バリ島ずっこけ物語
  香港からバリ島へ、そして13年の歳月をを経て再び香港へ移住してしまった日本人家族の日々の喜び、驚き、感動を綴ったエッセイです。
さてさて、これから行き着く先は・・・!?
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バリ島移住の実際 リタイヤ編 part3
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 多くの日本人がバリ島を好きになる一つの理由に、インドネシア人の人なつこい性格や、くったくのない笑顔が挙げられるでしょう。ホテルでもショップでも、どこでも皆、フレンドリーに挨拶してきます。


そのフレンドリーさは、律儀な日本人の礼儀正しさとは違い、もっと親近感のある挨拶です。それがとても自然に感じられ、それだけで外国人は心やすらぐこともあります。


『このような明るい性格の人が、ウチにメイド(お手伝い)として働いてくれるなんて嬉しいなぁ』

『しかも、住み込みだと月の賃金が1万円もかからないらしいから、何か悪いわねぇ』



と呑気(失礼!)に何の疑問も持たずに住み込みのメイドを雇ってしまう方が多いですが、


ちょっと待って下さい!!


移住間もない皆様、使用人を ”安く雇える” または ”周りの人も皆雇っているから” と言う理由で、住み込みの使用人(男女問わず)を雇うことは、一旦お止めになった方がよろしいです。


否定はしません。


しかしその前に、そもそも、本当に使用人が必要かどうかをもう一度自問してみて下さい。ほとんどの人が日本では使用人を雇っていなかったと思います。


どういった面に必要でしょうか。

掃除? 洗濯? 炊事? 洗車? 庭の手入れ? 買物代行?


私は雇うことを否定しているのではないのです。
逆に奨励したいくらいです。インドネシア人の雇用が促進されるわけですから。


ただ、使用人が住み込むことによって、皆様がせっかく求めていたきた


「気候の穏やかな南国でのストレスのない生活」


がいきなり脅かされたケースを沢山見て来たからです。
特にインドネシアの常識がまだあまり分かっていない ”移住初級者” の方々は。


***


使用人と上手に信頼関係を築き、そうすることによって自分自身の時間を沢山作り、理想とする海外移住生活を送っているリタイヤ方々は私の周りにもいました。
逆に海外リタイヤ生活を充足させるためには、使用人を雇うことは不可欠とも言えます。

ただ、そう言った方々は、”移住中級ー上級者” です。柔道で言えば茶帯・黒帯クラスです。


じゃぁ移住初級者はどうしたらいいのでしょうか?


できることであれば、移住初級の頃は、住み込みの使用人をお雇いになることは、まずお止めになった方がよろしいです。
自分たちがどうしても必要なことに限って、それだけのためのタイムヘルパーをお雇いになればいいのです。

例えば、掃除、洗車だけのために週に3日来てもらうとか。


しかし、どうやって使用人を探せば良いのでしょうか


これは人づてになることが一般的ですが、もし、大家さんが近所にいれば、大家さんにまずは相談することが一番の近道です。
「住み込みでなく、通いで来てくれる使用人を紹介して欲しい」 と。
大家さんにとっても実は相談されることは嬉しいことなのです。


大家さんというフィルターを通すことによって、メイドとしてのレベルはある程度保証されます。
また派遣された使用人は、大家さんの手前、悪いパフォーマンス(例えば物を盗んだり)をする確立はぐっと減るはずです。


大家さんが近所にいなければ、自分が懇意にしているインドネシア人に紹介してもらっては如何でしょうか。
できることであれば、そのイネ人が中流レベル以上の生活をしている方がベターと思います。なぜかと言えば、中流以上のインドネシア人であれば、どういった使用人が合格レベルかをよく知っているからです。


最初のうちは、繰り返しますが、来てもらう日は少なければ少ない程、良いかと思います。
そして、その使用人のパフォーマンスをチェックしつつ、来てもらう日を増やすなり、仕事の幅を広げたり、また逆に辞めてもらうなりすれば良いことです。


そうこうしているうちに、使用人との距離感や、頼み方、いわゆる雇うコツみたいなものが自然と身に付いてきます。

そうなるともう中級レベルですので、専属の毎日来てもらえる使用人をお雇いになったらよろしいのではないでしょうか。


***

ところで、そもそもどうして最初に住み込みの使用人を雇ったら何が問題なのでしょうか?


そうですね、それを言うのを忘れていました。
あまりにも当たり前なトラブルなので。
一部を紹介致します。


・物が知らないうちに減って行く。・・・・・・・あれ、あのT−シャツずっと見ていないけど、どこいっちゃたのかな?

・貸した物が返ってこない。・・・・・・・この間貸した大工道具は確かメイドが自宅に持って行ったけど、もう返ってきたのかな?

・食材の減りが早い。・・・・・・・・あれ?昨日確か卵を10個買ったのに、どうして今日5個しかないのかな?

・買物代金をごまかされる←レシート捏造。・・・・・・・・うちの食費は結構かかるなぁ。

・給与以外のお金の無心が多い。・・・・・・・・先月はバイクの故障費用、今月は弟の学費、来月は何を言われるのか怖い。


ここまでのことは、まぁトラブルの ”序の口” といったところでしょうか。もう少し発展して ”幕内” になりますと、


・不在時に友人(恋人)を勝手に泊める。

・不在時に勝手に車などを使用する。


さらに横綱級になってくると、日本に一時帰省している留守の間に、一切の家具、電化製品を持ち出してしまう。もちろんメイドは行方不明。

使用人(特にメイド、ドライバー)とのトラブルは、他の方もサイト上で語っておりますので、そちらを参考にしてみて下さい。


***


ここでエピソードを一つ。


女性で独りで移住した方(Aさん 移住当時60歳)です。長期レンタルの土地に別荘を建築した後、最初の数年は、日本とバリ島を数ヶ月ごとに行き来しておりました。

そしてバリ島不在時の別荘の管理のために、メイドをお雇いになったのですが、非常に悪質なメイドだったため、日本からバリ島に戻って来る度にがっかりしていました。

完全移住を果たしたAさんは、今までのメイドに辞めてもらい、今度はマネージメント会社に依頼し、そこを通して人を派遣してもらうことにしました。

当然費用は以前よりもかかりますが、この大きなメリットは、使用人に対してAさんが何かを教育する必要もなくなり、マネージメント会社が有能な人を派遣してくれるということでした。もし、派遣された人が気に入らなく変えたいのであれば、マネージメント会社に言えばいいだけですので、すごく”気が楽になった” とAさんはおっしゃっておりました。

そして結局は、マネージメント会社からの派遣されたメイドとAさんとが、とても良好な関係になり、そのメイドはマネージメント会社了解のもと、そこを辞めてAさんの別荘専属のメイドさんになりました。

めでたしめでたし。


***


上記のようにマネージメント会社から人を派遣してもらうケースは非常に稀です。

しかし、私がこのエピソードを引用しましたのは、困ったら、自分で何でも解決するのではなく、お金を払ってでも、人を雇うことに精通した人や会社に依頼する方が、早く解決するということを申したかったからです。

そうすれば皆様が求めている 『ストレスのない、のんびり生活』 が早く実現することでしょう。


***

次回は、バリ島生活に慣れて来たリタイヤ組の人が、陥りやすい失敗に関して書いてまいります。



***

皆様からの感想や質問を生かしながら、このレポートを進めていこうと思っております。
成功談、失敗談などもお寄せ頂ければ大変に嬉しく存じます。

■文章の中で一部不適切な表現等があるかもしれませんが、特定の人物団体等を誹謗中傷するつもりは全くありませんのでどうぞご理解下さい。


(2014.8.16)



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