ESTATE★椰子の木の下で 〜バリ島ずっこけ物語〜
  ひょんなことから、突然バリ島へ移住してしまった日本人家族の日々の喜び、驚き、感動を綴ったエッセイです。
バリ島生活泣き笑い。これから行き着く先は・・・!?
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第39話 ナシゴレン対決!? BackNext

じめまして!ずっこけ男(!?)の妻で御座います!
今日は、私の目から見た日常を・・・・・・

ちらの学校では、よく家族で参加するイベントがある。「ナシゴレン大会」「粘土工作」「お絵書き」・・・制限時間内に家族が協力して作り上げる。
ナシゴレン?そうだな、オムレツでも作ろうかなぁ。粘土・・・えっ?小麦粉に色粉を混ぜて、こねて作るぅ〜??????? ジャングルのお絵描き・・・何も見ないでライオン描けないよ〜。 材料は全て自前。ナシゴレンの具は事前に切って持っていく。お皿は・・・・紙皿でいいかなぁ。具は、ニンジン、インゲン、コーン、チキン。 ケチャップ味にチキンパウダー入れて。薄焼き卵を焼いて、クルンとかぶせてケチャップをかけて出来上がりィ。 粘土工作は、平面にお花を形取った物でいいかな?色はオレンジ、黄緑、黄色の3色の粉があれば良いっしょ・・・・・・・

て当日、「ナシゴレン大会」に参加する家族が特設ステージにある10台ほどのガス台の前に並んだ。 よそのお宅のタッパーには何やら沢山、具が入っている。えび!いか!おぉー海鮮が並んでるぅ〜。 誰が作ったんだか、ニンジンのお花。ブロッコリー有り、トマト有り。イチゴまである! ひぇ〜、リキ入ってるなぁ!ふと脇を見ると、小さい子の手が伸びている。坊主、それはよそのイチゴだよ!食べるなよ・・・・ あっ、見とれている場合じゃない! 鍋に火を入れて・・・じゅ〜っ!あじィ!隣りのガス台で調理しているオヤジがビシバシこちらに飛ばして来る。 Sorryって言って、4回も・・・・だぁーーっ!



家族で参加、と言われていたんで、娘にも焼かせた。?あらっ???? 他の家族は、おやじさんだけが皆、ジュージュー焼いている!しかもダイナミック!もう夢中で、沢山の具を炒めに炒めている・・・ 皆、裕福そうな御家族で、いかにも、メイドさんから習いました、と言う感じだった。
奥さんは、盛り付け係のようだ・・・・それにしても、ウチの具はしょぼかった。でも、続けるしかない。 ケチャップ・チャーハンを作って、薄焼き卵で包んで、ケチャップを。お皿に盛り付けて・・・・・・・紙皿・・・・ウチだけだぁ! よそのお宅は、上等なお皿に色とりどりのナシゴレン!トマトや、ニンジン、きゅうりのお花の形の野菜も添えて、見た目グぅ〜!! ランチョンマット、グラスはもとより、ナイフ、フォークは当たり前!!切り花なんぞ添えちゃって、もーこっちは、イチコロよぉ〜。 今さら後悔したって、お花のニンジンが出て来るわけじゃないし・・・・・ひぃー。 薄焼き卵を使って、お花の形にすれば良かったものの、当時はパニッて、そこまで頭が回らなかった・・・・・

さーて、料理したものを並べて、いよいよ先生方による審査待ち。審査基準は「味」と「盛り付け」。 おーっ、ホテル経営をされている御家族は、スーパーリッチなナシゴレン!グラスに切り花・・・おぉーっ、題名なんぞ付けちゃって!恐れ入りやした!!

子供たちは・・・というと、はらぺこマンが、ずらりと並んだナシゴレンに今にも飛びつきそうで、押えられていた。 体格の良い幼稚園の男の子は、隙をねらって、ナシゴレンにありついていた。あっ! 大人が駆けつけて、泣き叫ぶ子供を押さえつけた・・・美味しそうなご馳走目の前にしたら、食べたいもんね!うんうん。

次ぎは休む間もなく、粘土合戦なりィ。またもや、ストップ・ウォッチを持った先生が登場!私は、こういうのが超ニガテ。 工作は好きだが、じゅっくり時間を掛けてマイペースが良いのだが・・・ スタート!おっ、出だし好調!粉、塩・・・そこにオイルを少しずつ入れて、練り上げていく。色粉を入れて。 マーブルでも、面白そうだなぁ。でも、お花がマーブルじゃぁ、気持ちが悪い。 どこの家族を見ても、親しかやっていない!えーーっ?どこが家族で、なんだぁ?疑問に思っていても、刻々と時間は過ぎていく・・・・・・ なんとか、出来上がった。一位は、ナシゴレンと同じく、ホテルオーナーのフラワーバスケット!しかも淡〜い色合いで、ケーキの様に美しい! すんばらしィ〜。もう、2種目参加すると、へとへと。

た別のイベントの日には、ジャングルをテーマにした家族参加の「お絵描きコンテスト」。でも、動物なんぞ、子供の頃に描いたっきり・・・勿論、何も見てはいけない! 前日には、お絵描きの特訓!?

「何描きたい?」
「ライオン!」
「!!!!ママこれから練習しなくっちゃね・・・」

図鑑を引っ張り出し、シートン動物記をみたり、ディズニーの本を引っ張り出したり・・・・・・・マジに練習しました! 久しぶりにポスターカラーを出して、色をサッサッ。 制限時間は、1時間だそうで・・・・・ひぃーっ、、、、、ジャングルの雰囲気は、ジャングル・ブックを参考に。 バナナの木はこんな感じかなぁ?ヤシの木は・・・・・窓の外を見て、ふーむ。ライオン、サル、ウサギ・・・?ジャングルにいたっけ? 後は・・・・強そうなアフリカ象がいるなぁ。えーと、図鑑をみて・・・・。結局前日のよる遅くまで、練習をした。とほほっ。



て当日。マタハリデパートの特設会場に集合。いろんな学校からの参加者の家族が集まった。 所用時間は1時間。既にお絵描きの時間が始まっているのに、娘が友達と遊んだまま、帰ってこない! ・・・10分のロス。娘にドカンと1発ゲンコツを!あたふたと、5Bの鉛筆で下書きを。何時のまにか、通りすがりの人が見物している。 学生の頃は、人に見られていようが、何されようが、落ち着いて描く事が出来たが、今はてがワナってきた。 お願いだからあっちへ行ってくれェ。下書きを終え、全体にアバウトに色付けをした。

「私はいつ描くの?」と娘。おーそうだった!葉っぱの塗り方を教えて・・・・・・ 最後は、主人も筆を持ち、3人仲良く描いた。残り1分なのに、まだ全体がくっきりしない。慌てて、5Bの鉛筆で、輪郭と影を入れた。 周りの親子は、もうとっくに終って片づけてしまった。主人も、娘も、私を慰めながら、終りにしようと言っている・・・・・・ この日は、この「お絵描き」1種目の参加だったが、もうへとへと。 もう勘弁〜。結果も聞かずに、いそいそとお昼を食べに行ってしまった。 (翌日、娘が3位のトロフィーを持って帰った時は、ビックリ。)
他には、フラワーガール・コンテストなるものも有り、参加する女の子は、もーこれでもかという位に、着飾ってお花の妖精さながらである! ヘア・メイクもバッチリ!ほっ、これにしなくって良かった・・・・・・

達は、まだイベントにおけるインドネシアの常識なるものが分かっていない!とにかく、思いっきりゴージャスが、ポイントらしい。 プレゼントのラッピングもしかり。ただ包むだけではなく、フリンジを付けたり、扇のように折って広げたり・・・・・ 子供が主のパーティーも、お化粧して、ドレスを着て・・・・・・
特に最近は、ジャカルタからの移住者が増えてきているので、その傾向が、強くなってきたのかもしれない。 イベントには、トロフィーが付き物だ。いつも、親が頑張らねばならない。もーいいから、楽したい。 別に一番決めなくたって、いいじゃない??とほほほっ。

(2000.12.22)

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