第11話
北條さんはやっぱり懲りていませんでした(^^; 小沢さんの所為にするしね。しかし、この怨みがましい表情は…。以前一条さんを見て能の鬼面を連想したけれど、今度は怨霊系の能面のようだ。(しかし、アギトの感想にこんなこと書くのってどこ探しても私くらいなものだろうな) 小沢さん、「踏ん張り」の台詞イカすです。
美杉教授はあいかわらず可愛い。でも家にいること多いけどそんなに暇なんですか?捜査一課のおじさんもいい味出しています。アギトって周りの大人達はうまく固めてるよね。
主人公その1とその3ニアミス。別に感応したりする様子はなし。
今回は根性見せた北條さんですが、あっさり昏倒。氷川君、生身でそんなG3の銃打ったりしたら、肩の関節外れるよ。
第12話
氷川君はやっぱり肩抜けたようです。アンノウンの襲撃を未然に察した功績(?)で、再びG3に復帰。せっかく北條さんに合わせて裾上げしたG3、もっぺんお直しです(大笑)。いやいや、ごめん、気にすんな北條さん、氷川君が異様に足が長いだけだよ。日本人離れしてるもの。
小沢さん曰く、北條さんのは「情熱」じゃなくて「妄執」。その瞬間、「も〜おしうの〜」と耳の奥に低い謡の声が響いてきた。これは一曲舞っていただかなくてはなりますまい。(意味不明)
幻想の中に生きる妹さんのために、土器を湖に沈める考古学者さん。ひげづらに縛り髪という辺りが妙に自分のツボ。「世界は美しいのに」と彼女に駆け寄ろうとする主人公その1を止める涼くん。彼は見た目は今風だけど、自分が幼少のころのヒーロー物の匂いがする。ついには翔一くんを殴り倒してしまった。翔一くんの言っていることは正しいかもしれないけれど、無神経だと自分には思えてしまう。彼は思い煩うべきことをどこかに置いてきてしまっているから。…いや、そんなことはない、彼も苦しんでいるんだ、という意見もあるかもしれないけど、残念ながら伝わってこない。
で、氷川君も北條さん殴り倒してましたね〜。手柄あせって、状況判断ほっぽってアギトに銃向けるから。
はて、そういえば今日は美杉教授が出てこなかった。寂しい。
第13話
なんか、いきなりほのぼのと一家団欒してるけど、前回湖に沈んだお姉さんはどうしたんや〜!(思わず関西弁)…やっぱり死んでしまったのだろうか。後味悪い。でもって涼くんは出番無しなのね。
北條さんを殴った氷川君の報告をめっちゃ嬉しそうに聞いている小沢さん(^^; チョキで殴るって一体…。
で。
北條さんの笑顔、怖かった…。心底怖かった…。
なんかどんどん人間関係の糸が繋がってくるのですが。刑事さんSが真魚ちゃんのお父さんの事件について話を聞きに行った喫茶店、開店12年というわりに古くさ…もとい、懐かしげな雰囲気なのは、マスター(製作者)の趣味かな。
謎なんてどうでもいいけど(暴言)、北條さんがいったい何をおっぱじめるのか気になって来週も見てしまうんだろうな、自分。
第14話
今週のアギト。氷川くん役の人はなんだかんだで上手になってきたようです。翔一くんなんかに振り回されずにガンバレひーちゃん(笑)
北條さんは相変わらず「怖い」よ〜。うっふっふ〜(楽)。
「謎」な空間を作りだしている黒服少年と見舞客ですが、アギトについて語る様子は、稀少植物を探して高山に踏み込んでいる学者のようです。やっぱり種族名なんか〜?黒服少年、超能力を遠隔操作できるみたいだし。
言っちゃっていいかな。波乗りサーフィン状のバイク、微妙に格好悪い。
美杉教授が真魚ちゃんの父の事件に関わっていたらしいことが判明。やだなあ。美杉教授には(自分にとって)わずかしかないほのぼのシーンを担当していてほしいのに。
第15話
今週のアギト。アギトを捕獲できるなら死体でも…と不穏当なこという北條さんに、いいサンプルにならないよ、と突っ込んでしまう自分。つくづく敵にしちゃいけない人だなあ。
今回のアンノウンさんを見て「ア、アヌビスって呼んでいいですか?」とつぶやいてしまった。
後は特に自分的にポイントがなかったらしい。
が、ふと、変身後のアギトが自分の中で翔一くんと同一視できていないことに気付く。クウガのときはクウガ=五代くんだったのにな。やっぱり日本語の台詞をしゃべらんから?んー、でも、ギルスは涼くんだっていうのが伝わってくる。G3も中身意識するし。なんでだろうか、どうにも自分にはアギトの戦闘が意識に残らないんです。でも次回予告でうつったギルスは格好いいと思った。
ふい、と自分がアギトに抱く違和感の理由のひとつに思い至る。
人の死が後味悪いんだ。
人死にはクウガの方が多かったけど、折に触れ、名もなき人の死を悼む気持ちになる機会を与えられた。
真魚ちゃんのお父さんの死については、繰り返し彼女の悲しみを描いているけれど…。アンノウンの被害者やその他の死については、何か放りだされたような感じがする。どこか、見ている自分の感情の一部が、ネジが外れてしまっているようになるのはどうしてなんだろう。ストーリーは面白い。謎も気になる。キャラにも次第に親しみを覚えてきた。けれども世界に入り込むことを拒む自分が胸の中に潜んでいる。
ファンの人ごめんなさい発言ですね。
第16話
で、今週のアギト。美人な家政婦さん(今どきこういう言い方するのか?)に家の男性陣が骨抜き状態なことに嫉妬全開の真魚嬢。無理もあるまい。でも、前回の「煮物ゴミ箱行き」はいただけなかったぞ。
魚屋で、魚の口に指を突っ込んで鮮度を調べる翔一君、見てて恥ずかしいのでやめれ。子どもが真似をしたらどうするね。そこに登場の氷川くん。まさかと思ったら…本当に真似してるの〜!隣の部屋でダンナが寝てるにも関わらず声を出してツッコミ笑いしてしまったよ。いや、可愛いです。
黒服青年のもとに日参しているとおぼしき自称沢木氏。かなりエエトコの人みたいだけど、そんなに暇なんですか。町に溢れる(多分に悪意に満ちた)思念を聞き取る黒服青年。人間は皆同じなどと妙にむかつくことを言いながら、そのうちの一つを沢木氏に「うつす」。なんか「NIGHT HEAD」みたい。
父の形見の手帖の名簿詣でを続ける涼君、またもストーカーっぷりを披露。でも、あの尾行の仕方じゃバレてもしようがないです。で、あかつき号乗客救助にあたった氷川くんを見て逃げ出した家政婦さん、助けてくれたら知りたいこと教えてあげるってアンタ…。それで氷川君なぐる涼君も涼君だ。
でも、ギルスの変身&戦闘シーンは間違いなくアギトより格好良いです。
第17話
アヌビスさんと戦っているギルス。お手伝いさんがこっそり逃げだそうとするのに、「教えてくれるっていったよな」と迫る涼くん。あんた、アヌビスは放ってきたんかい!
今回最大のツッコミ所。アギト捕獲案に頭のネジが壊れたみたいになってる北條さんに対して、氷川君、今日初めて嫌な人と思いましたって…はじめて?はじめて!?はじめて〜!?…マジですか?
相変わらずストーカーモード発動の涼君。でも例の変身の反動(?)老化現象が起こってダウン。自分のベッドに涼君を寝かせてあげるお手伝いさん…えーっと、亜紀さんだっけ?どうやって運んだんだろう。
亜紀さんが謎の相手への電話で、彼は長くないかもしれない、というのを聞いて、飛び出しちゃう涼君。へろへろだけど。亜紀さんに、本当は謎解きしたいわけじゃない、ただ何をして良いかわからないだけ、という涼君。そういえば不幸のてんこもりだったですもんね、彼。その様子にほだされて(?)、彼を「あかつき号事件OB会(笑)」メンバーに引き合わせようとする亜紀さん。が、折悪しくアヌビス登場…って、涼君あんたやっぱり戦い放ってきたな!?今回変身シーン抜き(涙)で、戦い始めるギルスを取り囲む「アギト捕獲隊(笑)」。ガス弾の集中砲火を浴びる涼くん。やはり物語の不幸をすべて背負う男。唯一の石森ヒーロー。
G3こと氷川君、北條さんを助けるのはしょうがないとしても(爆)、そんなにバンバン銃撃ったりなや。かわいそーに。そのようすをウルウルながら見つめ「涼…」と呟く亜紀さん。いきなり呼び捨てですか。
主人公そのいちについてはどうでもいいや(暴言)。
第18話
涼君は?涼君はどうなったの〜〜!?
いったんフレームアウトされた人をほったらかすのはいつものことだから、もう慣れたけどね。…結局最後まで今週涼君出なかったね(怒)
ま、とりあえず、祝・美杉教授ご帰還。行方をくらませた(?)亜紀さんから鍵が送りつけられてきた翔一くんが、きっと俺に待っていてほしいんだ、というのに対し
「過激だな」の一言。
さすが美杉教授。ナイスなお言葉ですわ。
で、先週が涼君ウィークなら、今週は北條さんウィークでしたな。「嫌な人」ぶりにもますます磨きがかかっています。が、先輩と慕う人が登場して、なんといつもの北條スマイルではなく、素で笑っています!雨中の回想シーンもありました。妙に可愛いです。でもって、翔一君のバイト先のパン屋の店長になにやら含む所がありそうです。(ああ、また謎が増える)
黒服くんの自己啓発セミナー(笑)はまだまだ続いているようです。自称沢木氏もそんな脂汗だらだらするくらいしんどいなら、わざわざ来なきゃいいのに。黒服くん、顔色ひとつ変えずに「人はみな同じ」と言いながら負の感情ばかり拾いあげているなんて…よほど心が強靱か、感情というものを持ち合わせていないのかどちらかだ。後者に一票。
第19話
冒頭のシーン(アバンとかいうらしい)、自然発火(ダグバのおはこをとっちゃって、こいつ)と電撃を駆使するクラゲに襲われピンチのG3。そこに飛び込むアギト。「人が人を殺してはならない」と黒服青年の遠隔操作(?)で口をきくクラゲ。突然消えたクラゲに戸惑うライダー二人…って、並んでなにぼんやりしてるんだ。それを見つめる司氏と北條さん。…あんた、目の前にアギトおるのに、一度捕獲作戦失敗したからってもうそれでいいのか?
コマーシャル明けいきなりトレーラー内の会議になってるし。(どうやらここで生活できるようになってるらしい、なんてネ)
だいたいアギトはその後どうしたんよ。
「いや、いつもいつも危ないところを助けていただいてありがとうございます」
「いえいえ、そんな、たいしたことないです」
「ところであなたは一体…」
「あっすいません、やりかけの用事があったんで失礼します!」
なんて会話があったとか(爆)
アンノウンが言葉を話したということを突っ込む司氏…って、ポイントずれてるんじゃないか。
ラーメン屋台でのやり取りはおかしかったですね。
そして恒例になりつつある氷川&翔一のボケボケ漫才(ツッコミがいない)は可愛かったです。
しかし、店長が死んでも記憶喪失のバイトがお店を続けてるっていったい…いや、これは子ども番組、つっこむのはやめよう。
後半はいったいどこが子ども向け番組だという気が。殺人シーンをもろにみせちゃいかんでしょう。痴情のもつれによる殺しなんて…何の番組だい、これは。
北條さんは…司氏の横にいて、素の状態でいると…実はかなり幼い顔だということに気がついた。可愛い。北條さん役の人がとても「いい人」だというのがわかる気がする。
へろへろ〜でよれよれ〜の涼君。亜紀さんの部屋(実は翔一くんが住み着いている)に転がり込む。ちょっと自分に気があるそぶり(?)を見せてくれた女性のとこに来るとはさすが(何が?)
第20話
今日の監督さんは初めてだそうだけど…。段階的アップの多用は、見づらかったよ。(これ以上は言うまい)
亜紀さんの部屋に転がり込んだ涼君。夢の中で「亜紀」と呼び捨てにしています。さすがです。目が覚めて横にいるのが翔一くんだったので、さぞがっかりしたことであろう(大笑)
魂が抜けたように歩く北條さん。小沢嬢のお昼のお誘いに、いつもの嫌な人トークをかますけれど、前回のことがあると、心に思っていることと口にしていることの違う人なのかなという気がする。「裏があって表があって、なお裏がある」…。でも今までの嫌みはただの嫌みだろうな(^^; それにしても、昼から焼き肉はやっぱりちょっとねえ、小沢さん…。
黒服青年の自己啓発セミナーもようやく終わり(苦笑)。自称沢木氏は青年の「使徒」なのだそうだ。「最初のアギトを殺したから」…!?
自称沢木氏は人が持つべきでない「権威」をくれと言い、青年はあっさりとそれを渡す。青年の流す涙は人間に対する哀れみか?そうやって、なにもかももこころえた神かなにかのような態度をとられると、なんだかむかつく。
亜紀さんはなんだか「魔性の女」度をアップして「暁号事件OB会アジト」(笑)に。
色々言いたいことはあるんだけど、ひとつだけ。眼鏡のお姉さんが扉に鍵を3つもつけて、警戒しているということを表現したいんだったら、仲間を招き入れた後きっちり閉めるところまで描かなきゃダメだ。ドアほっといたらいかんわ。
亜紀さん、自称沢木氏になにか変なことされて(爆)、魔性の女度さらにアップ。アギト捕獲作戦の報告書(いったい北條さんどんなこと書いたのやら)を手に入れていたようだけど、それに参加した機動隊員を襲い始める。…涼君のための復讐ですか?…本気で気持ち動いてたの?
北條さんも当然襲われる。防火栓の放水浴びて吹っ飛んだのを見て、思わず髪を心配してしまった私をお許しください(;_;)神様、山崎さん(北條さん役の人)。しかし虎縞の鉄板にくるまれちゃってグッタリしていた北條さんは…コケシのよう…でした……。
ついつい心配しちゃったけど、後からよく考えてみれば、彼がアギト捕獲作戦なんてあほなこと考えへんかったら機動隊の人も殺されへんですんだのに、ええ迷惑や。彼の罪やんか。彼のせいで人死んだんやないの。なんで今さらそんな嫌な話にすんのや…スタッフのあほ。(ちょっと興奮して一部言葉がおかしくなっております)
今回は最初に出てきた豹のアンノウンが再登場。ほとんどのアンノウン(なんかロードとかいうらしい)は、2匹ずつしか出てなかったのに。
私は、アンノウンはノアの箱船に種族保存のために乗せられた「ひとつがいの動物たち」だと思っているのだけど。…なぜか豹だけは最初から何びきも出てきていたんだよね。
はて…?もしかして、最初に死んだアギトって雌だったとか?あとギルスの雌もいるのだろうか?…怖い考えになってしまった。
クウガ放映中は意図的に公式サイト以外はネットでクウガ関連のところを探すのを避けていたけれど、アギトはけっこうあちこちで人様の感想を読んでいる。そこで、自分だけかと思っていたら同じようなこと考えている人いるんだな、と思う。
たぶん、アギトという番組の致命的な部分は、肝心の主人公…アギトこと翔一くんの戦う理由がはっきりしないことだと思う。「戦う理由が見出せない」なら、それはそれでいい。涼君はギルスという異形となって、それまでの自分をすべて失い、それでも自分を世界と結びつけておきたくてあがいている。かすかなつながりが断ち切られそうになる時、おぞましきおのれの力をふるうのだ。翔一くんは己の意志でアギトとして戦っているのかはなはだ疑わしい。…もう20話にもなる。そろそろ何か進展があってもよさそうなものだ。どうか、いろいろな謎が有機的に結びつき、良い意味で「裏切られた」と思うようにしてほしいものだ。
あ、前に敵方に感情移入できない、と文句いったけど、できなくていいです。なまじ、敵方に感情を寄せてしまったら…。彼らの為すことが許されるべきではないと知りながら、主人公に倒され舞台から消えるさだめの彼らを見守らなければならない。そんな引き裂かれる思いはもう充分。