カイロで健康

滑らない靴下

滑らない靴下を使っていて、足の踵に痛みが出た症例を考察してみました。

作業と踵痛

●はじめに

40歳代、女性、製造業
滑らない靴下を使っていたら、右足の踵が痛くなってきた。
痛いところに、湿布をしているのだが、痛みが取れなくて来院されました。

患者さんは、職人さんの専門店で、「滑らない靴下」(底にゴムが編み込んであるそうです)いいものを見つけたと、仕事場で使用していたそうです。
踏ん張りが効くので、品物を移す時に、ビュンと力強く動かせたそうです。
しばらく使っていると、足の裏が堅くなってきて、その後に足の踵が、痛くなってきたそうです。
湿布をしたり、もんだり、靴下を元に戻したりしても、踵の痛みが取れなくて、来院されました。


腰の骨5番から踵痛

・症状と結果

滑らない靴下で、足の裏が硬化している、特に母子。
足関節や足の関節の動きには問題ない。
腰の痛みは、訴えていないのだが、腰の骨5番があやしい。

触診すると、やはり、腰の骨5番右に、強い圧痛がある。

腰の骨5番、仙腸関節を調整、足腰の筋肉を調整。
帰りには、痛みは改善し、歩いても痛みなし。

メルマガ569号

足の踏ん張りが、腰の骨5番をズラす

今回の症例は、滑らない靴下で足の踏ん張り力のしわ寄せが、腰の骨5番に加わり、ズレを生じたと考えられます。

踵の痛みが腰の骨5番から生じている事は、しばし見受けられます。
症例のように、痛い部位に湿布など使用していても、原因が腰の骨5番という違う場所にあるため、痛みが改善しなかったと、考えられます。


参考:同じような症状

滑らない靴下は、踏ん張れるので、体への負担増には気をつけましょう

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「環境 足腰」