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昨年の8月にまた引っ越しをした。今度は庭にマンゴの木が2本有る!マンゴの好きな娘にとっての願い叶ったり〜!の家だった。毎日マンゴの木を見上げては、まだ食べられないかなぁ〜?と思いをはせていました・・・
ところがある日、毎日神様のお供えを持ってきてくれる大家さんの所のお手伝いさんが、ニコニコが顔で、
「イブ、マンゴ取っていい?」
・・・?へっ?マンゴ?取る???貴女が?思わず、
「いっ、いいよ。」と言ってしまった。
Gパンを履いた19歳のアユは、素足素手でスルリと登ってしまった。(唖然!)
何処からか実を取る棒を持ってきていて、ガッシガッシと片っ端からマンゴを取ってしまった。
(あら、そんなに小さいのまで取っちゃって・・・あれあれ・・・
小さいモンは、とっちゃダメだよん・・・あららら・・・)
そして私は、猿蟹合戦のカニの気分に・・・(汗)
毎日大きくなるのを楽しみにしていたマンゴちゃん、、、、(涙)
私が唖然としている間に、ドンドコ落ちてくる。やっとの思いで、
「・・・マンゴ頂戴。・・・1,2,3個これでいいよ・・・」
大小合わせて30個近いマンゴが取り落とされた。3個せがむのがやっとだった。(小心者!)帰った後、主人に電話をした。
「マンゴ持って行かれたよーっ!たっくさん!でも3個貰ったよ!」
(私ってガメツイ???)
娘が帰って来たので、マンゴの話をした・・・
私「・・・ママって欲張り?ガメツイ?」
娘「上げても良いじゃない?美味しいの買って食べようよ。」
と、慰められた。娘はいつの間にか人間ができていた。
マンゴは眺めていったんじゃいけない!と言う教訓から、それから時々家族3人でマンゴを採る事にした。彼女達が使ったマンゴ取りの棒は、棒の先端に太い釘が1本打ち付けてある。其処にマンゴのなり口を引っ掛けて切って落とすわけである。
始めは私が棒の係りで、主人がキャッチ係り。バキッ!思いっきり斜めに自分のほうに引っ張ったもんだから、私の懐に飛んできた。
「うわぁあ。」
思わずキャッチしてしまった。そうか。あまり勢い良く引っ張ってはいけないんだ・・・今度こそ!ブチッ。
「うわぁあ。」(ボトッ)
今度は主人が取りそこなった。・・・そうこうしている内に、私がマンゴを受け止める役に納まった様だ。私が受け止めそこなった時は、エプロンを広げている娘がgetするという二段構えだ!!気分はアメフトの選手(!?)大きいものは16cmもあるだろうか。
さて、もう一本の木はどうしたものか。先日アユが取ったばかりなので下の方には一つも無い。高い所にしかない。バリニーズのお祭りの時に使う長ーーい竹が庭にあったので、上の方に釘を打って見た。がしかし、振り回すのに一苦労!おまけに首が疲れる・・・3人で30分掛かってやっと1個だけget!むむむっ。
そこで主人が登ってみる事にした。脚立を持ってきて、枝をガシッとつかんだ。ズル。足を滑らせ木の枝にぶら下がってしまった。あまり高い位置でなかったこともあり、その格好を見て娘が大笑いした。どうも主人は高いところがダメらしい。
「下を見なければなぁ。」
次は私だ。いい所に手が掛かったが、自分の腕で体を引き上げる事が出来なかった!むむっ。娘もやりたがったが辞めさせた。残念無念!
それでも諦めきれない私は、倉庫から以前使っていたツッパリ棒を出し、先端に硬い針金を巻きつけ輪っかを作った。二階のテラスの手すりに腰掛け手を伸ばして、マンゴを輪の中に入れた。グイ。パキッ。
ボトン!やった!3分くらいで3個も取れた♪と大満足。
誰だか知らないが、【マンゴは取ってはならない。熟した実は自分から落ちてくる】といっていたそうだ。でもココでは通用しない!!!
野鳥にも食べられてしまった!適当な頃を見計らって、ちょくちょく取るのが良い様である。
たかがマンゴ。でも先日は受け取りそこなって突きを指して、小指が曲がってしまった。(涙)されどマンゴ!神様に感謝しながら取ろう!
(2004.5.1)
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