足踏み水車 あしぶみすいしゃ
たねやのふるさと、近江の湖東地方ではもう田植えがほとんど終えました。
最近は台風の被害を避けたり、兼業農家の方がゴールデンウィーク中に
みんな総出で田植えを済ませてしまおうと早稲を植えるところが多くなったためです。
田んぼに水が張られると景色は明るく一変します。
蛙がいっせいに鳴きだし、ツバメが田をかすめるように飛び交います。
さすがに絵に描かれたような水車で田に水を引くようなことはなくなりました。
治水が良くなり、大昔のように水利争いなどということはめったにありません。
それは勿論良いことには違いないのですが、ゆえに、水の有り難さを
忘れがちになります。地球にとっても、私たちにとっても水は大切なもの。
美しい水がやがて秋には美しい稲穂の波となって輝きます。