素早い提供を考えるのは、それ自体が利益に直結していることですが、もっと違う部分で、お客さんにアピールするからでもあります。

飲食でスピードを求めると、ファーストフードになってしまいますが、そこをきっちり区別することで、店舗の特徴にしていきます。

利益を出す経営者は、必ずポイントを押えている

経営者は、プロの視点を忘れない

このサイトにある実践コラムでも、「素早い提供」は重要な項目としてピックアップしていますが、ファーストフードをイメージするようなマニュアル的なサービスを取り込むことを勧めているのではありません。

「お客さんは、長い待ち時間を好みませんが、だからと言って、ただ早いだけの提供を喜んでくれるわけでもありません」微妙な部分ではあるのですが、ほぼ満席の状態でも待たされるのは、あまり好きではない。

利益を出す経営者は、「忙しい時間帯であっても、いつもと同じように提供できる店舗こそがプロ」だと考えていますから、基準がいつも満席時であって、お客さんを待たせることをできるだけ避けようとします。

正確に素早く提供できる店舗を目指す

この実践コラムでは、「利益」に注目して書いているのですが、「正確に素早く、美味しい料理やいい商品を提供する」という、ビジネスにおいて基本的だとされていることを当然のようにすれば、利益が出ます。

ある先輩経営者の言葉ですが、「早く提供します一と、お客さんに言ってしまうと、お客さんは時間を気にして、少し遅いだけでもクレームになる。だけど、プロなら宣言しなくても素早い提供は当たり前でもある」

「混雑時には、どういった対処をするのか?」を事前に決めておいて、スムーズに接客や提供を勧めることを心掛けます。「どんな時でも素早い提供ができる店舗にする」というプロの視点を持っていたいですね。