登場人物紹介

(画面を見た記憶だけで書いているので、違う点があるかもしれません)

 津上翔一
 主人公そのいち。記憶喪失で何故か城北大学の美杉教授のもとに居候している。家庭菜園に才能を発揮し、家事全般OKで、世の女性方に「お嫁さんに欲しい」と思われてるとか?性格は癒し系…というより脳天気。自分が誰だかわからない不安を抱えながらも明るく振る舞っている、というよりは、思い煩うべき過去がないためにお気楽に過ごしているように見える。アンノウンが出現すると電波が飛んできて(笑)アギトに変身して闘う。その理由も意図も未だ不明のまま。一時的に記憶が回復し、最愛の姉が自殺しているということはわかったが、すぐさま元の木阿弥状態。紆余曲折を経て、あかつき号事件を含むすべてを思い出し、ようやく悩み多き主人公らしき状況に。優しい好青年のはずなのだが、やや無神経な部分があり、氷川をおもちゃにしている感がある。

 氷川誠
 主人公そのに。瀬戸内海の田舎町に勤務していたが、フェリー船「あかつき号」の遭難からたった一人で乗客を救出した功績を英雄視され、G3ユニットの装着員として大抜擢される。非常に純朴で素直で真面目な青年。田舎町でじじばばのアイドルなおまわりさんをやっていたほうが、絶対幸せだったと思うのだが。人の悪意さえ悪意と気付かず受け止めていた彼だが、単に恐竜並みに鈍いだけ、という説もある。やや不器用。長身で貴公子然とした美貌の持ち主だが、やや滑舌悪し。映画版でははっきりいって主役。

 葦原涼
 主人公そのさん。将来を嘱望された水泳選手だったが、自動車事故で重傷を負う。リハビリの末、返り咲こうとした矢先、緑色の昆虫然とした異形・ギルスに変身してしまう身体となり、彼はすべてを失う。水泳部のコーチや、元恋人にも異形ゆえ背かれたのだ。失踪のすえに謎の死をとげた父の残した「あかつき号」乗客を記した手帳を手に、父の死の手掛かりを探す日々を送るが、変身の後遺症である老化現象に苦しみ、誰からも理解されず、唯一心を寄せかけた女性も死を遂げ、自らも命を狙われる…という、世界の不幸を一身に背負った青年。一時死亡していたが、復活。復活後は男前度が上昇(私見)。外見は今風の青年だが、正統な石森ヒーローの後継者である。

 余談その1。
 すでに多くの人が指摘することだが、アギトの登場人物には水に関わる名前が多い。主人公たちはもちろん、真魚、小沢、沢木、河野などなど。OPでも主人公たちは水と縁があるようだが、アギトと「水」の関わりは今後どのような描かれかたをするだろうか。(放っておかれたりして)

 美杉義彦
 城北大学の心理学の教授。翔一と姪の真魚を引き取る太っ腹な人。穏やかな人柄。でもちょっとお茶目。一人息子の太一君の躾はもっとしっかりしたほうがいいと思うけど。

 風谷真魚
美杉家に引き取られている女子高生。透視などの超能力の持ち主。翔一が変身することを知っている。2年前に父・伸幸が不審な死を遂げている。翔一についてはちょっと微妙な感情を持っているらしい、明るく元気でカッコイイ女の子。

 美杉太一
 美杉教授の息子。今どきのガ…お子さまで、こまっしゃくれた口をきく。警察の物証の百円玉をくすねたり、風谷伸幸事件の手掛かりとなるカップを割ったりと、無意識にいろいろやってくださる。

 小沢澄子
 警視庁の管理官。G3システムの設計者であり、チームリーダー。MITの博士課程を12歳(15歳?)で修了した超エリート…らしい。ズバズバと叩き切るような物言いが魅力の姐御。ちっちゃな身体でオットコマエです。

 尾室隆弘
 G3システムのメンバー。周りがクセのある人物ばかりで苦労している常識人、かつ、ちょっと小市民。尾室くんのことを「影が薄い」などと無視するのが最近のお約束らしい。気の毒である。

 北條透
 警視庁捜査一課の刑事。プチエリート(笑)。G3システム装着員の座にこだわり、小沢や氷川に対して強い対抗意識を持つ。手段のためには目的を選ばない(あれ?)。嫌味で意地悪で思い込みの激しいコマッタちゃん。何をしでかすかわからないので目が離せない。ただいま管理人のゆがんだ愛情を一身に受けている。

 河野
 警視庁捜査一課の刑事。風谷伸幸の事件を担当している。温厚な性格で、北條や氷川のことを暖かく見守っている。ラーメン好き。

 謎の青年
 オーパーツから出現した遺伝子モデルを再現することで生まれた。赤ん坊から瞬く間に成長していった。現在病院暮らし。右手の甲に紋章があり、不思議な力を使う。神のごとき視点で話す。

 沢木哲也(自称)
 謎の青年のもとに通い続け、ついに超能力者の潜在能力を覚醒させる「力」を授かる。その意図は不明。最近になり、翔一の姉・雪菜の恋人であり、彼の名こそ「津上翔一」であることが判明。相当の金持ちらしい。ファンは彼のことをなぜか「都知事」や「皇帝」と呼ぶ。

 余談その2。変身後のライダーたち。
 3人ライダー揃い踏みが売りらしいこの番組。人様の反応(特に男性方)を見ていると、ギルス派とG3派に分かれている模様。ダークで、原始的な力強さを迸らせるギルスに魅せられる人。「変身ヒーローになりたい」という少年たちの夢をある意味体現したG3に思い入れる人。…ところで、アギトが一番カッコイイという人にまだお目にかかったことないんですけど…(^^;;
 …などと書いた後で、いろいろアギトの別フォームが出てきました。野性味あふれるバーニングフォームは、男性方にも好評のよう。また、怪人じみたアナザーアギトも、一部にファンがいる模様。

沢木雪菜
 津上翔一(仮)こと主人公・沢木哲也の姉。両親を亡くし、自分の手で弟を専門学校に通わせていた。強力な超能力の持ち主で、大学で実験を進めていたが、力を制御できなくなり、自ら死を望む。世界で最初のアギト…らしい。彼女に対する翔一くん(仮)の思い入れぶりは、はっきりいって姉弟の枠を越えている気が…(^^;;

相良克彦
 あかつき号乗客の一人。あかつき号事件関連の「ちょっとこわれた」人々の中では常識的な思考と行動力の持ち主だった。自称沢木に無理に超能力を覚醒させられた後、自分たちにとって危険と判断された涼を殺害。愛妻との思い出にしか自分の場所を見出せず、失意のうちに死亡。(;_;)

木野薫
 序盤、中盤と名前のみ繰り返し出てきて、性別さえ不明であったあかつき号乗客のリーダー的存在。終盤ようやく出てきたと思ったら、話の美味しいところをぜんぶかっさらっていった最年長ライダー(笑)。むしろアンノウンに近い姿のアナザーアギトに変身する。冬山で弟の命と自らの右手を失い、医師免許を剥奪されながらも非合法に手術行為を行うブ○ッ○・ジ○ッ○。

 真島浩二
 あかつき号乗客の一人。代々医者の家系で、両親に進路を押しつけられることに反発していた高校生。アギトの力を得たら、周囲を見返してやる、と幼いことを言っていた。しかし、木野や涼と関わり合うなかで、大きく変わりつつある。彼のけなげな姿に、女性陣を差し置いてアギト随一のヒロインの呼び声高し。

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