「経営者やスタッフが独特の個性となり、お客さんを呼び込みます」と、前回書いたのですが、今回は、これについての補足です。
個性というと、特別な何かと思うかも知れませんが、どんな人も個性的ですし、特別な努力も必要ありません。
多店舗化要素を組み込むことで、スタッフの個性がより魅力的になる
個性とは、何もしなくても自然に伝わるものです
「そんなに個性的じゃないんですが…」そう考える必要はありません。自分が考える自分のイメージは、個性的だと思わないかも知れませんが、他人から見れば個性的です。この場合の個性は、他人からの見た目です。
複数のコンビニ店舗を経営する知人がいます。ご存知の通り、完全にシステム化され、手順さえ間違えなければ、スタッフ間に優劣はないように思えます。ですが、その知人によると、スタッフ間に差が出るそうです。
使う接客用語がほとんど同じでも差が出る。同一時間帯に勤務してもらうと、明らかに売上を上げる人がいるそうです。他の店舗に移ってもらっても、しばらくすると、売上が上がり始めるそうです。すごいでしょ?
店舗が舞台なら、スタッフは役者。その個性が集客力
そのスタッフは女性ですが、人目を引く感じかというと、そうじゃないそうです。その知人は、同一時間帯に勤務してもらうことがコツだと言っていました。何だか不思議だけれど、すごく興味を持つ話題でしょう…
システムが全く同じであるコンビニでさえ、働く人で差が出てくる。前回まで、多店舗化できるようなシステムを考え入れることを書きましたが、もちろんコンビニのようなシステムを作るわけではありません。
面白みがないように思える多店舗化ですが、スタッフから自然に出てくる個性で、集客が可能です。シンプルだからこそ、その個性が魅力的。これが一店舗経営でも多店舗化要素を組み込むことを勧める理由です。