C付近に残る遺構

曲輪背後の竪堀

曲  輪

この曲輪は規模が小さい方である。曲輪背後にはよほど立派な石垣が築かれていたのか?あちこちに多くの石が散乱していた。

畝状に築かれた土塁と空堀

(空掘は斜面を下ると竪掘に変化する)

石積み・・・その1

石積み・・・その2

石積み・・・その3

京極丸の北脇に付設された曲輪の石塁

 検証結果では、C一帯の多くの削平地の中から「他の郭とは明らかに異なった防禦が付加された大野木屋敷の曲輪」の場所を特定するには至りませんでした。

 京極丸直下の清水谷側斜面には曲輪や堀・土塁など、小谷城略測図に描かれていない遺構がまだまだ沢山存在しており、保存状態も非常に良く往時の姿を留めています。

 今になって小谷城絵図を見ると、大野木屋敷から本丸にしっかりとした道が描かれている、これを手掛かりに更に絞り込めるものと思われ、引き続き検証に訪れたいと思います。

 段状の削平地を登っていくと、次々と現れる大削平地や見事な石積みが現れ、幾度と無く感動させられ、お城ファンならきっと満足できると思います。

 

 

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