ESTATE★椰子の木の下で 〜バリ島ずっこけ物語〜
  ひょんなことから、突然バリ島へ移住してしまった日本人家族の日々の喜び、驚き、感動を綴ったエッセイです。
バリ島生活泣き笑い。これから行き着く先は・・・!?
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第94話 さて、どうすっか? その1 BackNext

稚園の年長組のときに、香港からバリ島に移住した娘は、現在高校3年生。もうすぐ卒業だ。6・3・3年の全てをバリ島の現地校で学んで(遊んで)きた。

娘が高校2年に上がる頃、卒業後の進路が、我が家の毎日のトピックになっていた。

1)日本に帰国し進学するか。
2)このままインドネシアの大学に進学するか。
3)他の国の学校を目指すか。

ところで娘よ、君は将来何になりたいんだ?
「んー ソラミミスト が楽しそうだな。」

・・・それは僕もできるならなりたい。
だけどどうやって収入をえるのか?安斉さんに弟子入りするか?
(我が家は「空耳アワー」の大ファン)

****

港生まれのバリ島育ちの娘は日本での生活を知らない。僕は漠然と、日本の学校へ進学することが、日本人として生まれた娘のためにもいいのではいかと思っていた。
しかし娘をよく知る僕の日本人の友人たちは揃って、日本で勉強することに大反対だ。

「Kちゃんの立つフィールドは日本ではなく、世界でしょ。」
「もったいないよ、今まで外国で頑張ってきたんだから。」
「外に出て行ってネットワークを拡げなさい、将来のために。」

日本人の優秀さや勤勉さを充分に知った上で、日本の学校や社会の硬直性または閉塞性、そして外国へ発信する力が弱いことが、娘にとってはあまりプラスにならないのではないかと指摘する。
皆、本心からアドバイスして下さるのは本当に有り難いことだ。

かし僕は日本へ進学という選択肢を諦めきれず、帰国子女枠やAO入試を設けているところをネットで調べ、可能性を探って行った。

そしてまた日本に住むT美大卒業の友人が、美術系学校を希望している娘のために、わざわざ日本で北海道から九州までの全国の主だった美術系学校の資料を取り寄せ、バリ島まで送ってくれた。その数20校ほど。
僕は美術系の大学といったらT美とM美くらいしか知らなかったが、こんなにもあるんだな。

その中で心惹かれた大学は、京都のとある美術学校だった。非常にユニークな学生や卒業生が多く、授業内容も気に入った。キャンパスライフも楽しめそうだ。
さらに京都という地も、娘が日本の文化に深く触れるにはもってこいの環境だ。

しかし仮にここが受け入れてくれたとしても、娘の漢字レベルでは心もとない。娘は既に僕と同じ小説を読む程度の「読み」力はある。ただ、「書き」となるとかなりあやしい。

そこで急遽、漢字を特訓するために、「任天堂DS」と漢字検定ソフトを日本から友人に持って来てもらう。DSが手に入った娘はにこにこしている。

「お前、これは漢字の勉強のために買ったんだからな!ゲームなんかすんなよ」

わかってるよー、と軽くいなされ、数日後には、カミさんと一緒に「太鼓の達人」や「のだめカンタビーレ」のゲームに興じている。まぁこうなることは見えていたけどな。まったく一家揃ってのんびりしちゃっているから。

それから何ヶ月か進学の話は棚上げにされたが、バリ島にある留学斡旋会社のセミナーに参加してから大きく方向性が変わって行く。

(続く)
(2011.4.27)


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