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英国が100年間もの間、統治していた香港(1997年に中国へ返還)。香港内の地名など、元々の中国表記にその発音とは異なる英語名が併記されているところがある。
特に行政の中心地である香港島にはそのような地名や駅名が多い。例えば、
銅鑼湾(トンローワン/Causeway Bay),
中環(チョンワン/Central),
山頂(サンテン/Peak)
などなど。
私たち日本人どうしの会話の場合、どちらを使うかと言えば、それは言いやすい方だ。上記の中環の場合、広東語発音は難しく、まず100%の日本人がCentral(セントラル)を用いる。
逆に中環の隣駅の金鐘(ガムチョン/Admiralty)は、英語発音よりも広東語発音の方が簡単なため、日本人どうしの会話では「ガムチョン」を自然に使っている。
九龍半島や新界に行くと、英語名は稀で、ほとんどの地名は中国語発音をそのままアルファベットにしている。
例えば、
尖沙咀(Tsim Sha Tsui)
元朗(Yuen Long)
沙田(Sha Tin)
その上で、この駅名を見て頂きたい。

なんだこれ?
銀座(Ginza)って、ここは東京か?
銀座は広東語発音だと「ガムジョー」?かな。
間違ってもギンザとは発音しない。
ここは天水園地区を走る軽鉄道の駅の一つだ。
このエリアは中国との境界線に近く、もともと湿地帯で何もなかったところに、巨大なベットタウンを作り上げた。だから歴史的には比較的新しい。

しかし、わざわざ「ギンザ」と、日本読みにしたのは何故なんだろうか。日本のように、銀貨鋳造所を置いていたという由来があるわけでもなし。
今度、香港人にこの銀座の名前の由来を聞いてみよう。
きっと深い意味はないんだろうな。
ただ、何となく日本の銀座がお洒落と思って真似したのかな。
(おしまい)
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