バリ島改め、「香港」ずっこけ物語
  香港からバリ島へ、そして13年の歳月をを経て再び香港へ移住してしまった日本人家族の日々の喜び、驚き、感動を綴ったエッセイです。
2度目の香港生活泣き笑い。さてさて、これから行き着く先は・・・!?
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第103話 まずは・・・口座開設 BackNext

自分の会社の口座開設にあたり、どこを選ぶかと言えば、やっぱり香港上海銀行(以下HSBC)かな。香港内に支店は多いし、取引先のほとんどはここに口座を開設している。

また、香港ドル紙幣も発行している銀行だから、倒産なんかしないだろう。日本だったら紙幣発行は日銀だけに限られるけれど、香港は、このHSBCと中国銀行の二行が紙幣を発行しているんだ。おもしろいよな、民間が、しかも異なった二行が紙幣を供給しているなんて。

早速、会社の口座開設のためHSBCの銅鑼湾支店へ出向く。口座開設は、どこの国でもそうだが、いたって簡単。
ただ、僕の場合、ビジネスアカウントだったので、常にある一定の額を預けておかなければならない。それを下回った場合は、ちょっとした支払いペナルティが発生するので気をつけなければ。

口座申請(普通と当座)と同時に、キャッシュカードとインターネットバンキングの申し込みも済ませた。このインターネットバンキングは、今まで自分が利用していた日本のネットバンキングに比べ、サービスが多彩だ。

1) 日本円を含む10数カ国の貨幣にいつでも画面上で変換し預金できる。
2) 株の売買までできちゃうんだ。証券会社でもないのに何でだ?
3) 請求書支払(bill payment)も、プルダウンメニューを開けると、数百社出てくる。電気、水道、ガス、電話代はもちろんのこと、国内の私立学校の口座まで網羅されている。
4) そして海外送金。これは僕が一番便利に感じているサービスの一つだ。日本への送金も、都市銀行六行であれば可能だ。


インドネシアへも送金できるのかな?
早速試してみた。
送金先の国インドネシアを選ぶと、プルダウンメニューには100行ほどの銀行があらわれる。(日本はたったの六行だけなのに。)BCA, BNI, BII, Mandiri. Permataなどメジャーバンクの他、聞いたこともないようなローカル銀行まで送金が可能だ。

僕はインドネシアBNI銀行への送金を試したところ、3日ほどで受取人に届いた。

何て便利なんだ。

HSBCのセキュリティだが、トークンがあるので、まぁ安心かな。このトークンとは、日本の銀行でも採用しているところもあるが、6桁の固有のパスワード(数字)がデジタル表示されるもので、その数字が30秒ごとに変わるんだ。お金を動かす度に、この数字を入力しなければいけないので、ちょっと面倒だけど、安全には変えられない。しかしこのトークンを無くしたら大変だな。


BNI銀行(Bank Negara Indonesia)への送金もネットバンキングでできるので、非常に便利なんだけれど、換算レートが悪すぎた。イギリスへ送金した際には、そんなことはなく、その時の為替レートとほとんどかわらなかったのに。
通貨ルピアが不安定だからか?

僕は銅鑼湾にあるインドネシア大使館を訪問した際に、その裏手にBNI銀行の支店を発見。その付近には、インドネシアレストランや、インドネシア食材店などもあり、リトルジャカルタといった感じだ。

送金に関して聞いてみようかな。

入店すると、奥の天井から吊り下がっている37インチの液晶画面が目に入る。普通の銀行であれば、画面にはその日の交換レート、金の相場、または経済ニュースなどが映し出されているもんだ。

しかし、この銀行では違った。
画面はカラオケだ。しかもダンドゥット!
(ロックと民族音楽が混ざったような 都市下層民の音楽と言われているインドネシア独特の音楽)。
これが流れると、インドネシア人は老若男女、皆踊り出すと言われている音楽だ。

窓口のインドネシアのお姉ちゃんもダドゥットを口ずさみながら機嫌が良い。しかも皆、制服でなく、私服だからお固い銀行っていう感じが全くしない。いいなぁこの雰囲気。何だか意味も無く嬉しくなってしまう。

早速、送金に関して訊いたところ、

「本国のBNI銀行への送金ならば、HK$8,000(約8万円)までは、手数料HK$30(約300円)、HK$20,000ならば、手数料HK$50よ。」

そんなに安いの? 何か裏があるんじゃねえか。交換レートがものすごく悪いとか。

「今の交換レートはこれよ。」

と窓口に貼られてある数字を見ると、全然悪くない。為替レートと1%の差もないほどだ。しかも30分以内に受取人の口座に届くと言う。バリ島と香港とは時差がない。

僕は早速近所のATMに出向き、お金を引き出し、戻ってきてバリ島のBNI支店への送金を依頼した。すると、このお金の出どころを証明するものがないとないと受付けられないという。

「出どころって言ったって、僕の財布からだよ。ATMから引き出しただけだけど。」

「じゃぁそのレシートはありますか?」

そんなもの引き出した時点で捨てちゃってるよ。
ということで、もう一度ATMに戻って、そのお金を口座に預け入れ、また引き出し、を繰り返し、そして今度はレシートを忘れずに持って行って、無事に送金完了。

まぁ何するにしても、初回は勝手がよくわからないからしょうがないな。

手数料も安く、交換レートも悪くないので、次回からもインドネシアへの送金の際にはここを利用しよう。ただ、自宅から銅鑼湾まで1時間半はかかるから、それがやっかいだな。交通費もかかるし。

と思っていたら、何と、僕が住んでいる元朗(ユンロン)にもBNI銀行の支店があるという。何でこんな田舎に?

そうなんだ。年々増え続けるインドネシア人メイドのために、BNI銀行は、香港各地に送金専門窓口を設けている。だから約8万円までは手数料約300円という格安で送金を受けてくれるんだな。

それにしても、商業施設の家賃がべらぼうに高い香港で、送金専門の銀行では利益なんか産まないだろうな、と余計な心配をしてしまう。本国で受け取る側もBNI口座を持つ必要があるから、顧客を増やすための投資と考えているのだろうか。いずれにしても僕にとっては、このBNI支店は大変有り難い存在だ。

今度、銀行に言った際には、近所にあったインドネシア料理店に入ってみよう。
久々に辛いサンバルを食べたい。

(おしまい)


(2011.11.28)

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