専用農園には、バナナにとっての害虫や益虫、ネズミや蛇、蟹や卵胎生メダカ、そして地鶏やアヒルまで、いろんな生物がのびのびと生息しています。しかし、輸入時の植物検疫でこれらの虫の混入が見つかると「さあ大変!」、虫の種類によっては薫蒸命令を受け、最悪の場合は焼却廃棄処分となってしまいます。
広東バナナは殺虫剤を使わないため、常に虫の混入の危険性をはらんでいますが、収穫後の水洗いをしっかり行うことでこのリスクを回避しています。
バナナの下草にはテントウムシやハナムグリ。
春になると現れて飛び回るモンシロチョウとシジミチョウ。
イトトンボからヤンマまで、いろんなトンボたちがいます!
地面に目を落とすと、クモとコオロギがいました!
バナナの葉を食べて成長する葉巻虫、
中から引っ張り出してみると
実はセセリ蝶の幼虫の仕業でした。
葉巻虫が大量発生すると葉の面積が減少し、
成長速度にも悪影響を与えるので、
バナナにとっては害虫です。
これがセセリ蝶の卵、ピンクと白は別種。
これがバナナセセリの成虫、種によって紋様が異なります。
希にバナナの房の中に繭を作ることがあるようです。
ミツバチと2種類のハエ。右はバナナの切り株です。
よく見ると、こんな目立たない蝶々もいました!
水面には卵胎生メダカ(タップミノー)とジャンボタニシの卵です。
とっても丈夫そうな放し飼いの地鶏やアヒルたち。
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