二十二・二十三号(♯368) |
ようやく連載再開。アジアカップまでの日程の関係上、U−22の選手がA代表にアピールできるのはウルグアイ戦とその直前のミニゲームだけだと語る小室くん。U−22世代の意地を見せようとするメンバーの中でも、椿くんは既に気合十分です。これは窪田くんが二重人格を疑ってもやむを得ないような気がしてきました。 レギュラー対控えの紅白戦開始。ところが星野さんの発言のせいで、星野さん対海外組対U−22という雰囲気になってしまいました。三十歳の城島さんに「クソガキ」呼ばわりされる星野さんは二十五歳。歳の差が五つもあれば、学生時代に直接対決した経験はありませんし、その言動次第ではガキ扱いされても仕方がないような気がします。 きのこたけのこの争いに一石どころか巨岩をぶん投げるマシン登場。お笑いロボコンが正規の授業ということは、当然、単位ももらえるのでしょうか。大変そうですが楽しそうですし、有栖さんとテレス君の対決も気になります。 掛田氏が飯島さんを守りました。女性に抱きしめられたことがないので感覚が分からないと言っていた彼が成長したものです。このアクシデントが二人の関係を変えていくのか、それとも単なる事故で終わってしまうのか、今後に期待したいです。 |
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三十五巻 |
夏なのに体型が変わらない。パッカ君はどことなく肉食っぽいですし、夏バテとは無縁に見えます。パッカ君の持ち味はハードワークですので、体脂肪率が下がっている可能性に期待してもいいのかもしれません。 ページを開いた途端目に飛びこんできたハウアーお面に不意打ちされました。宣伝文を読んだところ、サポーターの自作ではなく大阪ガンナーズの公式グッズのように見えます。有里ちゃんがこれを目にしたら、ETUで似たようなものを企画しそうですが、犠牲もとい候補に挙がる選手は誰でしょう。選手に気合注入&相手チームの選手を威圧できそうな黒田さんお面とか……? |
十五号(♯367) |
モーニングの表紙はベンチに座る椿くん。「待ってろ、世界」という煽り文句が勇ましいですが、ETUのファンとしては椿くんにはまだ海外移籍して欲しくないので、代表では試合に貢献しつつ、それでも世間の注目を集めない程度の活躍をお願いしたいものです。 ウルグアイ戦のため、代表チームは東京に移動。東京の試合ならば、ETUや東京ヴィクトリーの人たちが生観戦することもあるかもしれません。持田さんは登場するでしょうか……? 海外組に厳しいことを言う星野さん。これのどこが城西さんのフォローなのか理解に苦しみます。「個の力で劣るウルグアイ相手には組織力で対抗しよう。皆で力を合わせてブランジャパンの無敗記録を途切れさせないようにしよう」と言っているだけなのに、こんな発言をされれば城西さんでなくても引いてしまいます。 そして咳きこむ花森さん。この人に関しては、単行本のおまけページで「実は乗り物酔いがひどいので、長距離移動が苦手」という設定が明かされても、彼ならば仕方がないと受け入れられそうな気がします。 いつもゴシップを追いかけている小判さんですが、芸術(絵画コンクール?)の受賞者インタビューという文化的な仕事もしている様子。ですが相手が悪かった。茄子さんのあの言葉を記事にした手腕に、興味がわきます。 |
十四号(♯366) |
達海監督の口から「また奥さんと子供に出てかれる」という衝撃発言が。私のイメージでは笠野さんは離婚歴のある独身だったのですが「また」ということは、現在笠野さんには出て行く可能性がある妻子がいるということです。一度出て行った奥さんとやり直したのか、二回目の奥さんなのかは分かりませんが、長い間、旅人として全国を放浪していた彼と家庭生活が営めるのはどのような方なのか興味がわきます。もしかしたら「亭主元気で留守がいい」家庭なのかもしれません。 窪田くんが読んでいたのは「未確認生物UMA完全読本」。スコットランドといえばネッシーという連想から彼なりに対戦相手を研究していたのかもしれませんし、未知の生物に関心があるのかもしれません。周りの人からは窪田くん自身が「不思議な生き物」扱いされている可能性は否定できませんが。 そんな窪田くんは、椿くんのこと二重人格だと思っていた様子。椿くんが代表に選出されて最も良かったのは、窪田くんという親友を得たことだと思います。ただし「俺のこと嫌いにならないで」などという発言は二人きりのときだけにしておかないと、他の代表選手にイジられたり、ブログのネタにされる予感がします。 物理だけではなく、生物の知識もあったおかげで鈴ちゃんに好かれた掛田氏。虫が苦手な飯島さんには引かれてしまいましたが、このまま鈴ちゃんと親しくなれば、掛田氏の女性に対する経験値も上がるのではないでしょうか。 |
十三号(♯365) |
椿くん、スコットランド戦では出番なし。藤澤さんによれば、今シーズンの公式戦で、椿くんがベンチ入りしたのに出場しなかったのは今回が初めてだそうです。 サッカーを通じて、大切な人たちとつながってきた椿くんですから、家族や恩師、友達にプレーする姿を見せたかったのは当然でしょう。新潟に近い彼の故郷から冬は、アウェイ新潟戦でもない限り、ETUの試合を気軽には観に行けないように思えます。 自分はまだ日本代表のレベルに達していないと頭では分かっていても、それでも。ベンチに引き上げる寸前の椿くんは、湧き上がってきた感情に戸惑っているようにも見えましたが、試合終了後はそれが悔しさと自身への憤りだと自覚していました。ヘタレでチキンな椿くんが見せた負けず嫌いな面が、今後の成長にどのように影響するか期待したいです。 一子ちゃんと二子ちゃんが大胆すぎるイメチェン。元がロングヘアだったら、別の結果になったかもしれませんが、素人かつ子どもが手掛けたことがこの結果を引き起こしたのでしょうか。 個性的な外見の集団によるありがたいお迎え。お迎えされる側もありがたい外見だった。ウィキペディアによれると、仏様の螺髪は知恵の象徴だそうです。「らはつ」はグーグル先生が予測変換してくれました。ハイテク万歳。 |
十二号(♯364) |
先制ゴールを挙げ、ゴールパフォーマンスで背番号一〇をアピールしようとするも、チームメイトに潰される花森さん。彼はサッカーの才能やメンタルと引き換えに、大事な話をしようとすると噛んだり、恰好を着けようとすると失敗する星のもとに生まれたのかもしれません。 花森さんや綿谷くん、窪田くんたちと自分の違いはメンタルだという結論に達した椿くん。精神的に成長しても、彼にはチキンでヘタレな犬っころ属性を捨てて欲しくはないのですが、メンタルを鍛える方法が思いつきません。椿くんを四六時中黒田さんと行動させたり、有里ちゃんの無茶振り満載の広報イベントに参加させれば、もしかしたら精神的に鍛えられるかもしれませんが、それは彼が求めている強さとは違うように思えますし、下手をすればギャグ漫画になってしまいます。 試合に出られなかった悔しさをモチベーションに変えつつ、目の前の課題を着実にクリアして結果を出させる。それが達海監督の考えなのかもしれません。 それはそうと、代表戦をテレビで観ていた有里ちゃんの足の開き具合が気になります。気心の知れた相手しかいないとはいえ、足閉じて! 後藤さんが不在なのは仕事だったからなのでしょうか。 お魚が光る魔法の木。近所にそんなものがあれば、子どもでなくても見たくなるものです。ですが六歳児が一人で行動するのは危険なご時世。鈴ちゃんが無事に見つかったことと、飯島さんがクリスマスを過ごした相手が判明して良かったです。困った飯島さんが、真っ先に電話をかけてきた。その意味に気づけば、掛田氏の未来は明るいかもしれません。 |
十一号(♯363) |
花森さんにメンタルが弱い疑惑をかけてすいませんでした。彼は高い自己評価と独特のサッカー観を持っているようです。ブラン監督や代表選手、横浜にいた時のチームメイトの古谷さんあたりは、花森さんのそんな性格に慣れている様子。彼の本性を知ったU−22の選手たちの反応が可愛いです。 落ち込みっぱなしの椿くんとは対照的に、窪田くんは今はA代表のベンチに座っている自分だけれども、頑張れば試合に出られる気がすると実に前向きです。現役時代の達海さん、花森さん、志村さんなどの「日本代表の変わり者枠」入りが有望な窪田くんと、チキンだけれども常識人な椿くんとの差の現れなのでしょうか。冗談はさておき、窪田くんは椿くんと一緒にいることで口数が増え、表情が豊かになったような気がします。サッカーの技術だけではなく、こうした変化も「代表で得た成長の証」なのかもしれません。 エジプトの像のアゴについている細長い物体はヒゲだった! 金と黒の縞模様のエジプト風の飾りにしか思っていなかったのですが、威厳の象徴でもあったんですね。勉強になります。 スイーツ本部長の中年あるあるが怖いです。キャラメルで歯の詰め物が取れるという話は聞いたことがありますが、歯が欠けることもあるとは。虫歯や歯周病は予防できても、歯の劣化は手の打ちようがないのかもしれませんが、年をとっても好きなものは好きなように食べたいものです。 |
十号(♯362) |
城島さんは三〇歳。その下が平賀さん、そのまた年下がアレック(メンタル強い)、花森、桐生、越後、岩淵。「あいつ」呼ばわりから察するに、越後さんとアレックは同年代なのかもしれません。 椿くんにとって、大阪の平賀さんは「代表で色々なことを教えてくれる相手」のようです。窪田くんと一緒に行動していたおかげでしょうか。彼の台詞の「志村さん」と「岩瀬」は単行本では修正される気がします。 明るいキャラクターで異国のチームに溶け込んだ城島さん。素敵なことですが現地のゲイにも人気なのは、果たして本人にとって喜ぶべきことなのでしょうか。そういえば現役時代の達海さんも、オカマの人にゾッコンラブされていました。あれから一〇年。彼女(彼?)のお店はまだあるのでしょうか。 人でないものに性別があるのかは分かりませんが、何となく天邪鬼は男だと思っていました。私の記憶では、瓜子姫は天邪鬼に殺されてはおらず(閉じ込められたか縛られたかで、身動きできない状態にされていました)、後でお爺さんか誰かに助けられていましたように思います。姫と入れ替わった天邪鬼もとくに悪さもせず、家で機を織っていたような。他の昔話と違い、なぜ瓜子姫だけがバリエーション豊かなのか、それらはどのような筋書きなのか興味があります。 |
九号(♯361) |
家族に試合のチケットを送っていた椿くん。新入りだからと遠慮していたようですが、選手が手配してもらえるチケットの上限は何枚ぐらいなのでしょうか。代表戦とはいえ、椿くんの恩師や小学校時代の友達は皆チケットが取れた様子。自然豊かで、小学校の分校や廃校があったことから、椿くんの故郷は長野あたりかなと勝手に想像しているのですが、椿くんのお母さんの新潟に近いと言う発言(交通手段については考慮していません)から「椿くん長野出身説」が有力になったような気がします。 椿くんはA代表どころかETUの中盤を担う選手たちにも「敵わない」と考えているようです。MFといっても村越さんはパワー系ですし、王子や堀田さんはテクニック系の選手です。スピードで勝負する椿くんとはタイプが違いますし、達海監督もそれを承知の上で起用しているのですから悩む必要はないと思うのですが、花森さに実力の差を見せつけられて自信を失っている様子。それでもただ落ちこんでいるのではなく、自分と彼の違いについて考えているあたりに椿くんの成長を感じます。彼の場合、考えるだけでなくホテルを抜け出してボールを蹴ってそうですが、そこは翌日に備えて早く寝ないといけません。 日本代表のスタメンは、星野、城西(キャプテン)、越後、秋森、城島、志村、桐生、花森、アレック、岩淵、綿谷。このメンバーが体の大きいスコットランドの選手を相手にどのように戦うのか、そしてブラン監督がどのような采配を見せるのかが楽しみです。 和の雰囲気に近づきたいのに、協力してくれない部下たちに苛立つスイーツ本部長。知らないうちに上司の怒りを買っている若い人たちが気の毒ですが、それを職場の空気やボーナスの査定に持ちこさない(というか、スイーツのことしか考えていない)のが、本部長のいい所なのかもしれません。 |
三十四巻 |
FOOTTOのMC福ちゃんは芸人。番組内の選手のモノマネコーナーは難易度が高いとのこと。芸能人のモノマネはまだ分かるのですが、サッカー選手のモノマネ、ましてやジャイキリ世界の選手となると想像がつきません。椿くんを震え上がらせる持田さんスマイルは、似ていたとしても本人の前では披露できないでしょう。
ダルファー監督の「攻めろ攻めろ光線」がパワーアップしていました。そして以前は眩しがっていたソノダくんが、光線を放つタイミングを指示する係に。長いリーグ戦を経て成長しているのは、チームと選手だけではないのですね。 |
八号(♯360) |
失言で危うくクビになりかけた通訳さん。ブラン監督の過去の言動を振り返ると、割と本気で通訳の交代を望んでいるのではないかと心配になります。達海監督も松原コーチをかなりイジってますが、五人のお子さんを抱えた彼には、冗談でもクビとは言えませんよね。 ポジション争いに選手を集中させるためにも、BチームにはもっとAチームを追いこんでもらいたい。ブラン監督の思い通りにはいかず、試合はAチームの優勢で進んでいきます。Bチームの若い選手たちも頑張ってはいますが、Aチームのほうが上手。 何故俺をわざわざ苦しめるような真似をするんだ……!! 花森さんの考えていることが相変わらず分かりません。この試練を乗り越えてこそ、日本の至宝は輝くのだ……! という雰囲気ではなさそうですが、結果は出していますし、ブラン監督の評価も高いようです。 そんな花森さんが意識していたのが持田さん。「今更競争だとか次元の低い所に俺を置かないでくれ」というモノローグから察するに、この二人が日本代表のエースを争っていた時期があったのかもしれません。 雉は日本の国鳥。一万円札にも印刷されていますが、言われなければ人はその事実を忘れがちです。ルリオさんには日本の誇りを背負って今後も活躍していただきたいものです。 日本らしさをアピール。巨大ロボに代表されるハイテクと、ニンジャサムライセキトリが共存しているのが、この国の形なのだろうなと思います。 |
七号(♯359) |
暫定Aチームは星野(川崎)、田辺、越後(浦和)、秋森(東京V)、城島(イタリア)、志村(大阪)、城西(東京V)、桐生(ドイツ)、花森(Hベルリン)、アレック(リーガ)、岩淵(鹿島)。 仮想スコットランドとなるBチームは上川、綿谷(鹿島)、小室(大阪)、古谷(横浜)、高木、平賀(大阪)、椿(ETU)、窪田(大阪)、浦田、立野(神戸)、大谷(清水)。 椿くんと平賀さんは大丈夫そうですが、Aチームの志村&城西というボランチコンビがどのようなコミュニケーションをとっているのか非常に気になります。不思議系と真面目な優等生。これもまたブラン監督の求める化学変化なのでしょうか。 仲間と共にA代表に挑む椿くん。マッチアップの相手である花森さんを、なぜか心配することに。作中でチキンと散々描写されまくってきたあの椿くんに、精神面を心配される人が出てこようとは。 これは心身ともに弱そうに見せかけて相手を油断させる花森さんなりのマリーシアなのか、メンタルが弱くても実力があれば世界で活躍できるのだという椿くんの海外移籍への伏線なのか、判断の難しいところです。 スイーツ本部長週甘連載開始。本部長はスイーツのことしか考えていないのに、なぜか仕事がうまく転がるという不思議。自身の何気ない一言が、社内で語録扱いされていることにも、彼はきっと気づかないのでしょうね。 |
六号(♯358) |
城島。三〇歳のSB。イタリアのクラブに所属(二クラブ目)。 北野アレック。リーガ所属。名前と容姿から察するに、ハーフあるいは帰化して日本国籍を取得した選手だと思われる。関西弁。 桐生。怪我のためにW杯には出ていない。ドイツのクラブに所属。 この三人とHベルリン所属の花森さんの四人がブランジャパンにおける「海外組」のようです。彼らのやりとりに、椿くんだけでなく窪田くんまでもがビックリしていました。彼でも驚くことがあるのですね。 実は海外志向があった星野さん。ゴールキーパーはコーチングが重要ですし、ひとり外国人チームに入れられて苦労したオールスターゲームのことを思い返せば、外国語の取得に励んだ方がいいと思われます。 いよいよゲーム形式の練習が開始。椿くんがアピールできるかどうかが大事ですが、何よりもチーム分けが気になります。 脳の個性。物事には様々な表現があるものです。個人的に「勉強の国の妖精」が存在するかどうかわかりませんが、化学式や計算が得意な「理系の国の妖精」か「理系の星の住人」は実在していると思います。 |
四・五号(♯357) |
花森圭悟。ドイツのクラブに所属。日本代表の一〇番を背負う男。 大ゴマで思いっきり「噛んだ」せいか、オレ様系自信家キャラを目指しているものの、上手くいっていない人のように見えます。マスコミの「生気が感じられない」という評価からするに、スタミナ系の椿くんとは真逆のプレースタイルなのでしょうか。 マスコミが去るなり、温厚な紳士から勝負師に顔つきを変えるブラン監督。好感度を気にしている場面が何度かありましたから、イメージは大事にしているのでしょうが、主婦層へのアピールを狙ってメンバー発表の夫婦の話をしたわけではないと思います。 川崎の星野さんが笑顔で椿くんを怒鳴ります。八谷さんは代表は選ばれなかった模様。もし彼が選ばれていたら、代表は暑苦しさが増していたかもしれませんね。 以前、この漫画に登場したエジソンや今回のニュートンは、子ども向けの読み物でよくとりあげられる人物ですが、針で目の奥を刺したとか、研究の成果や特許を巡ってトラブルを起こしたなどというエピソードは、まず載せられないだろうなあと思いました。 電気を使わなくても光るクリスマスツリー。理系の力はスゴイですが、大学に怪談が生まれるのは、こうした学生のブッとんだ行動が原因なのかもしれません。 |
二・三号(♯356) |
寝坊は厳禁です! 当たり前のことが書いてあるだけなのに、ツッコミを入れたい衝動に駆られるのは「明日の朝早えんじゃねえの?」などと発言しているのが、遅刻と寝坊の常習犯である達海監督だからなのでしょうか。 代表の「東京組」はおそらく都内のどこかでで待ち合わせて、新潟まで移動した様子。メンバー構成は城西さん、秋森さん、そして椿くん。試合が始まる前からアウェーの雰囲気が漂っています。代表メンバーの中で、U−22の選手だけが固まっているのは良いことではないでしょうし、城西さんあたりは初めて代表に召集された選手たちが溶けこめるように色々と気を回してくれそうですが、人柄のせいかそれが空回りする予感もします。とりあえず椿くんは窪田くんと一緒に行動しておけば、大阪の人たちと親しくなれるのではないでしょうか。 日本代表の「顔」ハナモリ選手。どこの国でプレーしている選手なのでしょうか。彼が「体調が優れない」と言っていることと、大阪の平賀さんも「怪我で欠場していたから今回は(召集は)ないと思っていた」ことが気になります。選手の不調がきっかけで、U−22の若手たちに試合出場の機会は巡ってくるのでしょうか。 虫愛ずる派遣社員麻生さん。趣味の世界では部下の方が知識と技術が上で、上司が教えを乞う立場……という常務との関係に、真っ先に「釣りバカ日誌」が思い浮かびました。 |
一号(♯355) |
椿くんが日本代表に選ばれたことで広報部は大忙し。部長と佐藤くんがきちんと電話に出ています。もうETUの広報部は有里ちゃんしか働いていない職場ではありません。チームのメディア露出と仕事が増え、サボる暇がなくなったことと、スタッフの意識改革の表れなのでしょう。 ですが電話のやりとりから察するに、広報部を動かしているのが有里ちゃんであることに変わりはないようです。囲み取材の前に、彼女は椿くんと打ち合わせ。このコンビはしっかり者のお姉ちゃんと、普段は頼りないけれどもいざという時に力を発揮する弟のように見えます。 今回の代表にはU−22代表の選手が椿くんを含めて六人選ばれています。大谷さん(清水)と多田さん(大分)、綿谷さん(鹿島)、小室さんと窪田くん(大阪)。赤崎くんは後半の三人について「お試し召集」だと断言していますが、七巻で後藤さんが挙げた大阪の日本代表は、志村さん、平賀さん、寺内さん、小室さんの四人でした。八巻では赤崎くんが「五輪代表のこの人(小室さん)を抜けば俺にも代表の資格がある」と考えていたので、七巻での後藤さんの発言は、A代表と世代別を含めての「代表」だったのだと思われます。 何にせよ、椿くんに窪田くん以外にも話ができる人がいて良かったです。彼が代表に選ばれることは予想していましたが、強烈な個性を持つ選手たちと上手くやっていけるかという心配が消えました。 世の中に大きな影響を与えた人や著名人が亡くなったときに「巨星、墜つ」という表現が用いられますが、今回、普通に読み間違えるところでした。 |