琵琶湖水鳥・湿地センターラムサール条約ラムサール条約を活用しよう第5回締約国会議

ラムサール条約Ramsar  logo

勧告 5.15: 条約の使用言語

[英語] [フランス語] [スペイン語]


第5回締約国会議
釧路,日本
1993年6月9-16日

勧告 5.15: 締約国の会合における使用言語

締約国会議の会合の際の、スペイン語からまたはスペイン語への通訳の提供によって、スペイン語圏の国々において、その条約の執行が大いに支えられていることに注目し、

開催国、日本が、本会議においてスペイン語を使用言語の一つにするためにはかった便宜に対し感謝の意を表し、

本会議において日本語からまた日本語への通訳が提供され、それによって会議の審議内容が非常に多くの出席者に伝わったことに感謝し、

将来の締約国会議においては地域の言葉からまたは地域の言葉への通訳を確実にする必要性を強調し、

本会議に出席している多くのアラビア語を話す国々によりアラビア語を会議の使用言語の一つにすべきであるとの要請があったことを記録に留め、

アラビア語の会議における使用言語としての採用が、多くの新しい締約国の加入及び、現存の締約国における条約のより良い執行を奨励するであろうことを意識し、

締約国会議は

締約国、常設委員会、条約事務局が将来の締約国会議において地域の言葉への、また地域の言葉からの通訳を確実に準備するよう勧告する。

条約事務局に、アラビア語を締約国会議の使用言語の一つとして採用する可能性について検討するよう、また常設委員会に対し、それに伴う財政面及び関連して発生するその他の事柄に関するアドバイスを与えるように求める。

アラビア語を話す締約国及び同様に締約国になる可能性のある国々に、アラビア語を締約国会議の使用言語の一つとして採用するために必要な財政的支援を、条約事務局が獲得する援助をするよう要請する。

アラビア語を話す締約国に、まだ締約国ではないその他のアラビア語を話す国々が当該条約に加入することを奨励するよう重ねて要請する。


[和訳:『ラムサール条約第5回締約国会議の記録』(環境庁 1994)より了解を得て再録]
[レイアウト:条約事務局ウェブサイト所載の当該英語ページに従う]

[ Top ] [ Back ]