バリ島改め、「香港」ずっこけ物語
  香港からバリ島へ、そして13年の歳月をを経て再び香港へ移住してしまった日本人家族の日々の喜び、驚き、感動を綴ったエッセイです。
2度目の香港生活泣き笑い。さてさて、これから行き着く先は・・・!?
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香港

第101話 まずは・・・家探し BackNext

カミさんと二人、50kgの荷物を携えて、香港空港に降り立った。体にまとわりつく湿気、霞がかった大気の向こうに見える高層ビル群、そして周りの香港人の大きな会話する声が、僕たちを迎えてくれている。
香港は僕ら家族の原点だ。新婚生活のスタートも、初めて子供を授かったもの、初めて自分の会社をスタートしたのも、全て香港だった。

13年前、当時5歳の娘とともに、300kgの荷物を持って香港からバリ島に移住したのがつい先日のように思い出される。
ついにまた戻ってきてしまった。僕もカミさんも未来を信じて香港で再チャレンジだ。静かな興奮がぼくたちを包み込む。

空港から、いつも宿泊に利用しているパンダホテルへタクシーで向かった。そこは予めネットを通じて10泊分を予約しておいた。
(このホテルはビジネスでも観光でもお勧めです。この品質でこの安さ!と驚きます。)

この10泊以内に、
 ・アパートを探し、
 ・移民局で手続きし、
 ・銀行口座開設
をしなければ。

最優先事項は、なんといってもアパートを探すことだ。ゆっくり懐かしさに浸っている訳にはいかない。

ホテルチェックイン後、まずはホテル内の有料wifiを申し込んだ。僕の仕事は、引っ越しとは関係なく進んでいる。いつでも日本やインドネシアの取引先と連絡できる環境を整えておかなければならない。
ホテルでのネット接続料金は、一日無制限約1000円、月額無制限約4000円。10泊予定の僕らは迷わず月額で申し込んだ。

外出中のアクセスには、バリ島でもそうしていたように、国際電話用のNOKIAと、ネット通信専用のiphoneの2台を使う。それぞれの目的に沿ったSIMカードを購入した。
こうして目的別に分けてSIMを購入した方が断然に経済的なんだ。

今日はここまでにして、もう食べて寝よう。今日までの数週間は、カミさんは梱包作業や、身の回りの整理にずっと追われ、疲れが相当溜まっている。
ホテルの近所のローカル食堂で、懐かしい”海南鶏飯”を食し、そのまま ”ばたんきゅうー”

***

翌日、早速、ホテル近くの家賃相場をカミさんと調べに行った。ホテルが位置するチュンワンは、都心過ぎず田舎過ぎず、僕はこの辺で見つけられればとも思っていた。
しかし、どこもかしこも僕らの予算をはるかに超えた物件ばかりだ。

このとき(2011年7月)、香港は未曾有の不動産景気で、ホテルも商業物件もマンションも全て驚く程の上昇率だった。
もともとマンション供給が追いつかない状況の中で、中国マネーが行き場を求めて香港へ流入し、ますます不動産上昇に拍車をかけている。

以前に住んだ経験のある、ホンハム地区(九龍サイド)やサウスホライゾン地区(香港サイド)にも行ってみたが、どこも”やっぱり”という結果で、僕たちの予算に見合う物件は皆無だ。

そうこうしているうちに早くも5日が経過してしまった。もっと都心からは慣れた場所に行ってみよう!ということで向かった先が元朗(Yuen Long)地区。
(グーグルアースで「香港 元朗」で検索してみて下さい)
僕の元朗のイメージは、中国国境に近く、低層の貧しい村が点在する、英語も通じないような "ちょっと遅れた地域" というものだった。(元朗の住民の方、すみません)

ところが行ってびっくり!
数年前、都心からの鉄道が敷かれ、アクセスが良くなったことで、開発が急ピッチで進み、新しいマンションが次々に建てられたんだ。多くの若いカップルなどが、この元朗地区に移り住み始めているという。

マクド、スターバックス、ケンタッキー、はもちろんのこと、ダイソーHK$10(100円)ショップ、吉野家、元気寿司、なども当たり前のように地域に溶け込んでいる。
特に日本食(及び日本食もどき)レストランが非常に多いのに驚いた。おそらく元朗だけで”日本食”と掲げている店は50店舗くらいはありそうだ。
数駅隣の屯門では、”ZARA”や”H&M”といった世界的なファストファッションも手に入る。

なんだ元朗て、全然都会じゃん。
じゃぁ家賃もやっぱり高いのかな。

***

地元の不動産屋に飛び込み、自分たちの予算内の物件を探そうと試みた。ただ、今までどこの地域でも僕の提示する条件では見つからなかったので、元朗と言えど、あまり過度の期待は禁物だ。

しかし有り難い事に、不動産三社から、僕らの希望に沿う4つの物件を紹介してもらうことになった。結局、二件目の物件で、カミさんは即決。

「おいおい、いいのかよ、まだ三件目も四件目も見ていないのに、ここに決めちゃっても。」

「新内装で、各部屋のエアコン、全自動洗濯機、冷蔵庫、温水器なんか全て新品でこの値段は他じゃ難しいわよ。今即決しないと他の人にとられちゃう。」



僕は元朗以外の田舎の地区や離島も候補として考えていたのだが、カミさんのこの意見に従う事に。今までバリ島でもそうだったが、家探しに関しては、僕はカミさんに信頼をおいている。

案内してくれた不動産屋さんのボディコンのお姉さんが、すぐに家主に電話連絡し、多少の値引き交渉をしてくれて商談が成立。僕らが考えていた香港ドルでの予算を少しオーバーしてしまったが、最近の急激な円高による割安感が決定を促した。
(参考までに。僕が不動産屋に支払う手数料は家賃の50%、そしてオーナーには2ヶ月分の敷金を支払います。)

しかし、すぐに入居したいと言っても、マンションには電化製品以外は何も無い。ベッドもクローゼットもテーブルも椅子も。そんなときは、迷わずIKEAへ。

後日、寝る為のソファベッドと布団を購入。ダイニングテーブルと椅子は、香港人友人からただで頂戴する。
あとは、バリ島から送られてくる荷物を待つまでだ。

***

とりあえず住むところが決まり、気持的に落ち着いた。
あと数泊パンダホテルに滞在している間に、新居でのネット環境を整えておかなければ。


(つづく)

(2011.10.30)

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