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借金の解決方法
■特定調停
返済ができなくなる可能性のある人は、特定調停の申立てをすることができます（特定調停法２条1項・3条1項）。
簡易裁判所に特定調停を申し立て、借入額の減額や今後の返済方法などを話し合うための方法です。返済ができなくなる可能性のある人に対して、生活の立て直しなどを目指すものです。
現在、借入れしている事業者が『利息制限法』と言う法律で定められている上限金利を大幅に超えた高金利で設定されている場合、法律で定められている以上に多くとっている金利部分は、その多くとった部分については契約が無効となります。
特定調停の効果
| １． |
申し立ててから調停が終わるまでの期間、返済がストップする。 |
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特定調停の申し立てをした後、調停が終了するまでの間、債権者が取立てや支払請求をすることは、法律で禁止されていますので、債権者の取立てがストップします。 |
| ２． |
専門的な法律知識がなくても申し立てが出来る。 |
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特定調停は自分で申し立てることが可能で、本人に代わり裁判所の調停委員が債権者との交渉を行いますので、専門的な知識を持っていなくとも解決ができます。また、申し立て費用が安いというメリットもあります。（１社につき７００〜１０００円程度。申し立てる裁判所により違います） |
| ３． |
借入残高を減らすことが出来る。 |
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特定調停では、「利息制限法という法律」に基づいて利息計算を行います。（おおよそ年利18％）一般的な消費者金融の場合年利28％程度の設定になっていますので、この差約10％が余分に払った利息となります。これまで返済したこの金利分の金額を借入残高に充当することがでますので、結果として借入残高を減らすことが出来ます。 |
■任意整理
弁護士もしくは認定司法書士に委任し、裁判所を使わず依頼者に代わって直接各債権者と交渉をして和解を目指すものです。本人の返済能力に適した和解を成立させ、その和解に基づいた返済をしていくことになります。
任意整理は原則として3年間（36ヶ月）で法定利息まで減額された元本を月々返済していく手続です。その為、任意整理の場合は、本人に安定した収入があり、減額した返済を収入の範囲内で支払うことができる方に限ります。
■個人再生
個人再生手続は、多額の債務を抱えている個人債務者について、裁判所の監督のもとに、総債務の内一定金額を弁済する再生計画を立て、それを実行に移せば個人の残債務が免除されるという制度です。
再生計画により減額された債務を、基本的に３年間の分割払いで返済していくという債務整理で、住宅ローン特別条項を活用することによってマイホームを維持しながら債務整理ができます。ただし、住宅ローンそのものの債権や利息の免除はありません。
個人再生には、小規模個人再生手続と給与所得者再生手続の2種類があります。
個人債務者再生認可のための最低弁済条件
■自己破産
裁判所に申し立てを行い、破産宣告のあと免責決定を受けることにより、最低限の生活用品などを除いた自分の財産を失う代わりにすべての債務を免除してもらう制度。
破産宣告以後の収入や新たに得た財産を債務の弁済に当てることなく、経済的な更生を図っていこうという制度になります。
自己破産は必要最低限の財産以外は全て処分されてしまいますが借金も全てなくなりますので、借金整理の最後の手段と言えます。
ただし、著しい浪費やギャンブルによる借金は基本的に免責不許可事由にあたりますので、免責決定がなされない場合があります。
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全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会
弁護士・司法書士・学者・労働組合・消費者団体・商工団体からなる被害者救済のためのボランティア活動を行っている。借金解決への道では、「任意整理」「調停」「自己破産」「個人債務者再生手続き」についての説明がある。
札幌弁護士会
クレ・サラ相談と解決方法では解決方法や弁護士費用について紹介している。
芝司法書士事務所
クレジット・サラ金問題を取り上げている。多重債務からの脱出では破産制度や調停制度について解説。
Restart Network
特定調停を利用しよう！では特定調停についての解説。
「しおさいの会」（よこすかクレジット・サラ金被害をなくす会）
クレジット・サラ金（消費者金融）・日賦・商工ローンなどの高利金融関連の被害の未然防止並びにクレジット・サラ金被害者（多重債務者など）の救済・支援・生活立て直しなどを主な目的に活動している、クレサラ被連協加盟の非営利の自助団体。被害者の体験談もある。
財団法人 法律扶助協会
無料法律相談、裁判費用等の立替、弁護士・司法書士の紹介などを受けられる。
Ｓｈｕｒｉ’ｓ ｒｏｏｍ〜家族の借金〜債務整理日記〜
借金整理の体験談。
 キャッシュマートの新洋信販
複数の消費者金融への支払いを一本化する借り換え専門の消費者金融。
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