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ラムサール条約
勧告 5.1.2: クアレ、ベネズエラ
第5回締約国会議
釧路,日本
1993年6月9-16日
勧告 5.1.2: クアレ、ベネズエラ
クアレがラムサール条約の下で「国際的に重要な湿地の登録簿」にベネズエラ政府によって登録されたことに注目し、
その湿地には315種の鳥類、この中には非常に多くのオオフラミンゴ Phoenicopterus ruber がおり、そこに生息する植物相及び動物相によって国内で最も重要な湿地の一つであることを認識し、
クアレにおけるモニタリング手続きの適用に関するベネズエラ政府の分科会Aにおける貢献に感謝し、
ベネズエラの国別報告書に記載されている湿地に生態学的変化が起こることを防ぐ対策の継続的かつ緊急な必要性に配慮し、
締約国会議は
Falcón State の東部で土地利用計画が活発に実行されることにより、またその地域にできる観光開発により引き起こされる否定的な環境的影響を抑制するための対策を行うことにより、そしてその地域で増加した住民のための施設を適切な地域に建設することによって、ベネズエラ政府にクアレ(と隣接する Morrocay 国立公園)で引き起こされる被害を防ぐ対策をはかるように促す。
ベネズエラ政府がこれらの対策の実行に必要な基金援助の提供者を探し出し、援助を獲得することを支援するよう、事務局に要請する。
[和訳:『ラムサール条約第5回締約国会議の記録』(環境庁 1994)より了解を得て再録]
[レイアウト:条約事務局ウェブサイト所載の当該英語ページに従う]