法灯護持会発足に際し寄せられたお祝いの言葉　
(肩書きは平成２年１０月現在)
名誉顧問 衆議院議員　鈴木　宗男
　このたび伝統ある霊峰伊吹山の法灯護持会の一員となりました事を心より喜こんでおります。
　吉田慈敬師とは同郷という事で、過日お訪ね頂き、お仲間に加えて項きました。慈敬師は北海道その中でも雄大な自然の北には大雪山系、西には日高山脈という広大な十勝平野の中心帯広市に生をうけ、中学校まで大自然の中で成長されました。縁あって高校、大学と比叡山のふもと坂本、そして京都で過ごされました。その後、参議院議員、故高橋雄之助先生のお世話により郷里に帰られ奉職され、将釆を嘱望されておりました。ところが交通事故に遭い、その時に世の無常なることを感じ仏縁をたどり、比叡山にて故三千院門跡森定慈紹師のもとで修行されたと承知しております。このたび師が日本の中心伊吹山を再び「心の道場」にと発願されたとお聞きしました。この事はおそらく師の心の遍歴が人々のため生かされる場となります事と期待しております。、
　私も国政の場より人々の幸せを願う者として、この大願が成就されます事を祈念し、益々ご精進をお願い申しあげご挨拶と致します。