上平寺館の庭園跡

 
上平寺館

米原市上平寺(旧坂田郡伊吹町上平寺) 


■創築年

明応元年(1492)
■創築者  京極高清
■形式 平城
■遺構 石垣・土塁・削平地
■別称 -
■標高  -
■面積 -

 上平寺城の麓にあたり、京極高清の湖北統一後の本城。 上平寺城に対する平時の居館。

 

 国道365号線上平寺区内に伊吹神社があり、その裏一帯が居館跡。

 「御屋形」「弾正屋敷」「蔵屋敷」「隠岐屋敷」「厩」と記された方形区画が数多く認められる。「御屋形」は言うまでも無く京極氏の居館を指すもので、この背後には「御自愛泉石」と記された部分がある。これは庭園のことで、今も瓢形の池や立石が残ります。

 非常に整備された屋敷跡が数多く、当時の賑わいを感じます。

大永三年(1523)には焼失したと思われる。

伊吹神社前の屋敷跡発掘現場

屋敷周辺に配された石垣が見られる

2002年6月撮影