失礼な言い方ですが、そんなに工夫しているとは思えない店舗が、何故だか分からないけれど、人気店舗だったりします。

こういう時は、経営者の人と話すことができるようになるまで、何度か通うことにしています。

集客の工夫は、次回が最終回です。

「接客の良さ」が、小規模・個人店舗の魅力につながっている

飲食経営というのは、どこに一番注目すればいいのか?

前回までは、「接客の良さ」について、何度も書いています。続けて読んでいる方にしてみれば、強調し過ぎじゃないの一と、思っていらっしゃるでしょう。このコラムも次回で60回目なので、具体的な話をしますね。

得意分野は、「資金をあまり掛けない、優良な経営、集客できる小規模・個人店舗作り」です。大きな資金を投下した流行色の強い店舗やショッピングモールなどにある顧客層が広い店舗は、経験があまりありません。

いろんな経営者の方と知り合いになるのですが、話の中で共通する意見は、(特にチェーン店舗が増えてからは)「いろんな方法を試してみたけれど、接客をしっかりやるのが、一番近道だ」ということなんです。

お客さんの立場になっているだろうか?

マニュアル化された接客のどこに魅力があるのか?、チェーン店舗にできない、小規模・個人店舗だからできる強みは何か?一そこを考えると、「接客の良さ」という答えになる。人気店舗の特徴もこの「接客の良さ」

いくらメニューやチラシを作り込んでも、顔なじみのスタッフの「今日はこれが美味しいですよ」とか、「こっちの方が人気があるし、私もこっちかなぁ」なんて一言には、全く勝てないんです。

接客のテクニックや費用の問題じゃない。元気な笑顔で、顔なじみになって、または初来店でも初めてじゃないように迎え入れ、ちょっとした一言を用意している。たったこれだけのことが、圧倒的な差になるんですね。