前回、「試しにやってみたら、たまたま売れ始めた。
そんな時は、後付けでもいいので、ストーリーを考えて、必ず実行して下さい」と書きました。
「そんなことを無理矢理しても意味がないんじゃないか?」という質問です。
知人からの問い合わせなのですが、あまりにもストレートですね(笑)
これは、前回の「飲食関連の専門誌を読み解くコツ。これを知っていれば、失敗しない」への質問です。
お客さんの期待感が、来店動機になる
ストーリーで説明すると、お客さんは納得しやすい
これについては、もう少し先でもっと詳しく書くつもりなので、今回は、どうして必要なのか?だけを書くことにします。最近、みなさんがあまりに真剣なので、問い合わせに返信したら、すぐにこちらでも書きますね。
結論から言うと、ストーリーを作って説明した方がお客さんが納得するからです。もちろん言ったことを実行することが前提です。「どうしてですか?」という質問には、「なるほど」と納得してもらう形にします。
前回のストーリーで言えば、「あれこれ作ったり、食べ歩いたりするのがきっと好きなんだ。次に来た時はどんな料理が出てくるんだろう」って、お客さんが期待し、誰かを誘う時も、このことを話題にするはずです。
商品ではなく、人柄に反応して、お客さんは集まる。
「創作料理を毎月発表します」と言っても、形としては変わりませんが、これはどこでもやっていますよね。ストーリーにすることで人柄を前面に出します。この人柄にお客さんが期待し、応援し、反応します。
メニュー構成を考える時にも、どうしてこのメニューを中心にするのか?という、どうして?をしっかり考えます。先に架空のストーリーを考えて、その通りに実行することで、効果的に演出することもできます。
限定メニューなんかを思い付きでやりますが、あまり売れません。これは、先に商品だけを決めて売ろうとするからです。これをどうして出そうと思ったのかをしっかり伝え、自信を持って売れば、実際に売れます。