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勧告 5.14: 地中海地域の湿地

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第5回締約国会議
釧路,日本
1993年6月9-16日

勧告 5.14: 地中海地域の湿地に関する協力

地中海地域の湿地の保全のため、MedWet(地中海湿地フォーラム)がイニシアチブをとっていることに関心をもって注目し、

フランス、ギリシャ、イタリア、ポルトガル、スペイン政府及びヨーロッパ共同体、ラムサール事務局、Fondation de la Tour du Valat、IWRB、WWFインターナショナルの協力をもってこのイニシアチブが行使されていることに更に注目し、

MedWetの最初の準備期間3年間は、地中海地域周辺の全ての国々にとって有益であることを確認し、

本会議分科会DでMedWetに関する発表が行われたこと、また13の地中海諸国−アルバニア、アルジェリア、クロアチア、キプロス、エジプト、フランス、ギリシャ、イタリア、ヨルダン、スロベニア、スペイン、チュニジア、トルコ−から、そして欧州共同体の委員会、ラムサール事務局、ADAME、IWRB、WWFからの代表者らが参加して、1993年6月14日に釧路において、MedWetの下での地中海協力についての大変に積極的な会議が開かれたことを考慮に入れ、

国際協力に関する第4回締約国会議の勧告4.5を想起し、

締約国会議は

この地域的な協力活動を歓迎し、それが国際的なレベルの湿地保全への大変に有望なアプローチであると考える。

全ての地中海諸国の参加を得るため、最初に加入した10のMedWetの関係機関が現在MedWetが行っている活動に対して最大の努力をはらうよう促す。

その他の地中海の締約国がMedWetの目的を達成するために、特に地中海周辺の湿地の劣化と喪失を防止し、回復させ、またそのワイズユースを確実なものにするために、現在のMedWet加盟機関と緊密に仕事を進めるよう奨励する。

1996年の第6回締約国会議において、MedWetの活動の進展に関する完全な報告書をMedWetの加盟機関が提出するように要請する。


[和訳:『ラムサール条約第5回締約国会議の記録』(環境庁 1994)より了解を得て再録]
[レイアウト:条約事務局ウェブサイト所載の当該英語ページに従う]

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