バナナ

バナナは約1年間で2〜3メートルもの高さに成長し、約30sもの果実を結んで生涯を終えます。生育条件が揃わないと休眠状態になり、条件次第でまた復活して急速成長を遂げるという不思議な植物です。
バナナは芭蕉の一種で、生食用バナナにも数多くの品種がありますが、その土地や気候に応じて性質が変わる特性があるために、産地によって形態や食味が異なってくるのだそうです。



花芽は幹の先端から1本だけ出て来ます。
花弁が1枚はがれる毎に雌しべの列が顔を出し、
成長して1つの房になります。


摘果したバナナハートを真っ二つにしてみると、
中はどこまでも同じ構造になっています。


親株から出た脇芽と成長点培養したバイオ苗(右)。
近頃は伝染病の予防のためにバイオ苗を使うケースが増えています。


親株から出た脇芽を使用する場合は、
複数の脇芽のうち適当な時期のものを1本だけ残します。


直径30センチの幹もナイフで簡単にザックリ!
まるで「ネギのお化け」そして中は水タンク。


風は大敵!大きな葉は葉脈に沿って簡単に裂けることで
風を逃がし、幹への負担を軽減します。



産地では時々見られる双子バナナ。
果皮の一部分がくっついていますが果実は別々です。
出荷時選別の際に規格外として除去するため、
日本国内ではあまり知られていません。

産地紹介に戻る 寒波対策へ 案内板へ