三十九号 |
久しぶりのフットット。このまま番組が続くのかと思えば、場面はスタジアムへ。平賀さんが代表に招集されなかったのは、やはり怪我が原因だったようです。 ETUは勝ち点五十三で三位。残り五節ということは、このままいけばタイトルは取れなかったとしても、賞金圏には入れそうです。 代表選考の時、椿くんは世良君や宮野くんと食事に出かけていたようです。ひっきりなしにかかってくる電話の対応に困る椿くんが、ありありと想像できました。大谷君がお祝いのメールを送ったとも言っていますし、代表を経験したことによって、椿くんの「サッカーで作った人と人とのつながり」が、大きく強くなっているのを感じます。 清水のキーパーは三十一歳(単行本三十七巻参照)の上川さん。代表にはベテランGKとして代表に招集されています。GKというポジション柄、彼の清水での活躍が緑川さんの移籍に関わっていると思うのですが、その緑川さんの怪我は今どうなっているのでしょうか。物語の中は九月終盤ですから、リハビリは行っているはずです。最近緑川さんの出番がないので、この清水戦で彼のことに触れて欲しいです。 清水の監督は、スーツを着た体格の良い若い男性だったと記憶しているのですが、この試合で出番はあるのでしょうか。 技術職と事務職の仁義なき戦い。それはそうと、なぜ「とうりゃんせ」のメロディは頭に残るのでしょうか。私は幼いころに大阪市内の信号で聞いた「とうりゃんせ」が、未だに頭に残っています。 モーニングはひと回り以上年齢の離れたカップルが結婚してもOK。よし……! ただ、志乃さんが年齢の割に大人びた顔つきだったのに比べて、十年前の有里ちゃんは小柄で可愛くて、小学生にしか見えなかったのが、後藤さんや達海さんとの歳の差カップルを成立させるためのネックかもしれません。「出会ったばかりのころ当時の二人の写真」を披露すると、間違いなく新郎がいらぬ誤解を受けそうです。 |
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三十八号 |
チヤホヤされたい。ブラン監督は非常に正直な方です。彼の寸劇に付き合ってあげる村林さんはいい人だと思いました。古川通訳は冷たくあしらうタイプなので、多分これでバランスが取れているのだと思います。 有里ちゃんが相変わらず有里ちゃんでした。彼女と後藤さんがスーツのジャケットまで着ているのに、佐藤くんが半袖なあたりに季節の変わり目を感じます。 持田の代わりは誰にもできない。持田さんは自分がホンジュラス戦に招集されたのは、ブラン監督の実績作りが目的だったと話していますが、代表戦と東京ダービーで、彼の力は十分はアピールできたと思います。ブラン監督が会見の場で持田さんの名前を出したのは「怪我が治ったら呼ぶ」というメッセ―ジなのかもしれませんが、後になって「そんなこと一言も言ってない。マスコミが勝手に話を作ったんだ」と言いだしても不思議ではないので油断はできません。 椿くん代表招集。それはおめでたいことですし、窪田くんも一緒に選ばれて良かったと心から思うのですが、アジアカップには平賀さんがいません! 若手や召集経験の少ない選手の面倒を見る「保護者枠」は、古谷さんが一人で担うことになるのでしょうか。 綿谷さん、岩淵さんだけではなく、江田さんが選出された鹿島。これはリーグ戦で鹿島というチームが掘り下げられる伏線なのでしょうか。村越さんと「同い年で同ポジション」の五味さんの「プレイヤーとしての差」の話も描かれると思いたいのですが、キャプテンを退き、ダービーの呪いから解き放たれてはっちゃけてしまった村越さんが今後どうなるのか、私には予想がつきません。有里ちゃんとは別の意味で、彼には幸せになって欲しいものです。 |
三十六・三十七号 |
週刊少年ジャンプでは半裸の女の子が巻頭カラーを飾ってクレームが来るのに対し、週刊モーニングの巻頭カラーでは三十二歳の男性プロサッカー選手が脱ぐ。 これが少年誌と青年誌の違い、そして出版社の違いなのでしょうか。夏コミではいわゆる「成年向け表現」のルールが大きく変更になりましたが、商業誌では男性でも乳首を隠さないといけないのですね。 呪いが解けてなまはげ化した村越さん。若手が大変な目に遭っています。とりあえずロッカールームに有里ちゃんがいれば、半裸の三十代男性に抱きつかれるという事案が発生していたので、監督会見に行っていて良かったと思いました。 とはいえ、東京ダービーの呪いは、十年前にゴール裏で応援していた有里ちゃんにも少なからず影響していたと思うので、ミスターETUに「有里! いい広報になったなー!」とか言いながら抱きついてこられたら、有里ちゃんは骨折覚悟で彼の胸に飛び込んでいったと思います。村越さんが独身であれば、そのままコシユリルートに突き進んでも、それはそれで美味しかったのに……。 付き合いのベテラン勢が「こんな姿初めて見た」という有様ですが、達海さんの態度や広報活動における有里ちゃんのイジリっぷりを見ていると、これが村越茂幸という人間の本来の姿だったのではないかとさえ思えてきます。余計な事を考えず、圧倒的なパワーで作戦や戦術をことごとくぶっちぎるプレースタイル。分かりやすくていいですね。またマークを引きずってシュートを決めてください。 アジアカップ日本代表メンバー予想大会。いつの間にか山さんが賞品スポンサーになってます。いつもいつもお邪魔してご迷惑かけてるのに、お菓子に不満がってはいけませんよ子どもたち……。 FWとMFまとめ。小学生の皆さんは、淵、浦、賀などの、まだ学校で習っていない画数の多い文字には苦戦しそうな気がします。そして、達海さんより字が上手に見えます。 椿くんと窪田くんはポジションを争うライバル。小室くんと綿谷くんがコンビ扱いされているように、二十歳の二人も世間ではコンビ扱いされていると思ったのですが、そういう訳でもないのでしょうか。 椿くんが代表に行きたいと望んでいるならば、仲良しの窪田くんと離れ、年上の選手たちとプレーすることも成長には欠かせないと思うのですが、ETUからは何人ぐらいの選手が選ばれるのでしょうか。 |
三十五号 |
村越さんが王子に牛扱いされました。村越さんは体格が良い上に、脚力だけでなく握力も強そうなので、我を忘れてブッ叩かれたり抱きしめられたりしたら、普段、体を鍛えている選手でも、とても痛いと思います。苦難の時期でも、ETUと村越さんを応援してきたサポーターにとってはご褒美になるかもしれませんが。 有里ちゃんの側でETU勝利の瞬間を見届けた後、後藤さんはどこかに行ったようです。そこで泣いている有里ちゃんを放置するような人だから、独身ネタを有里ちゃんにからかわれるのではないでしょうか。 ホーム名古屋戦では泣きながらも監督会見の準備をしていた有里ちゃんも、東京ダービーの勝利は格別のようです。この調子では、ETUがタイトルを手にした時、彼女がどうなるのか心配です。感極まって動けなくなっても、その分、佐藤くんが頑張ればいいのですが。 有里ちゃんを「永田さん」と呼ぶ佐藤くんですが、単行本四十一巻を読み返していたところ、夏木さんのことを「夏木(ナツ)の奴」と呼んでいました。二十八歳の持田さんが年下の夏木さんや八谷さんに「持田くん」と呼ばれる世界ですから、呼び方と年齢の関係を深く考えてはいけないのかもしれませんが、佐藤くんは二十六歳の夏木さんと同年代なのかもしれません。 どこかスッキリしないままの関係。次があり、その積み重ねによって歴史が作られていくダービーは、そういう物なのかもしれません。単行本を読み返している所だったので、何となくブラン監督とウルグアイのペーニャ監督の「素敵な関係」を思い出してしまいました。 |
四十四巻 |
二人の監督の下の部分、帯に隠れた場所に成田さんがいました。持田さんに影響を与えた彼は、間接的に東京ダービーに影響を与えたわけでもあり、この場所に配置されていることに説得力を感じます。 達海監督がスタジアムを煽った場面。この時、有里ちゃんの隣にいた佐藤君が、いつの間にか消えています。ハーフタイムのロッカールームには、有里ちゃんと後藤さんがいることが確認できます。世良君のシュートでETUが同点に追いつく、椿君がドリブルで駆け上がるシーンでは、有里ちゃんの隣には後藤さんがいました。この後、後藤さんは試合終了後まで有里ちゃんの隣をキープしています。試合中に、佐藤くんと後藤さんがポジションを変えるようなことが起きていたのでしょうか? |
三十四号 |
シュートを決めて真っ先にゴール裏に走り寄る椿くん。この試合ではスタジアムの流れを変えるサポーターの力にも焦点が当てられましたが、椿くんなりに、サポーターやゴール裏に対して感じたことがあるのかもしれません。 コータ君に似てるから、椿のユニフォームを買った。キョーコちゃんの口から飛び出した衝撃発言に、コータ君が真っ赤になっています。単行本のおまけで、発言の真意が明かされるのでしょうか。 キョーコちゃんはマイペースというか、独特の感性を持った子のように思えるので、椿君に憧れた結果、サッカーを観るだけではなく、することに興味を持ち、十年後には居酒屋・東東京でアルバイトをしながら、ETUのレディースチームの選手として活躍しているものと勝手な想像をしていたのですが、もしかしたら、田沼コータ選手がETUのトップチームに昇格する未来があるのかもしれません。 燃え尽きるおじいさんトリオ。う、薄くなってるー!? 本人は別の場所にいて、魂や意思のようなものだけが、隅田川スタジアムに出現しているとか、そんなオカルトなオチはないですよね。高齢者の「死にネタ」は、本人はギャグのつもりでも周りが反応に困ります。 長いアディショナルタイムを凌ぎ、ETUが勝利。ダービーの歴史が変わりました。次号、有里ちゃんは嬉し泣きしているかもしれません。 試合後のインタビューでは、当然、持田さんのことが話題になるでしょう。ETUや東京ヴィクトリーの関係者の態度が気になります。 漫画の実写化は、特に登場人物の再現が難しく、原作ファンから不満が上がるだけでなく、ネットが炎上することもありますが、鬼灯様と座敷童子ちゃんズは原画に忠実に再現されていました。もし「鬼灯の冷徹」を実写化する場合、動物キャラクターの再現がネックになると思います。 |
三十三号 |
王子のボールはバーを直撃。驚いたような表情から察するに、王子自身も予想していなかったようです。本人も自覚していなかった疲労が、次の試合に影響を与えなければ良いのですが。 丹波さんと石神さんの活躍で、再びボールはゴール前へ。FKを得た村越さんと堺さんもそうですが、ETU在籍年数が長い分、東京ヴィクトリーに屈辱を味わっているベテラン選手たちは、東京ダービーの歴史を変えたいという思いが強いのかもしれません。 大事な場面を必ずモノにできるチームが、タイトルを獲れる。達海監督の言うとおりなのですが、大事な場面をモノにするのは、本当に難しい事でもあります。 ゴールを決めたのは椿くん。このままETUが勝ち越して、東京ダービーの歴史が変わるのでしょうか。 王子のFKに期待を寄せ、外した時にはがっかりして、椿くんのゴールに大きく口を開けちゃう有里ちゃんの表情が可愛いです。東京ダービーが終わった時、彼女はどんな表情をしているのか、隣の後藤さんの反応も含めて期待しています。 |
三十二号 |
涙目で声援を送っている東京ヴィクトリーのサポーターの姿が印象的でした。そんな中で、チームメイトに呼びかける城西さん。良くも悪くも優等生なキャプテンだからこそ、持田さんは、彼に後の事を託せたのかもしれません。 何としてでも勝とうとする東京ヴィクトリーの勢いを逆手に取るETU。村越さんの迫力は、180cmという身長に加えて、筋肉質のいわゆるガチムチ体型だからなのかもしれません。タックルを仕掛けても、逆に弾き飛ばされそうに思えます。 村越さんからボールを受けた堺さんがFKゲット。このあたりのベテランの動きや、相手の勢いを逆手に取るスタイルは、達海さんが就任する前の、カウンターを得意としていたチームの名残なのかもしれません。 |
三十号 |
湯沢くんがかわいそうだと思いました(小学生並みの感想)。 サッカーと生きていくために、持田さんは治療を選びました。「靭帯は切れていないが半月板がダメ」で「次のW杯には間に合う」ということは、今シーズンだけではなく次のシーズンも治療に専念することになるのかもしれません。この物語で描かれるのは、おそらくこのシーズンだけでしょうから、ピッチを去るのと同時に、持田さんはこの物語からも去っていくのでしょう。 怪我に泣かされた選手でありながら、達海さんと持田さんは異なる選択をしました。違う人間なのですから、それは当たり前のことなのですが、周りから何と言われようとも、勝利と代表復帰に執念を燃やした持田さんは、ともに高みを目指す盟友や、助言してくれる年長者、チームを託せる相手、意思を尊重している指導者など、環境に恵まれているように見えました。 時代背景も無視できませんが、現役時代の達海さんは、そうした存在がいませんでした。多くの人に囲まれていたにも関わらず、治療に専念するという選択ができず、フロントの確執に巻きこまれてETUを去らねばならなかった彼は、実は深い孤独を抱えていたのかもしれません。 次号は休載。事前に告知してもらえると、心の準備ができるのでありがたいですね。七月が単行本が出るので、その作業のためかもしれません。 おもてなしのお菓子は色鮮やかな甘いケーキ。アメリカの少女らしい選択ですが、着色料と砂糖で東洋人の内臓を攻撃しようとしてるのではないかとうがった見方をしてしまいます。ツンデレ美少女を攻略しているのは、サタン様ではなく鬼灯様の方なのでしょうか……? |
二十九号 |
持田さんはいったい、どうなってしまうのでしょうか。 動けなくなってもピッチに残る持田さんの姿を見て、マークが緩んだところを最後の力を振り絞り、チームの勝利に貢献するのだろうかと考えたのですが、それではまるで、十年前の東京ダービーでの達海さんです。ですが、ETUの監督である達海さんが、東京ヴィクトリーの選手である持田さんに直接、働きかけるとは思えません。 ですが日本代表や東京ヴィクトリーの先輩である成田さんへの態度を思うに、平泉監督や花森さんに何かを言われて、持田さんが考えを変えるとも思えません。 例えば試合後に「また一緒にボール蹴りましょう。今度は味方同士で」「えー何それ、椿くん自分が代表に選ばれると思ってんの? マジ受けるー」とか、「東京ダービーの勝ち逃げは許さねえからな」「村越さん、またカモになってくれんの? ミスターETUは優しいねえ」とか、そんなやりとりがあれば、持田さんに療養と復帰の可能性が見えるかもしれませんが、果たしてどうなることでしょうか。 |
二十八号 |
持田さん……! 持田さんの怪我フラグはさんざん立っていたので、負傷退場は予想していましたが、やはりその場面を見せつけられると辛いです。 ただ、誰かとの接触プレーによる怪我ではなく、抱えていた爆弾の爆発で持田さんがピッチを去るというのは、ダービーに遺恨が残らずに済みます。それだけが、ささやかな救いなのかもしれません。 日本中に火を点ける持田さんの姿が見たいという平泉さんの希望、そして前回私が書いた、持田さんと椿くんが同時に日本代表に選ばれて仲間としてボールを蹴るという私の妄想は、おそらく消えました。そこで思い出したのが、達海さんの「引退試合」の時、椿くんが達海さんと同じチームに入りたいと願いながら、入れなかったことです。 ピッチを走り、ボールを蹴ることで仲間を得る一方で、対戦相手として選手の最期に立ち合い、果たせなかった夢や思いを受け継ぐ。それがこの物語において、椿大介という人物に与えられた役割なのかもしれません。 モノ作りの世界に限らず、世間の需要や顧客の要求に応じなければ、食べていくことができません。好きな物を作らせてお金を出してくれる鬼灯様は鬼ですが、芸術家にとっては神だと思いました。八百万の神々がいる国らしいですよね。 |
二十七号 |
東京ダービーを見て、代表落ちを不安がる花森さん。トレーニングに行くべきか迷った結果、試合視聴を続けることにしましたが、コーヒーの飲み過ぎは胃に悪そうです。せめて何か食べればと思うのですが、丈夫ではなさそうな花森さんの胃腸が、ドイツの食べ物を受け付けられるのか疑問が残ります。 自身の怪我フラグだけでなく、椿くんの海外移籍フラグまで立ててしまう持田さん。ETUの戦力を低下させようとする、高度な作戦……ではないとは思いますが、やはりこの物語の結末には、椿くんの円満な海外移籍が用意されているような気がします。 サッカーで人とコミュニケーションを取る椿くんのスキルが、持田さん相手にも発揮されています。「笑顔=楽しい」という発想が、椿くんの若さの表れだと思いました。 希望だけを見据えるように、ボールを蹴った時期。そこで花森さんのことを思い出すということは、持田さんにとって代表は、ハイレベルな戦いを繰り広げる「ヒリヒリした空気」の漂う場所であると同時に、楽しい場所でもあったのかなと思います。 持田さんと椿くんが同時に日本代表に選ばれ、仲間としてボールを蹴るのも楽しそうですし、見てみたいのですが、移動やら何やらで椿くんが酷い目に遭いそうな予感がするので、ブラン監督には選手を選ぶにあたり、そのへんの事情も考慮に入れて欲しいです。 |
二十六号 |
表紙にパッカ君。前号に掲載されたスイカバーの工場見学が、ウェブにカラーで公開されたのが嬉しいです。ですが彼と金魚草のせいで、「鳥獣戯画」というより「百鬼夜行」とか「珍獣集合」などの方がイメージに合っている気もします。 ETUの怒涛のシュートを防ぐ東京ヴィクトリー。秋森さんの「よりによってETU相手なんかに」という発言が若干気にかかります。王者のプライドはともかく、選手の中にETUが格下だという意識があるならば、足元をすくわれるかもしれません。 椿くんが楽しそうに笑っています。彼のイメージを覆すようなヒールキックまで見せてくれるとは思いませんでした。 持田さんに二度もカモ扱いされた村越さんですが、達海監督が修正しなかったのは、王子と二人でどうにかできると信頼しての証拠。この東京ダービーでは、彼の活躍に期待したいものです。 狸絶対殺すウーマン(ラビット?)の芥子さんが化け比べを見に行っていたら、惨劇が起きていたでしょう。その代わりに彼女は気まずい沈黙を味わったわけですが、それを理解していても助けないところが、鬼灯様がどSと言われる所以なのだと思いました。 |
二十五号 |
審判につっかかる持田さん。審判は選手に文句を言われることもある仕事ですが、持田さんに近距離で見つめられるのは精神的に辛かっただろうなと思います。そんな持田さんを止める城西さん。単行本を読み返したら、二人は一つしか違わない(城西さん二十九歳)んですね。城西さんも東京ヴィクトリーの在籍期間が長そうなので、その間持田さんの世話を任されていたのかと頭が下がります。 持田さんの代理人は外国人の模様。怪我のリスクがある選手、しかも人数に制限がつけられている外国籍ともなれば、クラブが獲得したがらないのが一般的なのでしょう。それを考えれば、怪我持ちの達海さんを、人間性や人柄というあやふやなものでイングランドのクラブに売りこんだリチャードは、ああ見えて凄腕の代理人なのかもしれません。 勝負の世界にモチベーションは重要ですが、必ずしもそれが結果に結びつくわけではありません。選手生命を懸けた覚悟が砕かれた時、持田さんがどうなってしまうのか、心配でなりません。 |