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車修理工場から修理完了の電話がかかってきた。 今回の修理では、クラッチ以外にも、動力を伝える部分と足回りにもかなりガタがきていたので、 そこも同時に修理してもらった。
この車は、7年前の購入時点で既に24万kmも走っていた小型のジープで、現在は39万kmを越えている。 いろんなパーツが傷んでくるのは避けられない。
我が家で、一番おカネががかかるのがこの車だが、ここまで手をかけると愛しくさえ思えてくる。
いつもの修理工場では、この車のカルテ(過去の修理実績)が保管してあるが、それは他の車のカルテに比べ一際ぶ厚く、その厚みが今までの修理費を物語っている。
修理工場のお兄ちゃんたちも、何度も修理しているこの車には愛着を感じてくれている様子で、 もし僕が売りたいようなら、先に声をかけてくれと、今からお願いされている。日本では廃車同然のこの車でも、こちらではまだ20万円くらいで販売可能だ。(彼らの二年分の給料に匹敵する)。
早速、修理工場に出向くと、お兄ちゃんたちが笑顔で迎えてくれ、車は完璧だ!と自信を持って言い切る。
しかし、過度の期待はしない方がいい。僕は彼らのそういった発言に何度も落胆させられた経験がある。 いざ、車を運転してみると、これがまるで別の車に変わってしまったほどの生まれ変わりようだ。
修理前に比べ、がぜん振動も少なくなり、それに伴い騒音も抑えられ、運転がすこぶる快適だ。 何だか車も修理してもらったことに感謝し、喜んで走ってくれているような気がしてならない。
バリ島では、公的交通機関が少ないので、自家用車(バイク)は必需だ。 僕も、車(もしくはバイク)を運転しない日はほとんどない。この7年半のバリ島生活において、一体毎日どれくらいの距離を動いているのだろう。
ちょっと計算してみた。
車:150,000km
バイク:62,000km
合計:212,000km
一日平均77km移動していることになる。自分の想像以上の数字だ。
僕は毎日、夕暮れ時になると疲労が溜まり、休憩が必要になる。これは炎天下の中、車やバイクで移動しているのも一つの要因だろう。 だからこそ、車検制度の無い国での、毎日の自分の足となる車やバイクのチェックは、自ら必要となってくる。
定期チェックは車やバイクだけでなく、自分の体にも言えそうだ。
(2005.9.1)
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