湖西



滋賀郡
志賀町


しとぎ祭  (小野神社)小野1961
場  所
小野神社・村内3ヵ所の神座

祭礼日
11月2日

沿  革
境内の神田で穫れた新穀の餅米を前日から水に浸して、生のまま木臼で搗き固める。それを藁のツトに包み入れる。納豆のように包まれたこれを「しとぎ」と呼んでいる。そして他の神饌とともに神前に供える。祭典が終わると、注連縄を張り渡した青竹を捧げ持ち、小野地区(神座)を北、中、南の順で廻り、各地点で「しとぎ」を吊り下下げて礼拝し、五穀豊穣・天下泰平を祈念する。

 連絡先  近江神宮・大津市神宮町1−1
 交通機関 JR小野駅より徒歩15分



和邇祭り  (天皇神社)和迩中145・(木元神社)南浜185
場  所
天皇神社・木元神社・氏子周辺

祭礼日
5月8日

沿  革
和迩の6地区によつて行われる。起源は不詳であるが、織田信長の比叡山焼打ち以降といわれている。前日夕刻、神輿の宵宮渡りが行われ、当日は早朝から木元神社神輿の卯の刻渡りがなされる。続いて天皇神社での御供献上式、午後からは本祭のハイライトであるお旅所への神輿渡御が行われる。お旅所での神事が終わると神輿の還御となり、祭典は終了する。

 連絡先  日吉神社・大津市坂本5丁目1−1
 交通機関 JR和灘駅より徒歩10分



高島郡
マキノ町


海津祭り  (海津天神社)海津1253−2
場  所
海津天神社・氏子周辺

祭礼日
4月21日から22日まで

沿  革
お稚児さんととび口を持つ女と御供をかつぐ男と三人一組の稚児行列が社参する。みごきを各杜に供え、稚児の持つ白い輪をその社の屋根に投げる。じんじは御供と御神酒を載せた台をかつぐ2人のお供と共に、神職も社頭より西浜集会所に致る。子供たちは榊に御幣をつけたオサをかつぎ、若衆は化粧まわし(家宝)をしてかつぐ。
 連絡先  海津天神社・高島郡マキノ町海津1253
 交通機関 JRマキノ駅より徒歩13分



川裾祭り  (唐崎神社)知内924
場  所
唐崎神社

祭礼日
7月28日未明から29日夜半まで

沿  革
祓社として古くから6日・晦日の大祓が行われ、特に夏越しの祓は不浄除けとして参拝者が多い。
湖西唯一の夏祭りである川裾祭りの賑わいぶりも、これに影響する。28日未明の開扉に始まり、29日夜半の閉扉に至る間、夜通しの祭礼を神職、氏子共に奉仕する。夜詣客は最高潮に達する。

 連絡先  唐崎神社・高島郡マキノ町知内924
 交通機関 JRマキノ駅より徒歩20分



春祭り  (坂本神社)上開田609−2
場  所
坂本神社・氏子周辺

祭礼日
4月22日午前10時

沿  革
お稚児さん(女子)2人と共に唐櫃に御幣を立て、その中には白ムシ・栗・がやの実・えび等7種をツトに包んだものが入れてあり、それを稚児の付添い人が順に載せ、太鼓を先頭に行列をつくって神社に参る。祭典中、稚児はその御幣を持つて浜床にはべる。なお当日の神饌物にはウグイ(琵琶湖の魚)の熟鮨7匹をそえる。

 連絡先  大荒比古鞆結神社・高島郡マキノ町浦627
 交通機関 JRマキノ駅よりタクシー5分



今津町


川上祭り  (日置神社)酒波857・(津野神社)北仰316−1
場  所
日置神社・津野神社

祭礼日
4月18日午後1時から5時まで

沿  革
山手の神事として斎行され、氏子等が山に立ち入つて年中の薪を苅り取り、炭を焼き出し、田地の肥草を苅り取る事の礼祭として奉仕する。
川上荘22カ村の総社で、当番村西組「みこし」、北組「おどり組」、川登り組「さんやれ」の順に祭礼が執り行われる。

 連絡先  日置神社・高島郡今津町酒波
 交通機関 JR近江今津駅よりタクシー10分



弘川祭り  (阿志都弥神社・行過天満宮)弘川1707−1
場  所
阿志都弥神社・行過天満宮

祭礼日
4月25日午後3時

沿  革
約七百年前から始まつたという。2月に口開式と称し、祭礼の役割分担を行う。4月19日、当屋において神籬立式を行う。24日、当屋において古例による神饌を調理する。25日午後、神輿渡御。帰還後、素襖裃着用の者が特殊神饌を献上する(昭和15年頃までは競馬・流鏑馬神事あり)。

 連絡先  阿志都弥神社行過天満宮・高島郡今津町弘川1703
 交通機関 JR近江今津駅よりタクシー5分



しいら祭り  (白山神社)北生見215
場  所
白山神社

祭礼日
十月九日午前十時から

沿  革
始まりは応永(1394〜1427)年間という。当日は小浜から「しいら魚』1メートル1尾を求め、当番神主宅で氏子が集まり、生のまま料理して社殿に奉納する。祭典が終わってから、その「しいら」で直会をする。毎年神主番は順送りに交代する。

 連絡先  日置神社・高島郡今津町酒波
 交通機関 JR近江今津駅よりタクシー10分



朽木村


朽木祭り  (邇々杵神社)宮前坊289
場  所
邇々杵神社

祭礼日
5月10日午後1時から4時まで

沿  革
本社は近江源氏佐々木氏の祖神を祀るが、祭りの起源は明らかでない。当日は出御の祭礼といって、渡御が行われる。日の丸の御幣・鉦・太鼓・剣鉾・神輿二基・傘鉾が行列する。昔は流鏑馬も行われていたが、現在はない。

 連絡先  邇々杵神社)宮前坊
 交通機関 JR安曇川駅より江若バス朽木小学校前下車



安曇川町


青柳祭り  (日吉神社)青柳944
場  所
日吉神社・太田神社・与呂伎神社(境外社)

祭礼日
5月1日午前11時

沿  革
青柳の氏神祭りで、祭りの主体は流鏑馬である。役馬乗りの青年は、半月間の社務所での自炊生活と、練習に練習を重ね、手ばなしや扇の手弓の古式を行う。馬場の両側に桟敷を作り客をもてなし、また神輿渡御など日没まで賑わう。

 連絡先  日吉神社・高島郡安曇川町青柳974
 交通機関 JR安曇川駅より徒歩20分



藤樹祭  (藤樹神社)上小川69
場  所
藤樹神社

祭礼日
9月25日午前11時

沿  革
中江藤樹の遺徳を偲び、これを顕彰しようと地元の崇敬者によつて草創されたお祭り。祭典は、郡内神職によつて奉仕され、拝殿では謡曲や献茶式が行われ終日賑わう。この神賑行事は往昔の奉納角力に代わるものとして、執り行われている。

 連絡先  日吉神社・高島郡安曇川町青柳974
 交通機関 JR安曇川駅より徒歩30分



えやおう神事  (日吉神社)上小川179
場  所
日吉神社

祭礼日
十月十日

沿  革
助九郎湯ともいう。慶長年間に小川村の小川助九郎が大坂の陣に出陣し、功を成して後、本社に刀や装束を寄進し、お湯を奉納したことにちなむという。神事は前方に的を立て、その前で新藁を燃やし、刀と装束を背負つた男の子2人が「えやおう」の掛け声とともに、拝殿と火の間を往復する。また集まつた氏子には「牛の舌」と呼ばれる餅と豆が配られる。

 連絡先  日吉神社・高島郡安曇川町上小川402
 交通機関 JR安曇川駅より徒歩20分



厄神詣  (八幡神社)上古賀704−1
場  所
八幡神社

祭礼日
3月18日から19日まで

沿  革
人生の大きな節目を迎えた者が、それを無事乗り越えようと、いがなる天候であろうと参拝し、厄除けの祓を受け、日頃の神徳に感謝の意を捧げる。なかでも幾組かの厄年仲間が、大きな鏡餅をお供えする慣習が続いている。

 連絡先  熊野神社・高島郡安曇川町上古賀984
 交通機関 JR安曇川駅より徒歩20分



放生会  (八幡神社)上古賀704−1
場  所
八幡神社

祭礼日
9月15日夜7時30分から8時30分頃まで

沿  革
新穀の豊かな稔りを祈念する祭り。往古より氏子全戸が参拝し、奉納相撲によつて神の加護に感謝する習慣が続いている。近年では子供の健全育成のため、子供会行事と結びついて賑わう。

 連絡先  熊野神社・高島郡安曇川町上古賀984
 交通機関 JR安曇川駅より徒歩20分



高島町


大溝祭り  (日吉神社)勝野2166
場  所
日吉神社・氏子周辺

祭礼日
5月4日から5日まで

沿  革
元和5年(1619)8月、分部光信が大溝移封の際、前任地伊勢国上野の曳山祭りを移したと伝える。5基の曳山の宵宮の元火受神事に始まり、本祭には氏子町内を巡行する。大溝は商工業の町として栄え、町人の経済的実力を示すものであった。

 連絡先  日吉神社・高島郡高島町勝野2166
 交通機関 JR近江高島駅より徒歩10分



明神祭り  (白鬚神社)鵜川215
場  所
白鬚神社

祭礼日
9月5日から6日まで

沿  革
本社は延命長寿の白鬚の神として信仰され、祭りは「なる子まいり」と称して、生児(数え年2歳)の名受けをするようになつた。子供の健康と幸福の守護を願う神事。
 
 連絡先  白鬚神社・高島郡高島町鵜川214
 交通機関 JR近江高島駅よりタクシー15分



新旭町


竹馬祭り  (佐々木神社)熊野本870
場  所
佐々木神社

祭礼日
5月1日午前10から午後3時まで

沿  革
当地の領主佐々木高信の祖神を祀つた本社は「竹馬の神事」を行っている。氏子の児童が馬形を竿頭に結んだものにまたがり、社殿前で競馬をまねて奔走する。昔、佐々木越中守が参観したと言われているが、その起源・由緒は明らかでない。なおこの行事は大荒比古神社の七川祭りの流鏑馬をならったものとされている。

 連絡先  大荒比古神社・高島郡新旭町安井川845
 交通機関 JR新旭駅より徒歩20分



七川祭り  (大荒比古神社)安井川844
場  所
大荒比古神社

祭礼日
5月10日午前11時から5時まで

沿  革
鎌倉時代の領主佐々木信綱がこの地に祖神を祀り、出陣の際には必ず当神社に祈願をかけた。また神明の加護によつて戦勝の時は、当社へ12頭の流鏑馬と12基の的を献納したのが始まりという。現在も的12基・樽2振り・流鏑馬・競走馬が献納されている。

 連絡先  大荒比古神社・高島郡新旭町安井川845
 交通機関 JR新旭駅よりタクシー5分



鯰祭り  (藁園神社)藁園2060
場  所
藁園神社・氏子周辺

祭礼日
5月2日から3日まで

沿  革
正保3年(1646)、害虫駆除の祈願によって鮒の群れが現われ、害虫を食いつくしたという説と、長雨による浸水の時、神殿の浜床に上った鮒を捕獲したところ水害がおさまり、鯰を祀ったとする説がある。宵宮祭には「火まわし」といい、缶に火をつけて児童が頭上で振りまわす行事がある。

 連絡先  藁園神社・高島郡新旭町藁園2060
 交通機関 JR新旭駅よりタクシー20分



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