バリ島改め、「香港」ずっこけ物語
  香港からバリ島へ、そして13年の歳月をを経て再び香港へ移住してしまった日本人家族の日々の喜び、驚き、感動を綴ったエッセイです。
2度目の香港生活泣き笑い。さてさて、これから行き着く先は・・・!?
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第105話 いとしの吉野家 BackNext

高校生の頃、といっても今から三十数年前のことだが、僕の田舎にも牛丼の吉野家がオープンした。
牛丼という初めてのメニューに接し、その美味しさに驚いたことを今でも覚えている。しばらくは部活が終わってからちょくちょく食べに行ってしまった。
食欲旺盛な高校生にとって、牛丼などおやつみたいなもんなんだよな。だから家に帰ってからも問題なく夕食も食べれたんだ。

そして香港。
吉野家は市民のレストランとして大人気だ。マクドナルドほどの店舗数はないが、ケンタッキーよりはあるんじゃないかな。それくらい多い。
僕が住んでいる元朗だけでも2店舗ある。日本の外食産業が香港人に支持されていると思うと、なんだか嬉しくなってしまう。

とは言うものの、僕自身は特に牛丼が食べたいという欲求は少なく、いつも店に入ること無く素通りしていた。
しかしある日、吉野家の前を通ると、


”牛丼 HK$15!!(約150円)”
の看板が。


え〜!?

日本でも牛丼の価格競争が熾烈で、値段が下がりつつあるということはニュースで知っていたが・・・


本当に150円で食べれるのかな? 
ミニどんぶりだったりして。


興味をそそられた僕は、何十年かぶりに吉野家に入った。





がかつて通った日本の吉野家は、カウンター席だけだった。香港はというと、カウンター席はなく、全てテーブル席で、そこに座るのは、若いカップルから家族連れ、老人たちと多彩だ。
僕の持っていた吉野家のイメージである、”男” ”一人客” ”がっつり食う” ではなく、香港吉野家はファミレスに近い。

それを裏付けるように、メニューも多彩だ。牛丼だけでなく、カレー、野菜、魚、うどん、の他、しゃぶしゃぶ??まで。
日本との共通点は、吉野家のオレンジカラーとそのロゴだけかな。

さてと、その150円の牛丼を食べてみよう。
注文方法はマクドナルドの要領と同じで、カウンターに並んで、オーダーするんだ。


「びーふぼうる れぎゅらー わん」


出てきた牛丼の見た目は日本と一緒で、特に量が少ないとは感じない。トレーに載せ、空いている席に向かう。
七味とか紅ショウガは無いけど、まっいいか。

ところで味は?
全く普通に美味しいんだな、これがまた。

しかしこの家賃や人件費の高い香港で何で150円が可能なんだ?実はこの値段は午後2時から6時までのタイムメニューで、しかもこの店舗だけで、期間も限られていることを後で知った。


***


後日、カミさんも薦め、一緒にまた吉野家へ。
夕食時でほぼ満席だ。
あの150円のタイムメニューは無かったが、”並”を注文するはずが僕は間違って”特盛”の牛丼を頼んでしまった。
さすがに腹一杯。
カミさんは食べきれず残してしまったが、忘れていた味に接し面白がっていた。


今度は牛丼以外のメニューにもトライしてみよう。

(おしまい)


(2012.1.9)

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