建築設計の業務は通常、意匠設計、構造設計、設備設計の三つの分野に分かれています。意匠設計の担当者が全体を総括して業務を進めますが、構造や設備の知識が乏しい意匠設計の担当者も多くいます。構造設計や設備設計の担当者は完全に専業で自分の担当の分野以外はわからないケースがほとんどです。設計事務所名にも○○構造設計や△△設備設計などの名称がついていることが多いです。大きな建築物の場合、三者の設計者(設備設計は電気設備と給排水設備等に更に分かれる)が協力して業務にあたりますが、木造住宅の場合は構造設計や設備設計が軽んじられることが多く、その他の知識について乏しい意匠設計者が担当することが非常に多くあります。今まで設計された設計図書を確認してみる必要があります。
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