五十二号 |
姜選手の日本語が上達しています。「お言葉ですが……」などという敬語がとっさに出てくる人は、日本人でも多くはないでしょう。これがネルソン監督の言う「伸びしろ」なのでしょうか。 椿くんからの長いボールを宮野くんが受ける。二十一巻で明かされた、二十歳コンビの仲良し設定に何となく心が和みます。そしておいしい所を持っていった吉田さん。このゴールで試合は決まったのでしょうか。 鬼火に丁で鬼灯。閻魔様は普段、鬼灯さんに手ひどく扱われていますが、二人にはしんみりするような過去があったのですね。「せいさいをくわえる」を有言実行する鬼灯さんパネェっす。 壁と向き合わなきゃ壁は越えられない。何も書けなくても、そこから逃げてはいけない。ちょっと小説が進まないからといって、ネットやゲームで気分転換を図ろうとする私に、俊一郎さんの爪の垢を下さい。 |
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五十一号 |
この国にサッカー文化が根づき、人々のサッカーを見る目が肥えた。そこにフットボールがある幸せ。Priceless.カード会社のCMではありませんが、人々がそうしたものを楽しめるのは、スポンサーのおかげです。 笠野さんがそうした情の面で働きかけるのに対して、会長や後藤さんが理の部分、ビジネスにおけるメリットを副社長に説く展開を期待していたのですが、今回の話の締め方を見ていると、望みは薄いようです。 何年か前も、今ぐらいの時期に「神の雫」が表紙になっていましたが、ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日に合わせていたことを知りました。 知識がないせいもあるのでしょうが、芸術は分からないものです。ただ、正確さが求められる説明書には、不合理や超現実を表した絵は向いていないのではないかと思いました。 |
五十号 |
有里ちゃんがあれだけ大騒ぎしていたのですし、普段、会長やGMと試合を観ている副会長がピッチサイドに降りてきているのですから、いくら達海さんでも、フロントに何らかの動きがあることぐらいは気づいていたと思います。また、夜にでも後藤さんを捕まえて、「なー後藤。昼間の練習の時、有里の肩抱いてたけど、あれ何? 痴話ゲンカ?」とでも問い質せば、たちまちボロが出たでしょう。達海さんを試合に集中させたいというのは分かりますが、後になって挨拶をする可能性もあるのですから、「川崎戦をスポンサーが見に来る」ことぐらいは伝えておいても良かったのではないかと思いました。松原コーチ、いつもツッコミお疲れさまです。 第一話で有里ちゃんは、イーストハムの町の人たちが、ETUのサポーターに似ていると語りました。町ぐるみで、心を込めてチームを応援している人たち。それはクラブに起きた良いことも辛いことを全て受け入れ、乗り越えて、サッカーを日常にした吉蔵さんたちのような人のことだったのかもしれません。 東京の下町事情が全く分からないのですが、有里ちゃんがおじいさんトリオと顔見知りで、「○○(会長の名前)の所の娘っ子」呼ばわりされる可能性も捨てきれませんね。そうだとすればスカルズのリーダーは「羽田の家の坊主」扱いでしょうか。 キリスト教の世界には地獄のほかに煉獄というものがあると聞いたことがあります。サタン様は読み切りでゲームのデータ消した部下を叱っていましたし、鬼灯さんの指摘通り、EUの地獄はヒマ……ではなく、残業がなく偉い人でも定時退社できる職場環境なのかもしれません。 |
四十九号 |
堺さんナイスアシスト&丹波さんゴールおめでとうございます。やはり点の取り合いは、見ていて楽しいです。会長と営業さんは、接待そっちのけではしゃいでいますが、スポーツに興味のない人(副社長)にとっては、試合そのものよりも、側にいる人の言動を観察している方が興味深いのかもしれません。 堺さんのモノローグで、FWが受けたボールは選手のものか、チームのものかという、達海監督の大阪戦での問いかけを思い出しました。夏木さんはそれを「チームのもの」だと答え、山形戦では自分が得たPKを王子に蹴らせました。堺さんの場合は「状況による」というのが答えなのでしょうか。 種としての潜在能力よりも、個体の性格。シロちゃんは可愛くて賢いですし、不喜処の仕事もきちんとこなせているので、足跡追跡ができなくても問題ないと思います。 JHKの番組を見ていると、現世よりも地獄の方が、労働環境が整っているような気がしてきましたが、「お局様」はいましたし、人間(?)関係が重要なのは、どこも同じなのかもしれません。 |
四十八号 |
監督に褒められれば溝が埋まり、相手チームの選手に挑発されれば腹を立てる。感情表現がストレートというのか、星野さんは割と単純な性格なのでしょうか。今週はあのような形で終わりましたが、堺さんがどのような形でゴールに絡むのかが楽しみです。 ネルソン監督の指が……! こめかみを突くことで、彼は集中力を高めているのでしょうか。選手の眉間を指で押しながら説教、というのも何となく思い浮かびましたが、八谷さんが無駄にはテンションを上げて「ボス! 俺にもお願いします!」と騒ぐ姿が同時にイメージされました。川崎の通訳さんはあまり目立たない人ですが、色々と大変そうです。 時代に合わないものを変えていくのは大事なことです。象を酔わせて暴れさせた罪……? そこの亡者に何があったのか気になります。生前は動物園の飼育係だったのでしょうか。 不喜処の動物の皆さんが可愛いです。新しい従業員(象)と仲良くできるといいですね。 |
二十一巻 |
二十巻を取り出して、対になっている表紙を並べてみました。殿山くんが帯で見切れていないことに、何となく安心しましたが、交代してピッチに入っても審判に気づいてもらえない存在感に、試合後に山形に置きざりにされてしまうのではないかと、二十二巻のおまけページが今から少し心配です。 有里ちゃんとパッカくんのQ&Aが素敵でした。「苦情」と「エロガッパ」というキーワードから察するに、セクハラされたとか、握手を求めたのに無視されたとか、クラブハウスにはそんな内容のメールや電話が来ているのでしょうか。対応に追われる有里ちゃんも大変ですが、暴力はダメです。現場を見たら、間違いなく会長がショックを受けます。 マスコットにとって、背中を狙われるのは宿命のようなもの。身を守る重い甲羅を背負いながら、パッカさんはオールスターのミニゲームで容赦なく相手を削っていたのですね。 |
四十七号 |
これが下町の老人力……! 「気」を送って相手のシュートを外す吉蔵さんはいったい何者なんですか……。この方々から、ETUの選手たちの評価をじっくりお聞きしたいものです。 サポーターやスポンサーにスポットが当たっている川崎戦のキーワードは「サッカーがもたらす幸せ」なのでしょうか。四十五号の巻末予告にもなっていましたし、良いフレーズではあるのでしょうけれども、それが何となく説得力を欠いている気がするのは、「スカウトとしては有能で人望もあるが、テキトーなことばかり言っていて胡散臭いオジさん」として作中で描かれている笠野さんが、大江戸通運の副社長というビジネスの相手に対して口にしたからなのかもしれません。これが浅草の町で再会したゴローさんや、仕事の壁にぶつかっている広報の若者に向けた言葉であったならば、私が受けた印象も違っていたでしょう。 若さだけではなく、経験だけではなく。おそらくサッカーには、勝利をもたらす唯一絶対のものは存在しないのでしょう。サッカーにおける勝利とは、若さと経験、パワーとスピード、知恵と駆け引き、人の思い。あらゆるものが絡み合った結果なのかもしれません。 金魚草は魚なのか植物なのか、正直、判断に困りますが、何となく生臭そう。秋に赤く色づくというと、何となく彼岸花を連想します。 金魚草の「中の人」も大変ですね! そして正体を見抜く白澤さんの眼力。さすが霊獣です。 |
四十六号 |
猫の種類に詳しくないせいもあるのでしょうが、もちニャさん(シンガプーラ)とつニャきくん(スコティッシュフォールド)が、同じ猫だという感じがしません。顔や耳の形が違うせいでしょうか。 攻撃に絡んでいないのに、無駄に偉そうな八谷さん。夏の試合ということもあり、暑苦しいです。 二〇歳の椿くんは、今が一番、伸びる時期なのでしょう。彼がチームメイトに意見するのは珍しい気がするのですが、殿山くんに言おうとしたボランチのバランスが気になります。 アウェイでの試合もそうでしたが、川崎戦は「勢いのある若手」と「ベテラン」という面が強く描かれています。村越さんが(今後、カップ戦でぶつかる可能性もありますが)川崎との試合に出場せず、スタンドから観ていることには、何か意味があるのでしょうか。 猫特集に合わせて、「鬼灯の冷徹」も主役は小判。元の飼い主の死因が死因なだけに、再会しても「触るな」と言いたくなる気持ちはわかります。それにしてもアイコンタクトだけで白澤さんを利用する鬼灯さん、流石です。 来年あたりに「読むと撫でたくなる!」というキャッチコピーで「モーニング 猫」という増刊号が発売されても不思議ではないような気がしました。 |
四十五号 |
杉江さんはスージー。CBコンビは実像とニックネームがかけ離れすぎていて、笑うしかありません。そんなギャップ狙いで、王子はあだ名をつけているのでしょうか。 変な応援をするコータくん……。キョーコちゃんはハシラの人物紹介にもド天然と書かれてしまう女の子ですから、意表をついて、コータ君→キョーコちゃん→椿くん以外のETU選手(活躍しているガブリエルくんとか)という図式が成り立つかもしれません。ゴール裏の応援と同じぐらいに、彼らの恋模様からも目が離せません。 OKKOのメンバーが「スカルズの中にもいい人いた」と言っていましたが、きちんとお礼が言えるOKKOの彼もいい子だと思いました。 次号は表紙+ニャイアントキリング。パッカ君をカラーで見たいです。 どんな人が、どんな願いをこめて、お稲荷さんに高級チョコをお供えしたのかが気になります。これは女神さまも嬉しいでしょうね。 平成の時代にあって、無謀な早食いや大食いに挑んでのどに詰まらせたのではなく、食べすぎで命を落とした木村めしあ君は、確かにアホと豪傑の紙一重みたいな子だと思いました。パワーが有り余りすぎるので、実生活では関わりたくはありませんが。 地蔵菩薩と閻魔大王と鬼灯さん。子どもへの対処法は「みんな違ってみんないい」ように思います。 |
四十四号 |
載っているかどうかを確かめるために、真っ先に本屋さんで目次を確認しました。 笠野さんはあいかわらず詐欺師っぽさが全開です。「人々を少しでも幸せにできる仕事です」などという謳い文句の求人があれば、私はその企業をうさんくさいと感じるでしょう。マルチ商法やカルト宗教が絡んでいるのではないかと、疑いさえ抱くかもしれません。確かに、フットボールクラブへの強い思い入れは、信仰に似た部分があるのかもしれませんが。 ETUのグッズに身を包んだおじいさんトリオが登場。こういう下町のご老人は、ゴローさんたちの若いころどころか、子どものときのこと(それも本人にとっては触れられたくない過去のいたずら)まで覚えているように見えます。 シゲさんはスカルズの素行よりも、彼らのせいで、自分たちの思い通りの応援ができないことに憤っていました。それに対して、過去と現在は違うのだと説き伏せるゴローさん。 おじいさんトリオ次第では、シゲさんが折れて江戸前応援団とスカルズがスタジアムで棲み分けができるのかもしれませんが、それはスカルズの行いを肯定することにはなりません。今のところOKKOとスカルズはゴール裏で共存していますが、羽田さんがスカルズのメンバーを統率しきっているわけではありませんし、「悪っぽいカッコよさ」に憧れて、スカルズの行動を意味も分からずに真似をする子が、OKKOのメンバーから出てくる可能性だってあります。 スカルズのバス囲みや子供を怒鳴りつけたことを、制作サイドが忘れていなかったことに安心しましたが、現在の話の流れだと、スカルズの謝罪や反省などの描写がされないままに、「皆、ETUを応援している仲間なんだから、過去の諍いは水に流しましょう。被害者(バスを囲まれた選手や、泣かされたマーちゃん)が気にしてないんだから」という解決が図られそうで、何だか不安です。 千里眼の千って、距離じゃなくて倍率だったんだ……。見たくないものを見せられるのって辛いですよね。色々な意味で。木霊さんの山暮らしに平穏が訪れることを願ってやみません。 |
四十三号 |
先週が予告無しに休載だったので、何か良くないことでも起きたのかと心配しました。今週号のハシラにはアシスタント募集の記載はありませんし、人手不足は解消されたと思いたいです。 恋愛要素が薄い「GIANT KILLING」に、ついに三角関係が……!? 年齢の割に紳士で、気になる女の子のために頑張るコータくんを応援したいのですが、椿くんが明らかに女性に慣れていないことを考えれば、ETUの伝統(と呼べるほどのものではないかもしれませんが)に従ったほうが、本人のためになるのかもしれません。 試合は椿くんのシュートで二対二の振り出しに。川崎戦で「日本代表」というキーワードが強調されているように思えるのは、今後の展開への伏線なのでしょうか。 試合は同点のままハーフタイムへ。気弱そうな営業さんがいい表情を……! 対照的に後藤さんは真っ青ですが。 今のところ達海さんと笠野さんが大江戸通運の副社長に伝えようとしているのは「サッカーは楽しい。生観戦はもっと楽しい。百聞は一見にしかず。ぜひともスタジアムにおいでくださいな」というサッカーの魅力です。それが会社の利益、ビジネスとしてメリットがあるかどうかは別の問題なのは、言うまでもありません。 青年誌で、プロフットボールクラブを題材に描いている点を活かして、次週以降、クラブやスポンサーの「会社のお金」について、踏みこんで欲しい。そして後藤さんと会長には見せ場が欲しいです。 私も桃源郷の兎ちゃんをモフモフしたいです。それにしても「年子の兄弟」とは上手いこと言うなぁと思いました。年の近いきょうだいは反発したり対抗したりすることが多いですもんね。 風佳ちゃんの「ムリしてね」という言葉が心にしみました。「かぺ」と言っていた二歳の女の子が大きくなったものです。 |
四十号 |
打ち合い上等。達海監督は点の取り合いを予想していましたが、代表GKに率いられた川崎のDF陣を前に、策はあるのでしょうか。 試合に夢中になっている人に、声はかけづらいものですが、「副社長は帰さない」と「みんな(監督と選手)がんばれ」以外にも、後藤さんには何らかのアクションを起こしてほしいと思いました。試合前日に、有里ちゃんにかっこいいこと言ってたじゃないですか……! 第一話の印象が強かったので、私は達海さんと後藤さんと有里ちゃんの三人組が「GIANT KILLING」という物語のキーパーソンだと受け止めています。トリオ最年長の後藤さんでも三十九歳。彼の年齢で役員になっている人は、世間では決して多くはないでしょう。 達海さんの手によって選手が成長し、チームが強くなり、そして試合を通じて達海さん自身も監督として成長するように、年若い有里ちゃんが、達海さんや一癖も二癖もある選手に振り回されながらも仕事をするように、GMである後藤さんには、会長や笠野さんという年長者の助言を受けながら、ETUのフロントを改革する役割を担い、そして成長していって欲しいと思っています。 次号休載。最近は表紙を飾る頻度が多く、今回はハシラでアシスタントを募集しておられましたから、ツジトモ先生がお忙しいことは想像できますが、何となく今の先生の状況が、現役時代の達海さんに重なって見えてしまいます。 「幸せは他人の評価の中ではなく己の中にある」 サタン様がすごくいいことを言ってます。EU地獄の魔王なのに。堕天使なのに。ガチムチになりたいとは思いませんが、ちょっと彼の講演会を聞いてみたい気がしました。 さすがに週刊モーニングは青年誌。「ワーカーホリック」と呼ばれる人があちこちにいます。鬼神の鬼灯さんは「拷問中毒」でしたが、広報の有里ちゃんの場合は「ETU中毒」というイメージです。 |
三十九号 |
チームを勝たせるために、上手くなりたい。目の前の試合に全力を尽くして、勝利を積み重ねていけば、やがてはタイトルにも手が届く。 椿くんらしいというか、プロ選手なのだからもうちょっと欲を出してもいいのではないかとか、彼は今シーズン、トップチームに上がったばかりの若手だから、チームのタイトルまでは視野に入っていないのだろうかとか、あれこれと考えていたときに、八谷さんが日本代表を意識していたことを思い出しました。最近、出番がありませんが、プラン監督は元気なのでしょうか。 堺さんが倒されて得たFKを王子が決めてETU同点。王子が省エネ仕様なのは、コンディション維持のためなのだと思いますが、その姿勢を受けいれてくれる監督というのは、あまり多くはないように思います。 出店でたぬき汁を売る辛子さん。「心の闇鍋」の原材料には、憎しみが含まれているのでしょうね。女子会トークを見るまで、メスだったということを忘れていました。ちょっと町外れのダンジョンに潜ってきます。 |
三十六・三十七号 |
サッカーと好きな女の子のために、がんばったコータくんが素敵でした。ただハシラの人物紹介に「恐るべき天然?」と書かれちゃうような女の子なので、恋の成就は厳しいのではないかなあと思ってしまいます。 その一方で、「選手の力になりたい」という共通の目的を持つ羽田さんとOKKOは、ゴール裏で共存できそうな気がします。スカルズのメンバー全員が、羽田さんの意見に賛同しているわけではないでしょうから、時間はかかるかもしれませんが。 「チームとつながっている気分を皆と共有したい」田沼さんとスカルズとでは、チームを応援する意味が違うことは理解できました。また、田沼さんたちがゴール裏から離れ、スカルズやOKKOと棲み分けをすれば、今後の争いは起きないのかもしれません。ただ分からないのは、羽田さんが田沼さん個人を目の敵にして「死んでもあんたらみてえにならねぇ」とまで言い放った理由です。川崎戦でサポーター問題を描くにあたって、その部分を明らかにして欲しいです。 法事の席で、住職さんから十王の話を伺ったことがあるのですが、弟と妹は「じゅうおう。獣の王様カッケー!!」と勘違いしていたそうです。二人にはぜひ、今回の話を読ませたい、いや、読ませねばならないと思いました。 鬼灯さんが女性に間違われた(単行本一巻参照)のは、外見に加えて「お母さんっぽい」のが原因なのではないかなとふと思いました。 |
三十五号 |
達海さんもムッタくんも三十歳を過ぎているのに、なぜこうもアイスや浮き輪、水鉄砲という夏のアイテムが似合うのでしょう。達海さんの腕が予想以上にムキムキなことに驚きました。 試合は川崎が先制。早いです。川崎の選手が「相手の予測を上回る成長」を遂げられるのは、やはりネルソン監督の力が大きいのでしょうか。彼の練習や、モチベーンション管理の方法が知りたいです。 サポーターにチケットが売れていないというETUの実情。川崎や東京Vなど、近場のチームのサポーターは来てくれそうですが、大分や札幌などの遠方のチームのサポーターがスタジアムを埋めるのは難しそうです。 「アウェイのサポーターが必死でチケットを取りたがるスタジアム」と笠野さんがフォローしたように、ETUのフロントは、彼一人がおいしいところを持っていきがちですが、今後スポンサー問題やクラブ運営が描かれるにあたって、会長や後藤さんの活躍が見たいものです。 単行本二十巻の宣伝ページに、有里ちゃんの奮闘が描かれていました。あそこまでやっちゃう広報と、させるカントクと、どちらに問題があるのかなぁという気がしないでもありません。 茄子さんの意外な才能。鬼灯さんはあの金魚のオブジェにお金を出したのでしょうか。芸術のツボは本当に分からないものです。 達海猛さんを自習するヤーマダ君に笑いました。彼の描く達海さんは、人の悪そうなところが似ていると思います。 前から思っていたのですが、寺のおっちゃん達と、ねねちゃん&巴ちゃんのやりとりを見ていると、「ETUのベテラン陣と有里ちゃんは、普段こういうジェネレーションギャップ満載の会話してるんやろなあ」という気分になります。 |