これでは「鶏と卵」で堂々巡り、答えになりません。では病気とはどう定義づけするのでしょうか。
病気とは健康でない状態、では健康とは病気でない状態→これでは答えになりません!「鶏と卵」例えば健康診断書というのは「何時までも健康であること」の証明書ではなく、健診した時点での、健診した守備範囲内が正常範囲内にあるという証明に外なりません。診断書を書いた数秒後から体の何処かで癌化が始まっているかもしれないのです。
physical、mental & social に complete wellーbeing
健康とは、階層をもった有機体システムとしての人間が宇宙システムを統合し、調和を保ちながらネゲントロピック(負エントロピー)に自己実現して行く状態である。カオスでない フリーラジカルでない
Orandum est ut sit mens sana in corpore sano。
健全なる精神は健全なる肉体に宿る。
生命を形成するのも最小の粒子からなるのか。そして死とは最小の粒子を動かしていた意思の死が細胞の死に至り、組織の死に至り、器官の死に至り、最終的に人体の死になるのか。
逆に生命あるいは最小の単位の粒子を動かす意思も、最小の単位の粒子からなるのか。
そしてその最小の単位の粒子と遺伝子との関係は?
風邪症候群、頚肩腕症候群など、原因は多々あると思われるが、同じ症状が出る一群の病気を症候群という。
交通事故・落下事故・銃創・切創・刺創 ・咬傷・火傷・ 凍創・電撃創・潜函病・溺水・日射病・放射線障害等がある。
染色体奇形(ダウン氏病)・組織奇形(アミロイドージス)・臓器奇形(馬蹄腎)・個体奇形(ベトちゃん・ドクちゃん)
虫→回虫・吸虫・条虫・蟯虫・ジストマ・(アニサキス)・蚤・虱・南京虫・壁蝨(寄生虫)
同じ寄生する生物でも目に見えないと感染症といわれる
原虫の寄生→つつが虫・マイコプラスマ・トキソプラスマ・クラミディア
細菌の寄生→結核・コレラ・赤痢・破傷風・溶連菌等。→伝染病
ウィルスの寄生→麻疹・風疹・ポリオ・水痘・流行性耳下炎 ・A〜F型肝炎・インフルエンザ・エイズ等
原虫や細菌、ウィルスが人体内に住み着き、子孫を増やしていくのを感染症といい、感染した状態を炎症という。炎症には2つの型がある。
管腔の内部が閉塞又は破裂した事によって生じる疾患
管腔→消化管(食物が通る管)・脊髄神経管(脊髄液に充たされた脳・脊髄を収めた管)
→胆管(胆汁が通る管)・尿管(尿が通る管)・腺管(外分泌が通る管)
→血管[動静脈](動静脈血が通る管)・リンパ管(リンパ液が通る管)・その他
閉塞する原因は以下が考えられる。
破裂の原因→動脈瘤の破裂が多い→クモ膜下出血
胸部大動脈瘤・腹部大動脈瘤の破裂→即死
臓器の中にはバイパスの出来にくい箇所がある(腦動脈・冠動脈(心臓}・腎臓細動脈・大腿動脈等)そのような所で動脈が閉塞すると、養っている組織の壊死が起こり、組織の機能不全が起こり、その組織が人間の生命維持に必要不可欠な組織であった場合は、人間は死を迎える。
動脈の閉塞・破裂による疾患
閉塞を促進する因子→高血圧症
血圧の復習
循環器系:心臓をポンプとして循環している閉鎖された管腔(心臓→動脈→組織→静脈→心臓)器官jであるから、以下に掲げる要素が高血圧になる原因となる。
血圧を下げる
抗原が口、気道、諸穴、皮膚等から体の中に入ると体の内部に抗体が出来る。後に再度抗原が体内に入ると、抗原抗体反応が起こる。これをアレルギー反応といい、アレルギー反応で起こる病気をアレルギー疾患という。
予防接種も一種のアレルギー反応で、予防接種によって免疫抗体が体内に出来、たとえ病原菌が入っても免疫抗体が抗原である菌を不活化して、感染を予防する。
疾患名
アトピー性皮膚炎(?)・小児喘息・蕁麻疹・喘息・花粉症・接触性皮膚炎・偏頭痛等。
薬剤アレルギー・ショック→薬の副作用
内分泌腺とは腺管の導管を持たずに血中に直接ホルモンと呼ばれる生体の機能を調節する化学物質を出す腺組織を言う。下垂体、甲状腺、上皮小体、副腎、膵臓(ラングハンス島より出るインシュリン)、性腺、松果体、胸腺 などがある。良く知られた内分泌障害の病気に糖尿病がある。
糖尿病
インスリン作用の不足により起こり、それはインスリン分泌の低下、インスリン情報を受ける能力の低下、細胞内インスリン刺激情報伝達の異常等の原因による。だから糖尿病は種々の原因によって起こる症候群とも言える。
遺伝性はある。→糖尿病体質の遺伝
分類
ケトアシドーシス起こしやすい、治療にインスリンを使用する。原因は膵β細胞の機能不全による絶対的インスリン不足で、全糖尿病患者の0。5〜1%にしか過ぎない。
食事及び運動療法が主となる糖尿病でケトアシドーシスは少ない。膵のインスリン分泌は保たれているが、組織のインスリン抵抗性が増加して起こる糖尿病で、肥満があるか、あった例が多く、40〜60%の例で家庭内に糖尿病を見い出せる。2型糖尿病とも呼ばれる。
糖尿病自体が致命的な病気ではないが、合併症が問題
合併症
網膜剥離→失明の恐れがある。眼底写真で診断する。
糖尿病性神経障害→手足のしびれ
多発性知覚神経障害→多くは下肢末端に生じる対称性の知覚障害→末端潰瘍
自立神経障害→起立性低血圧、排尿障害、インポテンス
腦神経障害、筋萎縮など
糖尿病性腎症
細胞が無目的に新生し続けていくのを悪性腫瘍と言う。遂には正常な細胞を押し退けて悪性腫瘍細胞だけが巨大に増殖して、機能障害を起こして死に至らしめる。リンパ節、血管、腔内から転移して転移先でも増殖を繰返す。→正常なDNAでなく少し短いDNAを無限にコピーして行く。
外胚葉由来→癌
内胚葉由来→肉腫
血液→白血病
生き延びる秘訣は→早期診断早期治療→成人病検診
症状の無い内に健診で見つければ治る→早期胃癌の5年生存率は95%以上。