のあかさきりょう君は、どうしても幼稚園か保育園に通っている計算になります。生まれ育ったのが浅草の近くなのかは分かりませんが、ETUのサッカー教室に参加して、ビブスに着られながらボールを蹴っていたら、突如、乱入したトップチームの選手に大人気ない真似をされて、ソイツを見返すためにサッカーを始めた……などという過去があるかもしれません。 諦めていたようで、実は諦めきれていなかったもの。 そうしたものを心に抱えている人は、決して少なくはないと思うのですが、佐倉青年は達海猛のプレーをきっかけに、再びそれに向き合い、自身の未来に繋げました。 トップチームの監督に就任し、チームが結果を出すことで、彼の努力と情熱は実を結びましたが、一度ダメだったものに、別の形で挑戦するのには、勇気や覚悟が必要だったと思います。 そして、リーグジャパンの指導者ライセンス制度が気になります。佐倉監督がフットボールクラブの事務アルバイトだったように、有里ちゃんや広報の青年も、頑張ればプロの監督になれるのでしょうか……。 ピッチを俯瞰するというイメージは、佐倉監督と共通しているかもしれませんが、言葉の力、説得力を重視する佐倉監督とは違い、一時の混乱を招いても、選手自身に気づかせるために、あえて言葉を使わないのが、達海監督という人です。二人の監督の違いが、試合中、どのような形で現れるのかが楽しみです。 |