江 北 十 ヶ 寺

福田寺

(長沢城)

誓願寺

福勝寺

(福勝寺城)

浄願寺 順慶寺
坂田郡近江町長沢 坂田郡近江町箕浦 長浜市大戌亥町 長浜市榎木町 長浜市西上坂町
金光寺

中道場

(授法寺)

真宗寺

(増田城)

称名寺

(尊勝寺城)

誓願寺

(内保城)

長浜市十里町 長浜市西上坂町 東浅井郡びわ町益田 東浅井郡浅井町尊勝寺 東浅井郡浅井町内保

 蓮如が寂した年があけると十六世紀。日本史の上で最大の内乱時代「戦国の世紀」の幕が開く。この乱世に本願寺は、信長の天下制覇をさえぎる巨大な法城にまで発展していく。

 そして、福田寺は本願寺十一世顕如の時代に、石山本願寺を支える軍事力の重要な柱石となり、このころ福田寺は「長浜御坊」と称される小法寺を形成していく。

 やがて、慶長元年(1596)、長浜御坊大通寺が建立されるが、このとき、福田寺をはじめ十ヶ寺は御坊建立の肝煎役をつとめている。

 本願寺と福田寺に隆昌をもたらした力は何処にあったのか、それを知るためには、信長の覇権阻止に死闘を続けた湖北一向一揆をかえりみなければならない。

 湖国の一揆は、湖東、湖西、湖北の三つの地域で燃え上がった。湖北三郡を中心として、浅井・朝倉の勢力と連携して信長と対決した江北一向一揆は、湖北の有力寺院十ヶ寺が結束した。その筆頭に立ったのが、福田寺十一世覚世であった。

■お寺が城館跡のの場合は城郭遺構のページにリンクできます。

■近江町誓願寺は現存しない為、寺院跡地(現在;廃工場)の写真です。