佐渡島より黛さんご家族が来て下さいました。黛ただしさんは新潟県の佐渡島で診療所をされているお医者さんです。
医学生の時に止揚学園で実習をされ、それから社会的に弱い立場にある人達とずっと共に歩んでおられます。止揚学園とは長いなが~い、深いふか~いお付き合いをさせていただいています。
今年も蕎麦が収穫できたから「皆に打ち立ての蕎麦を食べさせたい!!」と蕎麦打ちをしてくださいました。
蕎麦は収穫の期間が短かく、お天気を見ながら素早く刈り入れしないと実が全部落ちてしまうのだそうです。それを一週間天日で干して、脱穀し、石臼で挽く・・・気の遠くなるような作業をして初めて蕎麦打ちが出来るのです。ご家族三人の汗と涙の結晶です。
90人分なので、5回もこねて、伸ばして、切って下さいました。
すごく手際よくて、美しくて、完全にまゆずみさんはそば職人です。
「お腹すいたな」「とんとんとんとん、うわー、ごちそうや!!」入園している仲間達も大喜びです。
黛さんが説明してくださいます。
「蕎麦には三つの大切なことがあります。挽きたて、打ち立て、ゆがきたて」
その、「ゆがきたて」をみんなに食べさせたいと、黛さんが茹でで下さってます。
待ち遠しいなあ!!早く食べたい!!皆はわくわくしています。
挽きたて、打ち立て、ゆがきたての新蕎麦は、こしがあって、つるつるで、香りが良くて・・・もう口では言い表せないほどの美味しさでした。
美味しいものって愛情や手間暇がかかるのですね。反対に愛情と手間暇をかけて美味しいものができるのですね。
最高に美味しい新蕎麦をいただき、お腹も心もいっぱいに満たされた一日でした。
黛さんご家族のみなさん、本当にありがとうございました。