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そして午後2時には、お腹を空かして海辺のバーベキュー会場へ到着だ。
僕も何度か香港人たちと一緒にBBQを楽しんだ事はあるが、今回は初めての「バイキング形式」のBBQなんだ。
入場料一人につきHKD120(約1,600円)を支払えば、何時間居ようと構わない。
(燃料の石炭と飲み物は別料金)
1,000人は収容できると思われる屋外で、気に入った場所を確保し、早速、手慣れた香港人が動き始める。
バイキングの食材を運んでくる者、火を起こす者、飲み物を準備する者。椅子テーブルを拭く者・・・
食材には、豚、牛、鶏肉を始め、ウィンナー、揚げ豆腐、蒲鉾のような魚のすり身、海鮮、野菜などなど。
おそらく全てあわせれば50種類くらいありそうだ。
意外な食材は、食パン。
何で食パンがあるんだ??
まぁいいか。
さぁ腹がへったぜ、早く食べよう!!
ここで、一般外国人が香港式BBQで奇異に感じることが二つあるのだが、
その一つが、
「自分で串に食材を刺して、直接火にかざす」
という方法だ。

僕からすれば、この方法は不便この上なく思う。
ずっと串を持っていなければならないし、焼き加減の調整が難しい。
この方法の初心者にありがちなミスは、表面だけが黒こげで中は火が通っていない事だ。
初心者の僕は、ほとんど黒こげのものを食べることになる。
ただ、香港人に言わせると、鉄板や網などを使った西洋のBBQの方法は、一部の人が調理し、他の人は食べるだけ、なので面白くないそうだ。
皆でわいわい言いながら、火を囲んだ「全員参加」型のこの香港スタイルこそがBBQの王道だと言う。
そしてそろそろ食べごろか、と自分の串を眺めていると、
「はい、これどうぞ」と渡される。
それは蜂蜜。
これが、外国人が奇異に感じることの二つ目だ。
何故、蜂蜜??
9割ほど焼き上がると、皆、ハニーを刷毛でぺたぺた塗り始め、そして、軽くさっと焼き直す。
肉類は予めタレに漬け込んであるので、何もつけなくても結構うまい。だから逆にハニーをつけたら変な感じだ。
しかし、「郷に入ったら郷に従え」だな。僕はとにかくハニーをつけて食べ続けた。
その日は週末ということもあって、大にぎわいだ。酔いも加わり、周囲からも笑い声が絶えない。
その合間を抜って、「ガチャガチャ」と聞き覚えのある音が聞こえてくる。
まさかここでも・・・

結婚式の披露宴で麻雀するのは驚いたけど。BBQ会場でも麻雀卓を用意してあるのが笑ってしまう。
午後2時から食べ始め、4時にはもう満腹だ。
そろそろお開きかな、と思っていると、
「何言ってんの。夜まで居るに決まってんじゃん、昼と夜、ここで食べていくんだよ。(ニコニコ)」
えっまじ??
僕は途中でギブアップだ。
BBQの味は飽きるよ。お茶漬けだったらまだ入るけど。
君達は、いつもあんなに美味しい中華食べているのに、このBBQそんなに旨いか?二食連ちゃんで食べるほど。
いいんだよな、BBQは食事というより、ビール片手に大笑いしながらの宴会なんだよな。そう、宴会。
だから味なんか特に気にしない。楽しきゃそれでいい。
***
そして夜8時に終了。
山歩きでで消費したカロリーの何倍ものカロリーを摂取して、帰路についた。健康的な一日になるはずだったけど、食べ過ぎで体が重い。
しかし、今日一日「ハイキング」と「BBQ」、香港の代表的なレジャーを香港流に経験させてもらいました。
皆さん、有り難うございました。
(おしまい)
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