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仮面ライダーアギト感想 1話〜10話

(たらたら日記より抜粋)

11話〜20話21話〜30話31話〜40話41話〜最終話

 第1話
 クウガが終わって一週間。早くも次の作品「仮面ライダー アギト」が始まった。(頭の中でつい「顎」と漢字変換される) とりあえず初回は見ることにする。あまり過大な期待はしないことにしているけれど。
 クウガと時間軸は同一のようだが、前作の登場人物はまったく出てこないらしいことに、若干寂しいながらもむしろほっとする。
 主人公の一人(?)と教授の今晩の食事がどうこうというやりとりを聞いて、イケナイ想像をしてしまった私をお許しください。
 敵さんを見て、「グインがいっぱい」とか思った私。グインサーガ読んだことないのに(爆)。
 ヒーロー(?)の登場シーンに主題歌がかぶったことで、「ああ、この作品は子ども向けのヒーロー物なんだな」と思った。思えばクウガが異色過ぎたのだ。再び子どもたちのもとに、爽快感溢れる格好良いヒーロー物が帰ってきたのだ。本来の仮面ライダーに戻ったと言っていいかもしれない。
 とりあえずまるでまだ見えてこない話が気になるので、もう1、2回は見るつもりだ。


 第2話
 アギト2回目。前回、教授と居候(笑)の会話で、夕飯の話題で嫌な顔をしていたのは、同じメニューがひと月続くせいだったのか、なーんだ(笑)
 G3の氷川くん、顔はすごく可愛いのに、舌が回っていない。気になる。通報があって、あのやたら時間かかるシステムが現場に到着するまで、他の警察官が一人も来ていないというのはどういうことか。ついでに素人が駆けつけてもまだ…。…いや、これはきっと、未確認に対しては特別な装備を施した対策班しか対峙してはいけないことになっているんだ。クウガのときに一般の警官の殉職が積み重なってしまったから。
 G3があんなに弱くていいのか。子どもたちに馬鹿にされてオモチャが売れなくてもしらないぞ。せっかく通常の人間でもライダーになれるという画期的システムなのに。売れる要素あるのに。
 アクションシーンで、殺陣も見得もきまっているな〜と思う。コレが日本特撮の伝統なんだろうな。なにせゴレンジャー以来まともにヒーロー物見ていない人間なのでよくわからない。「型」をピタリピタリと決めるのは、きっと歌舞伎以来、いや能楽以来の日本芸能の系譜なんだろう、なんてことは以前から思っていたりして。


 第3話
 ビデオにとっておいたアギトをやっと見る。氷川君がかわいい、といってハマっておられる方もいらっしゃるようだが…。むう。演技うまくなるといいね、うん。主人公の一人の居候先の先生が意外にお茶目でかわいいかもしれない。敵さんはどうも空間を自由にあやつる力をお持ちのご様子。通報後にライダーしか駆けつけない、ということがどうにもこうにも気になってのめり込むことが出来ない。特撮の「お約束」を容認できないなら早々に撤退するのが吉かもしれぬ自分。


 第4話
 対策室の先輩の台詞に笑った。男は正しい間違っているじゃなくて、好き嫌いで決めればいい、とは強引な。


 今週はずっと早出が続いていたんで、やばいとは思っていたんだけど、やっぱり寝過ごしてしまいました。アギト見られませんでした。とりあえず、ストーリーとか設定はすごく面白そうだから、押さえておきたいんだけどなあ。主役級の演技アレだけど。


 第6話
 3人目のライダーがドラマに加わった。異形ゆえに恋人に背かれる孤独のヒーローというお約束に、ようやくほっとする自分がいる。そして、謎の少年…まだ10歳ほどに見えるけど、その存在感は何だ。


 第7話
 なぜだか今朝ダンナはせっかくのお休みに目が覚めてしまったらしく、一緒にアギト見る。
 G3システムの話が出てきて、ダンナ「これってジム?」、私「…うん」
 解説しよう。ジムとはガンダムをベースに開発された連邦軍初の量産型モビルスーツである。試作機の方が性能が高いのは、五代君操るトライチェイサー2000も同じ。(何の話やら)
 謎の男の子が育ってしまった。つまらぬ。
 氷川君は海辺の町の駐在さんだったのだろうか。(あの制服似合っていた)中央でいびられているよりも、田舎町でジジババのアイドルだったほうが幸せだったんじゃなかろうか。
 本当は、ダンナにアギトよりもクウガを見て欲しかった。私がクウガとアギトに求めるものは違うということを、きっとわかってはもらえないだろうけれど。高度な特撮技術とか、怪人の造形美とか、ストーリーの複雑さなど…たしかにアギトは持っているけれど、私がクウガに心惹かれたのはそれだけじゃない。何か…まったく違うもの。
 本当はアギトという番組の存在自体がまだ少し辛い。五代君があんなにボロボロになって、あんな辛い思いをして、やっと手に入れた青空なのに…また戦いが起きるなんて…。そんなことを考えたら涙がこぼれてきた。最近涙腺が馬鹿になっている。やめとけ、自分。感情移入が強すぎるのなんて、ハタから見たら気味悪いだけだ。


 第8話
 今日のアギト。氷川ポチくんは、いかんなく不器用ぶりを発揮しています。主人公その1くんは、やっぱり自分にはよくわかりません。意地悪な刑事さんはようよう望みを叶えられそうですが…彼自身にとって意地悪な結果になりそうで気の毒。少年がまたまた育って、その濃い顔に「…○○さん?(某ミュージシャンの名)」と呟いてしまった私。しかも声が低い…っつぅか、おっさん。ショックでガラスの雨を降らせる主人公その3もすごいが、少年(いや、もう青年か)の「珍しいな」という声は、なんか山に入って稀少種動物にでも出会ったようでした。「アギト」「ギルス」というのは個体名ではなくて、種族名なのか?


 第9話
 アギト。「かわいい」だけが取り柄の氷川くん、マジ立場なさそう。女性のシャワーシーンがあったけど、首から上のみ。肩先さえ出ない、というあたり子ども番組だと痛感。アンノウンって悠長だな。必要な始末したらさっさと逃げればよいのに。


 なんとなく、アギトに対する自分のもどかしさを、分析してみる。やはり主人公その1に肩入れできないのが大きいだろう。彼が何のために戦っているのか、自分にはまだ見えてこないから。自分の居場所を大切にしたいからみんなを守りたい、と口にはしているけれどもね。なんだか彼の場合、戦うことがプログラミングされているみたい、といおうか…。彼の種族は昔からアンノウンと戦うことが宿命づけられているような感じ。(すでに「アギト」というのが種族名という前提のしゃべりですな)
 「市民を守るのは警察の義務」という、主人公その2(プラスいぢわるな刑事さん)は実にわかりやすいですな。ポチくん、格好悪いけど。
 主人公その3の場合、異形と化してしまったおのれに対する、悲しみ戸惑い怒りもろもろをアンノウンに叩きつける(八つ当たり?)という、なかなかドラマチックな素材なのだが、いかんせんまだ出番が少なすぎる〜。
 この、戦いの動機の不明瞭さが、いくら殺陣がカッコ良くても、子どもたちがのめりこむのに障害になるのではないかと気になっている。


 第10話
 エープリルフール、だけど、嘘ついている暇なんてなし。
 本日のアギト。この期に及んであまり細かいことを言いたくはないのだが、捜査にESPを活用することはよしとして、貨車が見えたからといってまだ犯人がそこに居ると思うのはどういうものか。
 武器が効かなくて、追いつめられて、身も世もなく逃げ出した北條さん。ホントはここは無責任な、と怒ったりあきれたりするところなのだろうが…。あのカッコマンがあれほどぶざまな姿をさらしたことに、いとおしさを感じた。…こわかったんだね。今まできっとエリート道を歩いてきて、挫折したことなんかなかったんだね。これにめげずに立ち直って欲しいものです。(とかいって、来週も嫌みバリバリだったらヤだなぁ)


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