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第8回締約国会議文書1:議題案と日程案
Ramsar COP8 DOC.1:
Provisional agenda and programme of COP8
”湿地:水といのち,そして文化” 湿地条約(ラムサール,イラン,1971) 第8回締約国会議 バレンシア,スペイン,2002年11月18-26日 |
第8回締約国会議文書1
議事 III:議題案の採択
I 開会
II 一般演説
III 議題案の採択
IV 手続規則の採択
V 議長および副議長の選出,および議長挨拶
VI 資格審査委員会および他の委員会の任命
VII オブザーバーの承認
VIII 常設委員会議長の報告
IX 事務局長の報告ならびに締約国が提出した国別報告書に基づいた地球規模での条約の履行状況の概観
X 前回締約国会議の決議および勧告により提起された懸案事項
XI 条約の2003-2008年の戦略計画
XII 条約の2003-2005年の事業計画
XIII 財政報告および2003-2005年の予算
XIV 締約国ならびに常設委員会より提案された決議案と勧告案の検討
XV 資格審査委員会の報告
XVI 分科会の報告
XVII 科学技術検討委員会メンバーの任命
XVIII 決議と勧告の採択
XIX 常設委員会メンバー国の選出
XX 次回締約国会議の日取りと開催地
XXI その他
XXII 会議報告の採択
XXIII 閉会
分科会
1. 湿地:新しい世紀における主要な挑戦と新たな機会
2. 湿地目録と影響評価
3. 「国際的に重要な湿地のリストに関するビジョン(訳注:決議VII.11付属書)」を適用するための実用的方法
4. 持続可能な活用のための湿地管理:過去の教訓と新たな展望
5. 湿地の保全と持続可能な活用のためのツールとしての湿地の文化的側面
2002/11/17(日)
09:00 - 17:00 常設委員会会合(以下,会議委員会)
09:00 - 18:00 参加者登録
夕方 自由な非公式会合
第1日−2002/11/18(月)
08:00 - 18:00 参加者登録(つづき)
10:00 - 13:00 全体会合
I / II 開会
スペイン王国ならびに政府の上級代表,および会議委員会議長によって開会される.続いて事務局長ならびに招待者による一般演説が行なわれる.開会セレモニーに中に「2002年ラムサール湿地保全賞」の贈呈がある.
休憩−
会議手順の説明
III 議題案の採択
文書1:議題案と日程案を検討し,本会議の議題と日程を採択する.
IV 手続規則の採択
文書2:手続規則を検討し,本会議の手続規則を採択する.原注:規則は第7回締約国会議で採択されており,その変更は現在まで提案されていない.しかしながら,条約6条4に基づいて締約国会議は手続規則を毎回採択することになっている.
V 議長および副議長の選出
手続規則に従い,会議委員会の提案をもとにして議長および副議長を選出する.
議長挨拶
13:00 - 15:00 昼食
15:00 - 18:30 全体会合
VI 資格審査委員会および他の委員会の任命
手続規則に従い,会議委員会の提案をもとにして資格審査委員会を任命する.また会議を機能させるために必要なその他の委員会を設置することができる.2003-2008年の戦略計画ならびに2003-2005年の事業計画に関する委員会,財政と予算に関する委員会,将来の通常締約国会議の内容と期間に関する委員会が考えられている.
VII オブザーバーの承認
出席している締約国が異議を唱えない限りにおいて,国際機関・団体や国内の政府・非政府の機関・団体が締約国会議に参加する機会が与えられている(登録されたオブザーバーの一覧は会場で配布される).
VIII 常設委員会議長の報告
a) 常設委員会議長が報告を紹介する.そこでは,過去3年間の委員会の活動を協調し,委員会の今後の事業のための推奨事項を必要に応じて盛り込む.
b) 科学技術検討委員会議長が過去3年間の委員会の活動の報告を紹介する.そこには,委員会の今後の事業のための推奨事項を盛り込む.
条約の事業における重要事項について,招待者より発言をいただく.
IX 事務局長の報告
事務局長が,条約の2000-2002年の事業計画の実施についての報告,ならびに締約国が提出した国別報告書に基づいて条約の履行状況の概説を行なう.一般議論.
19:30 - 22:30 スペイン政府主催 歓迎行事
第2日−2002/11/19(火)
08:00 - 09:00 会議委員会会合
09:30 - 13:00 全体会合
X 前回締約国会議の決議および勧告により提起された懸案事項:
a) 条約第2条5および第4条2の解釈
その他検討中
スペインにおける湿地の保全と持続可能な活用に関する特別報告
XI 条約の2003-2008年の戦略計画.紹介とはじめての一般的議論.
XII 条約の2003-2005年の事業計画.紹介とはじめての一般的議論.
条約の事業における重要事項について,招待者より発言をいただく.
13:00 - 15:00 昼食
15:00 - 18:00 全体会合
XIII 常設委員会の財政部会議長よりの財政報告および2003-2005年の予算の提案.一般議論.
条約の事業における重要事項について,招待者より発言をいただく.
XIV 締約国ならびに常設委員会より提案された決議案と勧告案の検討
会議文書は常設委員会第26回会合(2001/12/03-07)において承認される提案,ならびに締約国が提出する提案(提出期限:第8回締約国会議の開会日の60日前:2002/09/19)からなる.この全体会合では各提案についてのはじめての議論が行なわれる.それは,修正の意見を受け付け,会議最終日に承認を得られるように案文を最終化する前にコンセンサスを探求するためである.(原注:締約国は新たな提案を会場で提出することもできる.ただしそれは次のものであること:a) 会議中の討論に起因する緊急事項;ならびに b) あらかじめ予知しえなかった新規の開発.)
19:00 - 21:00 (設置された場合の)戦略計画および事業計画に関する委員会,財政と予算に関する委員会,将来の通常締約国会議の内容と期間に関する委員会の会合
第3日−2002/11/20(水)
08:00 - 09:00 会議委員会会合
09:30 - 12:30 地域会合.各地域における条約の履行状況と会議への提案事項,ならびに分科会の討論事項について,さらに検討する(必要に応じて条約の6つの地域ごとに個別の議題案を準備する).
12:30 - 15:00 昼食
13:30 - 15:00 必要ならば,(設置された場合の)戦略計画および事業計画に関する委員会,財政と予算に関する委員会,将来の通常締約国会議の内容と期間に関する委員会の会合
分科会
締約国会議中の分科会は会議プログラムの必須部分であるが,すべての出席者が,すなわち締約国の代表者もオブザーバーも対等に議論に参加するという趣旨から正式な座席が決まった全体会合とは異なっている.分科会は,「テクニカル(訳注:技術的な)・セッション」という英語の原表現からもわかるように,条約にとってとても重要な課題を技術的な観点から扱おうとするものである.分科会では,各々のテーマに関係する決議案や勧告案について議論を交わし,それらの修正も提案することができる.そして,分科会で修正された案文は全体会合で検討されて会議の決議として採択されることもある.
15:00 - 19:00 分科会1:湿地:新しい世紀における主要な挑戦と新たな機会
1.1 水配分を含む,湿地と,地上水および地下水の管理:条約と水管理担当機関
1.2 生物多様性,砂漠化,気候温暖化,移動性の種,および保護地域の分野における他の条約や制度との共働の機会と限界
15:00 - 16:30 全体会議場での招待専門家による発表
17:00 - 19:00 本分科会のテーマの議論および各トピックに関する提案の検討.この議論は地域的に4グループ(アフリカ,南北アメリカ,アジア・オセアニア,欧州)に分かれて行なわれるが,誰もが自分が参加したいグループに参加できる.
第4日−2002/11/21(木)
08:00 - 08:45 会議委員会会合
09:00 - 13:00 分科会2:湿地目録と影響評価
2.1 条約の湿地目録システム
2.2 影響評価:生物多様性条約ならびに国際影響評価学会との共同作業の結果と可能性
2.3 政策決定者のための湿地の機能と生物多様性に関する早期影響評価ツール
09:00 - 10:30 全体会議場での招待専門家による発表
11:00 - 13:00 本分科会のテーマの議論および各トピックに関する提案の検討.この議論は地域的に4グループ(アフリカ,南北アメリカ,アジア・オセアニア,欧州)に分かれて行なわれるが,誰もが自分が参加したいグループに参加できる.
13:00 - 15:00 昼食
15:00 - 19:00 分科会3:「国際的に重要な湿地のリストに関するビジョン」を適用するための実用的方法
3.1 「ラムサール条約の国際的に重要な湿地のリストを将来的に拡充するための戦略的枠組み」(決議VII.11)の実施から学んだ教訓
3.2 マングローブ林,泥炭地,サンゴ礁,藻場,ならびに柔らかい底質の群集をリストに含めるための追加手引き
3.3 「世界泥炭地アクションプラン」:計画づくりから活動まで
3.4 登録湿地の情報にアクセスしやすくすること:「登録湿地データベース」と「ラムサール・データ・ゲートウェイ」
15:00 - 16:30 全体会議場での招待専門家による発表
17:00 - 19:00 本分科会のテーマの議論および各トピックに関する提案の検討.この議論は地域的に4グループ(アフリカ,南北アメリカ,アジア・オセアニア,欧州)に分かれて行なわれるが,誰もが自分が参加したいグループに参加できる.
20:30 - 22:00 地域会合.常設委員会に務める締約国を選出するために全体会合へ提出する推薦の合意を得る.
第5日−2002/11/22(金)
08:00 - 08:45 会議委員会会合
09:00 - 13:00 分科会4:持続可能な活用のための湿地管理:過去の教訓と新たな展望
4.1 統合的な海岸域保全のケーススタディと指針:最先端
4.2 保全計画づくりと実施に関するケーススタディとさらなる手引き
4.3 世界ダム委員会の報告とラムサール条約への関係性
4.4 湿地保全とワイズユースへの奨励措置に関するケーススタディと指針
4.5 湿地における侵入種に関するケーススタディと指針
09:00 - 10:30 全体会議場での招待専門家による発表
11:00 - 13:00 本分科会のテーマの議論および各トピックに関する提案の検討.この議論は地域的に4グループ(アフリカ,南北アメリカ,アジア・オセアニア,欧州)に分かれて行なわれるが,誰もが自分が参加したいグループに参加できる.
13:00 - 15:00 昼食
15:00 - 19:00 分科会5:湿地の保全と持続可能な活用のためのツールとしての湿地の文化的側面
5.1 湿地の文化的側面に関する指導原理:世界中の例
5.2 湿地の経済評価および影響評価一般へ文化面を組み入れるための指針
5.3 湿地に関する普及啓発および教育キャンペーンへの社会科学および文科系の組み入れ
15:00 - 16:30 全体会議場での招待専門家による発表
17:00 - 19:00 本分科会のテーマの議論および各トピックに関する提案の検討.この議論は地域的に4グループ(アフリカ,南北アメリカ,アジア・オセアニア,欧州)に分かれて行なわれるが,誰もが自分が参加したいグループに参加できる.
第6日−2002/11/23(土)
08:00 - 09:00 会議委員会会合
09:30 - 13:00 全体会合
XV 資格審査委員会の報告(会議文書は会場配布)
過去の場合と同様に,適切なレターヘッドの書簡紙に英語,仏語,または西語により書かれた締約国代表の信任状が資格審査委員会に届けられる必要がある.その信任状は,国あるいは政府の長,または外務大臣の署名があるもの,あるいは国際会議に代表を派遣しようとする国がその法律に則って公式に機能を与えられたものでなければならない.
条約の事業における重要事項について,招待者より発言をいただく.
XI, XII, XIII (設置された場合の)戦略計画および事業計画に関する委員会,財政と予算に関する委員会,将来の通常締約国会議の内容と期間に関する委員会の会合の報告.議論とコンセンサスづくり.
13:00 - 15:00 昼食
15:00 - 18:00 全体会合
XVI 分科会の報告と推奨事項
地域的に分かれた4グループのそれぞれから,5つの分科会で議論されたそれぞれのトピックの結論を簡潔に整理した報告が提出される.ここは,締約国会議によって採択される決議および勧告の最終案文を準備するためのコンセンサスを築くことをめざして,分科会で提起された主要な意見の相違を扱う機会となる.
第7日−2002/11/24(日)
エキスカーション日,条約事務局が締約国会議で検討され採択される提案の最終版を準備できるように.
第8日−2002/11/25(月)
08:00 - 09:00 会議委員会会合
09:30 - 13:00 全体会合
XVII 科学技術検討委員会メンバーの任命
会議文書にて,第8回締約国会議終了時から第9回締約国会議終了時までの期間に科学技術検討委員会に貢献できる技術者や科学者を常設委員会が提案する.常設委員会は,2002年2月28日締め切りで締約国より提出された候補者から提案書を作る.
XVIII 決議と勧告の採択
13:00 - 15:00 昼食
15:00 - 19:00全体会合
XVIII 決議と勧告の採択(つづき)
夕方 送別パーティ
第9日−2002/11/26(火)
08:00 - 09:00 会議委員会会合
09:30 - 13:00 全体会合
XVIII 決議と勧告の採択(つづき)
13:00 - 15:00 昼食
15:00 - 17:00 全体会合
XIX 常設委員会メンバー国の選出
条約の6地域それぞれから提出された提案に基づいて,締約国会議は第8回締約国会議終了時から第9回締約国会議終了時までの期間に常設委員会に務める国を選出する.(新しい常設委員会は第8回締約国会議終了ののち直ちに会合を開き,手続規則に基づいて委員会の議長と副議長を務める国を定める.ならびに財政部会や設立された場合はその他の部会メンバーとなる国を定める.)
XX 次回締約国会議の日取りと開催地
締約国会議は第9回締約国会議の日取りと開催地を決定する.原則的には2005年に開かれ,会議を招聘しようとする締約国からの招きに基づく.
XXI その他
XXII 会議報告の採択
XXIII 閉会
閉会セレモニーでは,地域グループ,事務局長,非政府機関代表,ならびにその他の分野の代表からの短かい挨拶をいただき,そしてスペイン政府の代表によって正式に会議が閉会される.
ラムサール条約に関するさらなる情報は条約事務局から得られます:Ramsar Convention Bureau, Rue Mauverney 28, CH-1196 Gland, Switzerland (tel +41 22 999 0170, fax +41 22 999 0169, e-mail ramsar@ramsar.org). 英語原文掲載:2000/12/04,Dwight Peck, 条約事務局.
[和訳:宮林 泰彦,国際湿地保全連合日本委員会ガンカモ類フライウェイオフィサー,2000/12/09]