天神山砦

伊香郡余呉町国安


■創築年

天正十一年(1583)
■創築者  山路正国
■形式 山城砦
■遺構 削平地、堀切、竪堀、土塁
■別称 -
■標高  210m
■面積 370×70m

 羽柴が他の砦である。秀吉は北国が雪で閉ざされ勝家が出兵できないうちに滝川一益を平定し長浜城の柴田勝豊から人質を取り配下の大金藤八郎、山路正国らに片岡天神山に砦を築かせ丹羽長秀の兵もこの付近の警護にあたらせた。

 この天神山は勝家軍に最も接近しており戦略上不利と判断した秀吉は合戦前に堂木山・神明山に撤退し陣容を強固にしたと言われている。