四十号(♯383) |
ツバキン。 志村さんから新たなニックネームを与えられた椿くん。日本代表に定着している志村さんに特別な呼び名を与えられたことは、椿くんがチームの一員として認められたことの象徴の一つであるような気がします。 二十歳コンビの活躍に胸を熱くする藤澤さん。彼女が「椿大介物語」を世に出したとき、そこには「盟友・窪田晴彦の章」があると思います。インタビューには苦労するかもしれませんが。 椿くんは高いレベルでのプレーを楽しんでいる様子。その証拠に笑みを浮かべています。ブラン監督もスタジアムの雰囲気が自分が思い描いたものになってきたことでご機嫌の様子。彼や達海さんは「サッカーは楽しむもの」という考えの持ち主ですから、個人の因縁(怨恨=楽しくないもの)で選手のモチベーションを上げようとしたペーニャさんとはサッカー観が相容れないのかもしれません。 口調は乱暴ですが面倒見の良い終電ちゃん。終電を利用する人たちの人情物だと週刊連載ではすぐにネタが突きそうですし、新人の作家さんですから、月イチくらいの無理のないペースで連載を続けて行って欲しいです。 |
---|---|
三十九号(♯382) |
クボちゃあああああん!!! そういえば、彼はセカンドボールへの嗅覚が鋭い選手でした。それを活かして見事な代表初ゴール! 鼻血の心配をしてあげる志村さんが実に先輩っぽいです。そして窪田くんの笑い方に作中でツッコミを入れたのは、岩淵さんが二人目(一人目は単行本八巻のダルファー監督)のような気がします。 そんなチームの祝福ムードを一人で下げる花森さん。天才にかかるプレッシャーはともかく、このまま同点で試合が終われば、窪田くんが試合の功労者としてメディアに取り上げられてしまいます。放送事故を回避するためにも、花森さんには決勝点に絡んでもらいたいものです。 そんな花森さんの言葉を聞いてレベルアップの機会をつかもうとする椿くん。素直なのは彼の長所ですが、海外移籍をする時もこんな調子で代理人の言葉を真に受けて契約書にサインをするのではないかと心配になります 。 スゴ腕代理人のダーティさんは犬好き。スーツを毛だらけにされても、可愛いワンコには怒れません。ただし次に話し合いの機会があれば、その時は一球さんのいない場所、例えばダーティーさんの事務所などを指定されるような気がします。 単行本が十九巻まで発売され、唐瓜さんと茄子さんもいよいよ後輩を指導する立場に。成長したんやね……と弟か親戚の子を見るような(小鬼の獄卒ですが)気分でいたところで、あのオチ。確かに、茄子さんが誰かに仕事を教えるイメージはわいてきません。 |
三十六・三十七号(♯381) |
冒険は無条件に面白いのだ! アオリ文の通りに、椿くんと窪田くんは「世界」を楽しんでいる様子。ですが結果を得るには、プラスアルファが必要。落ち着いて、丁寧に。そして速く。椿くんはウルグアイの主力選手であるアルバロさんとガルシアさんをかわします。あのスゴいのがETU(ウチ)の選手! 椿くんから志村さん、そして花森さんから受けたボールを岩淵さんがシュートする場面で次回に続く。この締め方は、つい最近も見かけた記憶があります。 三十八号は休載。三十九号が出るころには八月も終盤ですね。 TOKIOの山口氏くらいの能力があれば、ハブの駆除どころか、刑場をリニューアルしたり新しい拷問器具の開発をしたり、天国で薬草の品種改良もできるような気がします。働くのに意欲と技術が必要なのは、この世でもあの世でも変わらないようですね。 工学部のロボコンは楽しそうで、個性的な実力者揃い。テレスさんの無欲の姿勢を見習えば、掛田氏にもチャンスがやってくるかもしれません。 なぜ大学の天井裏からフライパンやシリコーンが発掘されたのか不思議でなりません。過去の作品ではなく、Cチームの学生のように学内に住みこんでいる人の私物な気がします。 |
三十五号(♯380) |
今月発売のコミックスの欄に、ジャイキリの名前が見当たりませんし、ハシラにも宣伝がありません。発売延期になったのでしょうか。三十五巻には修正や変更が多かった(私には見つけられませんでしたが)らしいので、もしかしたら三十六巻にも色々と手が入っていて、発売に時間がかかっているのかもしれません。 有名選手と競えて羨ましい。来季は確実に年俸抜かれるからおごってもらおう。好き勝手なことを言う二人に対して、清川くんがツッコミに回らなければならないのは、やはり先輩だからでしょうか。 判断を早く、正確な技術で。求められていることはシンプルですが、同時にレベルが高いです。それを面白いと感じている椿くん。二〇ページの最後のコマで鼻が黒く強調されていたので、興奮のあまり鼻血でも出したのかと一瞬、心配になりましたがそうではない様子。彼がサッカーを楽しめていることも、選手としてレベルアップしていることも嬉しいのですが、それが同時にETUからの旅立ちを予感させてしまいます。 うどんの思い出。他の誰が何を言おうと、同じ志を持った仲間が分かっていてくれれば、それでいい。せりかさんに思わずもらい泣きしてしまいました。 |
三十四号(♯378) |
多くの人に見守られ、椿大介選手はついに代表のピッチへ。有里ちゃんは未だ涙目のようです。この試合で椿くんが活躍してもヘマをしても、彼女は泣いている予感がするので、後藤さん何とかしてあげてください。 二十歳コンビに自らの背番号を問う花森さん。彼としては「日本国民はエースである俺の活躍を望んでいるのだから、お前たちは空気を読んで引き立て役に回れよ」と言いたいのでしょうが、明らかにこの二人には通じていません。後になって「作戦の話かと思ったけど、花森さんのあれ、一体何だったんだろうね」などと話す二人の姿が想像できます。 ピッチ内の選手たちは、二十歳コンビが投入されることを想像していました。志村さんのパスず思い通りのタイミングでやって来たことに椿くんは驚いていましたが、志村さんがブラン監督の言葉からどんなイメージをしていたのかが気になります。窪田くんつながりで、大阪の選手たちと一緒にいたことが良かったのでしょうか。 桃太郎さんがニャウリンガルを向けるまで、猫好好が猫だという事実が頭から抜け落ちていました。火車さんにも同じことが言えるのですが、普段鳴かないので、気がつかないうちに妖怪や化物に分類していたのかもしれません。小判さんはいかにも「猫!」という感じなのですが。 |
三十三号(♯378) |
ゲームをしている場所は東京だけど、ピッチの中は『世界』だ。ブラン監督はそう言って二十歳コンビをピッチに送り出しました。代表戦での活躍次第では、椿くんと窪田くんの名前は、一夜にして日本はおろか世界にも知られるようになるかもしれません。海外のクラブからオファーが来る可能性もあるでしょう。 私は以前、外国のクラブでプレーしたいという願望のない椿くんは、ETUに差し迫った事情ができるか、恩人である達海監督や笠野さんに説得でもされない限り、海外移籍することはないのではないかと書いたような気がします。ですが彼が「サッカーを通じて繋がっていたい」と願う人たちが、日本国内に留まらず世界中にいるのであれば、椿くんは自ら海外に飛び立つのかもしれないと、最近では思えてきました。彼がU−22の細見さんに加えて、A代表の「海外組」の人たちと知り合った影響かもしれません。 ピッチに立つ椿くんの姿に、有里ちゃんは感極まって涙を浮かべていました。椿くんがU−22の代表デビューを果たしたウズベキスタン戦でも「感動して最後の方はずっと涙目だった」と語っています。そんな彼女の気持ちに「分かる気はする」と理解を示したのは後藤さんでした。椿くんの活躍を、有里ちゃんがどんな表情で見つめることになるのかはまだ分かりませんが、気持ちを理解してくれる人が隣にいてくれるというのは、とても心強いことだと思います。 「まるシカク!」は来週で最終回。持ち前の運動神経を斜め上に活かす智子さんと、彼女にツッコミを入れたり振り回されたりしながらも、たまにとんでもない行動をとる浩くんを、微笑ましく思いながら読んでいたのですが(とはいえ智子さんのご両親の行動は、ギャグ漫画だとしても問題があったので、浩くんが結婚を躊躇うのは当然だと思いました)、連載終了の理由が不人気ならばそれは少し残念に思います。 |
三十二号(♯377) |
山さんの「サッカーを観る目」は、著しいスピードで成長しているようです。試合中はボールの動きにばかり目がいき、選手の動きや特徴をつかめていない私に、ぜひその秘訣を教えて欲しいです。 クラブハウスではフロント陣やコーチたちが試合を観戦していました。どうやらピピンカップのピピンは飲料メーカーのようです。いくらお酒が入っていたとはいえ、副会長と松原コーチの発言は二人の立場を考えれば好ましくないものでしたし、会長がキレたのも無理はないと思います。 そんな二人の酔っ払いを同時に締め上げる永田会長。弟である副会長が会長に頭が上がらないのは、今までケンカで勝ったことがないからなのかもしれません。有里ちゃんは過去に達海監督をぶっ飛ばしたことがありますが、その強さは父親譲りのような気がしてきました。 後半五分。ついに椿くんが青いユニフォームを着てピッチへ。窪田くんが一緒ということもあるので、あまり心配はしていません。二人で思いきりプレーを楽しんで欲しいです。 座敷童子ちゃんたちの真夜中のピクニックならぬ真夜中の地獄めぐり。真夜中まで働いている葉鶏頭さんは、週刊モーニング一のワーカーホリックだと思います(次点は有里ちゃん。個人の感想です)。 |
三十一号(♯376) |
アルバロさんのシュートで再び突き放すウルグアイ。トップクラスの選手が同い歳ということに、窪田くんは感嘆しますが、鼻血は気持ちでどうにかできるものなのでしょうか。彼にとって、鼻血は試合に出たい気持ちよりも上のようですが、過去に彼が鼻血を出したのは、オールスターでケン様に声をかけてもらった時と、ホームETU戦試合開始前のロッカールームです。子どもの時から憧れたスーパースターが自分のことを知っていて、プレーを見てくれていた。窪田くんが天にも昇る心地になって、試合を忘れてしまったのも頷けます。椿くんと再戦できる嬉しさは、それと等しいものだったのかもしれません。 今宵、伝説級のプレイヤーに進化する。志村さんがつけたハナモンというニックネームが、まるでポケモンのようだと前に書きましたが、それは花森さんの性格を見抜いたうえで付けられたものだったようです。 試合は一対二で前半終了。両チームの監督がハーフタイム中に言うことが気になります。 モーニングの表紙では笑顔で夏を満喫していた凡田選手が、本編では選手生命に関わる一大事に。「GIANT KILLING」の影響もあり、個人的には無理をせずに手術をした方が良いと思うのですが、彼には生活が懸かっているので、判断が難しい所です。 |
三十号(♯375) |
越後さんは日本代表で一番モテて、半裸で女性誌の表紙を飾った経験あり。この漫画の登場人物で、そういうことができそうなのは王子ぐらいかなと思っていましたが、やはり日本代表の知名度は大きいようです。そして浦和の熱狂的なサポーターさんたちが、女性でも買うのに勇気が要りそうなこの雑誌を、どんな顔をして手に取ったのかが気になります。 どうやら星野さんはブラン監督にとって「扱いやすい」選手のようです。わざと日本語で発言した協会の女性スタッフも、ブラン監督の共犯だったのでしょう。普段は監督の言動に振り回されているのに、肝心な時には仲間外れにされてしまう通訳さんが気の毒でなりません。 ブラン監督はペーニャさんが自分に抱いている憎しみを承知の上で、ウルグアイ代表が全力で向かって来るように仕向けましたし、星野さんのプライドを刺激してチームに緊張感をもたらしました。後者は達海監督にもできるかもしれませんが、自分が他人にどう思われているのかをあまり気にしない彼には、前者のような行動はできないように思えます。二人の「人の悪さ」の違いは、このような行動に表れているのかもしれません。 からくり人形「めめこちゃん」を見て、昔プレイした「弟切草」を思い出しました。ゲームの中で人形に何かをされた記憶はないのですが、髪が伸びたり表情が変わったりと、基本的に動かない日本人形と違い、アンティークドールはアクティブな子が多くて怖いです。 |
二十九号(♯374) |
三十歳の城島さんは日本代表の最年長。テスト生として新潟に入団。「ユースに上がれなかった」ということは、中学校時代はどこかのクラブのジュニアユースに在籍していたということでしょうか。モデルと思われる選手の影響か、大学時代はスタンドで太鼓を叩いていたのかなと想像してしまいます。 城島さんの原動力はギリギリの危機感。花森さんが日本代表を背負っているというプレッシャーで動いているように、エネルギーとなっているものは選手それぞれ違うものです。同点につながるFKを蹴った志村さんのサッカーの原動力となっているものを知りたいですが「人間、お腹が空くと動けないけど、食べ過ぎても動けなくなるよね」などとよく分からない答えが返ってきそうな気がしてなりません。 観客席での応援組も含めて、ETUの人々に出番がなかったことが寂しいです。椿くんが試合に出たら、有里ちゃんは立ち上がって大はしゃぎ(そして後藤さんに止められる)してくれそうな気がします。 |
二十八号(♯373) |
モーニングの表紙は椿くん。「世界を追い抜け」というキャッチコピーも俊足が武器の彼らしくて素敵です。外国のクラブに見つかったり捕まったりしないように、どうか全速力で駆けて行ってください。 アルバロさんのシュートに盛り上がる観客。昨年のW杯で活躍し、先輩であるガルシアとエステバンを囮に使う二十歳。「十年ちょっと前」に現役引退したペーニャさんが、アルバロさんにとっては「子どもの頃のヒーロー」である可能性は高いと思われます。憧れの選手と一緒にサッカーをする。その選手が引退して監督になったら、彼のチームでプレーする。それがサッカー少年の二大ドリームだと勝手に考えています。 志村さんは、花森さんのことをハナモンと呼んでいる様子。植物系ポケモンのようなニックネームを付けられた彼は、日本人が敵の好プレーに沸く事態にショックを受けてます。さらにウルグアイに先制された幻まで見ているようです(六ページ四コマ目)。 花森さんの個人技でウルグアイのゴール前まで迫るも、日本代表はゴールならず。逆にウルグアイに先制されます。 気持ちを切り替えようとする守備陣に対して「軽い」と指摘する城島さん。星野さんに対しては言いたいことは山ほどあると思いますが、軽いと言われても、覚悟や気持ちなどの精神的なものか、プレーという抽象的なものしか思い浮かばないので、彼が何を言いたいのかが気になります。 見る側の主観が入っていることは否定しませんが、犬は時おり、人間のような表情を浮かべます。私はネットでそんな犬の画像を見るのが好きなのですが、人面犬が不気味に思えるのは、「表情や仕草に垣間見える人間っぽさ」がなく「顔が人間そのもの」だからなのかもしれません。 鑑識にある専門的な道具(耳かきの綿のようなものや特殊なパウダー)でなければ指紋は採取できないと思っていましたが、なんとご家庭でも簡単にできることが判明。ツルツルの紙は上質紙でもいいのでしょうか。ものすごくやってみたいです。 |
二十七号(♯372) |
ウルグアイはガルシア(所属チーム:マンC)とエステバン(所属チーム:ユーヴェ)の二人に攻撃を任せ、他の選手が守備をする堅守のチーム。対する日本代表は浦和の越後さんと東京Vの秋森さんが守備を固めます。
二人は同い年か、歳が離れていても一、二歳くらいに見えるのですが、星野さんはなぜ「越後さん(ゴッさん)」と「秋森」と呼び方に差をつけているのでしょうか。 そんなA代表の戦いを「すごいねー」と言いながらベンチで見ている椿くん。試合開始前のブラン監督の言葉にプレッシャーを受けた様子はありません。この試合に出られるのか、次に代表招集されるかどうかも定かではない彼の立場では「ボロ負けしたらプランジャパンが積み重ねてきたものが台無しになる」という気持ちには至らないような気がします。 平賀さんが言うには、椿くんと窪田くんは昨日の紅白戦でAチームには入れなかったものの、いい動きをしていたとのこと。代表合宿に平賀さんという頼れる保護者がいてくれて本当に良かった。もし、再び代表で顔を合わせることがあれば、その時もどうか椿くんの面倒を見てあげてください。 ウルグアイの十番は二十歳のアルバロさん。「同い年」というのは確かに意識するものです。そして椿くんは、サッカーが上手い個性的な人に好かれやすいので、試合に出場した場合は、ひょっとしたら彼にユニフォーム交換を求められるかもしれません。 好きは呪いだ。苦しくて、とても心地よい。 物を作る趣味を持つ人間として、「コンプレックス・エイジ」の最終回は渚さんのこの言葉が心に突き刺さりました。それはそうと、夜にミシン掛けをして近所迷惑にならないかが心配です。 |
二十六号(♯371) |
ブラン監督の発言が通訳さんと日本代表に与えた影響は大きかった模様。前回のW杯でブラジルに敗れた(ボコボコにされた。秋森さんのミスで二失点)ことで植え付けられた、日本代表は南米勢に弱いというイメージを拭い去る機会だと、選手たちは奮い立ちます。自分の世界に浸る花森さんと、ルール改正にまで思考が飛んでいる志村さんは普段通りのようですが。 ウルグアイの選手にテンションを上げる赤崎くんの横顔が変装用の眼鏡のせいか、一瞬だけ山形の佐倉監督に見えました。暑いからマスクは外したようです。 デートは家に帰るまでがデートです。席を立ったハーフタイム中や、軽く何か食べようかと立ち寄ったお店で顔見知りに遭遇する可能性は、決してゼロではありません。有里ちゃんは椿くんの日本代表デビュー戦を見届けて、ご機嫌かつ興奮冷めやらぬ状態で後藤さんに家まで送ってもらえばいいと思います。 高校生の時に、授業の一環で「高校生が主人公。兄が自動車事故の加害者になったことで平穏な生活が一変する」というあらすじのVTRを見せられたことがあります。いちおうはハッピーエンドで終わったはずですが、お兄さんが被害者(この時点では意識不明)のお見舞いに行って奥さんに門前払いされるシーンがやけに印象に残っています。この手のVTRをひたすら見せつけられるのは、確かに精神的に厳しいかもしれません。 奥さんが作ってくれた晩ご飯を食べて、家族ができたことを実感する。片岡さんと志乃さんには末永く幸せでいてほしいものです。 |
二十五号(♯370) |
ウルグアイの代表監督はペーニャさん。所属していたチームにブラン監督がやって来て、現役時代の最後の一花を咲かせるために他クラブへ送り出したという「いい話」のはずが、当人にとってはそうではなかった。もしも達海監督がETUで長期政権を築き、戦力外になった村越さんを引退ではなく移籍させたならば、十年後二十年後の二人はブラン監督とペーニャ監督に近い関係になるような気がします。 後藤さんと有里ちゃんの観戦デート! 達海さんのように大きなイベントで有里ちゃんとの距離を縮められない代わりに、後藤さんは地道に有里ちゃんと行動を共にすることで、ゴトユリエンドへの道を切り開いてもらいたいものです。もし二人を見つけても、世良君たちは声をかけずにそっとしておいて欲しいのですが、花森さんと持田さんの因縁が仄めかされている話の流れから、東京ヴィクトリーの関係者と出くわす可能性は高そうです。平泉監督には後藤さんから挨拶に行くでしょうし、持田さんは「ETUの人たちじゃん。何、デート? 俺、ヨソ行った方がいい?」「デートなんかじゃないわよ! ウチの椿くんを見に来たの」という感じで観戦することになりそうです。 それはそうと、ウルグアイの角刈りの選手が「少し若返らせて柄を悪くした永田会長」に見えて仕方がありません。 巻末の目次を見るまで、読み切りの作者が「異法人」の方(の片割れ)だと気づきませんでした。個人の感想ですが、この先生の作品は「現代日本以外の場所」を舞台にしたものの方が読んでいて印象に残ります。 |
二十四号(♯369) |
人はなぜ争うのか……。憎しみは報復を産み、そしてまた新たな憎しみを産むのだというメッセージをこめた花森さんのスライディングにはもちろん笛が吹かれました。後ろから椿くんを狙っていましたし、これでもし彼が怪我でもしたらどうしようかと心配したのは事実です。ですがよく考えてみれば負傷離脱は緑川さんとガブリエル君が既に経験済みなので、万が一椿くんが代表で怪我をしたとしても、重傷にはならないような気がしました。 相変わらず謎発言をする志村さん。日本でもおいしい海外料理が味わえるのは確かですし、ネットでは英国人とフィッシュ&チップスがネタにされているのを見かけますが、海外料理=サッカーという解釈で話を進めて良いのでしょうか。 意識を高く持ってプレーすれば、高いレベルで周りが応えてくれるのがA代表という世界。自身の成長に残された時間を使おうとする椿くんですが、マッチアップしている花森さんにとってはいい迷惑のようです。椿くんから激しくボールを奪う(そしてファウルを取られる)花森さんの姿を城西さんは「持田とやり合ってたのを思い出す」と評価しましたが、東京でのウルグアイ戦で二人の因縁(花森さんが一方的に持田さんを意識していただけかもしれませんが)が明かされたり、持田さんが登場したりするのでしょうか。 名前の憶え間違いに要注意。私も名前を読み間違えられることが多いので、今回の話は他人事とは思えませんでした。そして日本の神さまたちの名前はカタカナならば書けるかもしれませんが、漢字ではまず無理だと思います。 私生活でやることはやっていた凡田選手。生まれてくるお子さんのためにも、チームで活躍して年俸アップにつなげて欲しいものです。 |