亜熱帯域の広東では冬季の最低気温が5℃以下になることもあり、過去には霜害による産地の全滅も何回か経験しています。でも、10年に1回程度のこととあって、一般の農家では「天気のせいなら仕方がない!」と諦めてしまうのが常でした。 しかし、この10年間に2回の被害を経験した専用農園では、気象情報を元に寒い夜には園内各所で寝ずの番をして焚き火を行うことにしています。始めは盛大に燃やしすぎて周辺のバナナが焦げてしまうなんて事もありましたが、今では火加減もすっかり上手になりました。 実は、この方法を伝授したのは共立社生協(山形県)の片桐氏でしたが、「日本の東北地方での霜対策」をそのまま教えてもらったおかげで、その後は専用農園のバナナは霜害知らずとなりました。 |
煙をいぶすことで冷たい空気を上空に逃がしています。
当初、教わったとおり廃タイヤを使ったところ、
大量の黒煙が…
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